素早いスピードで文字を読んでいく速読は非常に有名ですが、最近では速読だけではなく速聴という言葉も生まれています。

速読が文字を呼んでいくのに対し、速聴は音を聞いていくことです。

 

速聴の効果は絶大であり、さまざまな効果を実感することができます。

 

速聴を行うことによってさまざまな能力を鍛えることができますし、何より効率的な学習に役立ちます。

速聴は早く再生された音声を聞き取るトレーニングであり、使用する音声は基本的には何でも構わないです。

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速聴とは

 

素早いスピードで文字を読んでいく速読は非常に有名ですが、最近では速読だけではなく速聴という言葉も生まれています。

速読が文字を呼んでいくのに対し、速聴は音を聞いていくことです。

通常よりも早いスピードで音声を再生し、聞き取ることを速聴といいます。

 

速聴にはさまざまな効果があると言われています。

ウェルニッケ中枢を刺激し集中力や記憶力のアップ。

右脳の活性化などが期待できます。

 

何事も慣れればできるようになりますので、速聴を続けていれば早いスピードで難なく音声を聞き取ることは可能です。

 

速聴の驚きの5つの効果

 

ネイティブの英語が簡単に聞き取れるようになる

速聴で英語リスニングの成果を効率良く上げることができます。

一見何の関係もなさそうな速聴と英語学習ですが、外国語を学ぶときにリスニング力を鍛えることはとても大事なことです。

耳からの語学学習を速聴は支えてくれる効果があるのです。

 

通常のノーマルスピードで聞き取りを行うことももちろん大切ですし、効果がないわけではありません。

しかし、速聴で英語を聞き取るトレーニングを加えることでその効果はぐんとアップします。

 

私たちは英語そのものは学校教育のなかで何年も学んできました。

それでも聞き取りをスムーズに行うことができないのはなぜなのでしょうか。

 

これまでの学校教育では文法や単語、熟語の暗記中心でスピーキングやリスニングといった対話で必要とされる能力を鍛えるようなプログラムになっていなかったことも理由の1つでしょう。

 

しかし、これだけが日本人が英語を聞き取るのが苦手な理由なのではなく、日本語と英語の音の特徴の違いにもその理由があると言われています。

日本語は聞き取りをする時に母音を重視する言語です。

一方、英語は子音を重視する聞き取り方が必要とされます。

この違いが日本人にとって英語のリスニングが困難な理由の大きな理由なのです。

 

英語の聞き取りを速聴を行うことで、これを克服することができます。

英語の音声を高速スピードで聞くことで、ノーマルスピードで再生するよりも英語の音声の中の母音は小さくなって聞き取れなくなります。

すると日本人に聞き取りにくいといわれる子音がより強調されて聞こえてきます。

この子音を聞き分けることができるようになると、英語の音声自体も聞き取りやすくなってくるのです。

 

加えてハイスピードで再生される英語を聞き分けられるようになれば、ノーマルスピードの英語の音声はゆっくり聞こえるようになり、自然に英語のリスニング力が向上していきます。

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頭の回転が上がって情報処理能力が向上する

私たちは100倍速のように、あまりにもスピードが速い音声を聞いたとしても全く意味がわかりません。

2倍速、3倍速くらいなら判別できるとしても、100倍速のような音声を聞いてもなんらかの「音」であること自体はわかるものの、その意味はわからないわけです。

 

おそらく意味のある音声であることもわからないでしょう。

それはつまり、普段の脳の活動状態では処理できない情報が大量に注がれている状態になるということです。

 

さて、ここで何が起きるかが問題です。

 

脳は通常ではとても処理できない情報をなんとかして理解できる形にしようと、普段働かない大脳の言語領域にある脳神経細胞が活発に活動しだすと考えられています。

この普段は使われていない部分が活動する、という点がミソと言えます。

 

このように脳を活性した状態におくことで、頭の回転も速くなり、普段の仕事や勉強に対する情報処理能力も向上すると考えられています。

 

脳が活性化して働きが向上する

普段の生活で使っているのは脳細胞の約3%であると言われています。

つまり、残る97%の脳細胞はほとんど眠ったままなのです。

この眠っている部分を活用したら、仕事や勉強をもっと効率的に行い、より充実した人生を送ることができるのではないか。

 

速聴はこんな可能性を実現してくれる可能性を持っているのです。

ちなみに、最近の大脳生理学では、私たちの脳は刺激を受けることで活性化し、働きが向上するという研究結果が報告されています。

 

潜在意識、右脳に働きかける

速聴の教材には「マーフィーの法則」で知られるジョセフ・マーフィーの成功哲学、潜在意識活用の方法が書かれた書籍や、同じく成功哲学、自己啓発でおなじみのナポレオン・ヒルの言葉を活用したものなど、普段活用されていない脳の97%の力を呼び覚まし、成功や精神的充足、自己実現に導いてくれる至言の文章を用いたものがたくさんあります。

 

潜在意識・右脳に働きかけるという面に着目した教材であると言えます。

 

速聴により偉大な成果を残した人々の言葉を無意識の領域や潜在意識の領域に流し込み、新しい発想を生み出すための力や実現させたい夢の現実化を成し遂げることが可能だと考えられているので、速聴という学習トレーニングの可能性が、これらの教材によってより広がりを見せていると言って良いと思います。

 

 

速読スキルも上がる

速聴と速読も関連のある事柄です。

速聴は速読にも効果があると言われています。

少々意外に思われるかもしれませんが、これは速聴トレーニングのやり方の1つに視覚情報を組み合わせたものがあり、一般にはその方法で速聴を行うことで得られる能力開花です。

 

具体的には3〜4倍速の音声を聴きながら、その音声をテキストに起こしたものを目で追うという速聴のやり方です。

「逆聴」とも呼ばれることがあります。

この速聴方法では、耳からの超高速の音声情報と目からの超高速の視覚情報が一気にあなたの脳に流れ込んできます。

五感のうちの2つを使って脳に刺激を与えるこの上ない方法であり、速聴が速読にも効果があるといわれる理由です。

 

速い音声を聴きとるだけでなく、視覚情報の処理も高速に済ませることのできる能力が、あなたの中に芽生え、速聴に熟練するにしたがってどんどん成長していくのです。

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速聴が効果なしと感じる5つの理由

 

集中してない

まずは、集中している事が重要です。

 

「集中力を高めるために速聴を行っているんだよ」、という方もいるかもしれません。

しかし、速聴は脳を鍛える『訓練』ですので、それなりの心構えが必要です。

 

深呼吸を数回行いリラックスして、「今日は〇〇倍速を聴けるようになってやる」と言った気持ちが集中力を高める事につながります。

一点集中法もお勧めです。

 

追唱していない

速聴における追従とは、流れている音声の後を自分で暗唱する事です。

「聞き流すだけでOK!」というキャッチフレーズの英語教材がありますが、慣れるまで、速聴は聞き流すだけでは効果はないと思っています。

 

単語や文章を「聴き取る」という気持ちで臨みましょう

意味は気にしなくてもいいです。

訓練を重ねるごとに意味も頭に入ってきます。

 

音読と同じなのですが、これも速聴の効果の一つです。

 

音質が悪い

これも大事です。

高速音声を聞いていても、音源が悪かったり、活舌が悪かったり、音声を高速にする際のサンプリングのノイズや品質が悪いと、何を言っているのか分かりません。

 

最初のうちはaudiobook.jpなどのオーディオブックを利用して音質がいいものを選びましょう。

そのうち、音質が悪くても補間して聞き取れるようになります。

 

スピードの上げすぎ

「3倍以上じゃないと速聴の効果がない」という情報に流されてしまってはいけません。

ジョギングやマラソンと同じですが、「ちょっと辛いかな」位のスピードを続けましょう。

 

続けていれば次第にゆっくりに感じる時がきます。

それから徐々にスピードを上げていきます。

 

短期間で効果を期待しすぎる

速聴は誰でも簡単で効果がでやすいと言われています。

しかし、即効性を期待しすぎず気長に長く続ける持続性が重要です。

効果が感じられるまで個人差もありますし、テキストの相性や速聴のやり方などでも効果の現れ方は変わってきます。

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速聴に科学的根拠はあるの?

 

「高速な音声を聴き取ろうとすることが、前頭前野を活性化させる」ということは、東北大学未来科学技術共同研究センター教授川島隆太先生の研究で明らかにされています。

 

この研究は2004年6月に開催された国際学会でも発表されており、アカデミックプレスの「NeuroImage Vol.22 supplement 1」に、その発表内容が収められています。

 

この研究で明らかになったのは、耳で聞き取れる程度に高速再生された音声を聴くと、脳が内容を一生懸命に理解しようとし、その結果活性化するということです。

 

ここでポイントなのが、聞き取れる程度の音声ということです。

もし、聞き取れないほどのスピードの音声を聞いても、脳は活性化したりはしません。

それは意味ある情報として脳には届かず、ただの雑音として聞き流されるだけです。

 

脳の活性化が見られるのは、2~3倍速程度の音声を聞いたときです。

音声は速ければ速いほど効果があるように錯覚してしまいがちですが、そんなことはないのです。

 

また、聴き取れる程度の音声を、一定のスピードで聞き続けていると、やがて脳は飽きてしまい、活性化の効果が落ちてきてしまいます。

 

脳を飽きさせないためには……

1.少しずつ再生スピードを上げていくことで、集中力を高める。

2.それでも聞き慣れてしまったら音声コンテンツを取り替える。

この2つが有効な手段です。

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最終的には4倍速の速聴!そのやり方とは

 

いきなり4倍速音声を聴けるわけではありません。

それなりのトレーニングが必要です。

どうするかと言えば、「徐々に慣れていく」「慣れさせていく」これが最も近道の方法です。

 

最初は2倍速音声を始めます。

しばらくは2倍速音声で慣れさせます。

2倍速なら誰でも聞き取れるはずです。

 

次に3倍速音声を始めます。

3倍速は聞き取れないかもしれませんがそれでも毎日慣れさせます。

一日20分を目安に通勤時間、通学時間などを利用して毎日慣れていくってところがポイントです。

驚くことに3倍速音声が聞き取れるようになるのです。

 

そしていよいよ4倍速音声を始めます。

3倍速が聞き取れた人ならコツはわかるはずです。

4倍速もそれほど難しくないはずです。このように毎日聴くことで慣れていきます。

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速聴と同様の効果を得られるトレーニング2選

 

音読

音読で使用される感覚は、文字を読み取る「視覚」とそれを再び聞く「聴覚」。

そして、音読で生じる処理とは、「文字を読み取る」「読んだ文字の意味を理解する」「理解した文章を声に出す」「声に出した文章を音として聞く」「音として聞いた文章を再び理解する」と多岐にわたります。

 

音読は、これら非常に多くの処理を同時にこなす複雑な行為。

これにより前頭前野を中心として脳全体が満遍なく利用され、結果的に脳が活性化されるのです。

 

 

音楽

ここぞというときの集中力を高めるには、クラシック音楽やグレゴリア聖歌。

頭を使う仕事に挑むときは、論理的思考を助けるバロック音楽。

このあたりは、仕事中のBGMにもぴったりです。

 

心を落ち着けたいときには、リラックス効果の高い宗教音楽とグレゴリア聖歌。

また、人によっては、ロックで発散するのも一案かもしれません。

 

怪我や病気、心の痛みを忘れたいときは、鎮痛効果のある宗教音楽。

個人的には、悲しみの淵に立つ時など、ロマン派音楽やジャズ、ブルーズで、思いっきり感情を揺さぶられ、カタルシス効果を得るのも良いのではないかと思います。

これらは当然、オフ向けの音楽です。

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