何があっても動じない人、感情のままに動くことなく理知的にふるまえる人に対して「自分もあんなふうに生きられればいいのに」と感じたことはありませんか。

 

つかみ所がないようにみえてしっかり自分の意見や主張を通す人を「飄々としている」と表現することがあります。

 

具体的にはどんな特徴や性格の人か理解することで、理想的な「飄々とした生き方」を手に入れることができます。

恋愛面や仕事上の特徴についても解説しますので、参考にして下さい。

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目次

飄々とした人の特徴とは何か?

 

このような人はいつでも自然体でいるようにも見えるし、ときに冷たく見えることもあります。

どんな特徴があるのか見てみましょう。

 

広い視野を持ち、一つの目線にとらわれない

飄々とした人の特徴は、他人に振り回されないことがあります。

 

他人が言う言葉を気にしないので、精神的にのびのびしているように見えます。

誰かの言った言葉を気にしていると、自分らしく振舞うことはできませんよね。

 

飄々とした人は周りの意見にとらわれないので、あれこれ言われても上手に受け流すことができます。

これは社会人になった時、周りの言葉に振り回されない強みになります。

 

ただ無視をすることではなく、それほど重要でないと上手にかわすことができるのです。

視野が広く他人に意見を押し付けない特徴があるからです。

 

俗にいう「無関心」とは違い、飄々とした人は他の意見も聞き入れることができる柔軟性があります。

 

一人になるのを怖がらない

飄々とした人は周囲から孤立してもその状況を利用して有効に活用できます。

意外とメンタルが安定しているといってもいいでしょう。

 

いつもナチュラルな状態で、感情的に不安定さが見られません。

 

泣いたり笑ったりする人は、感情のコントロールができず、精神的に弱い人が多いのですが、飄々とした人は急に泣いたり怒ったりしません。

 

結果的に一人になっても、寂しがったり、不安になったりするよりは、その状況を活用して自分らしく過ごせるようにします。一人になることをこわがらないのです。

 

一人になることのメリットは、自分を見つめることができることです。

 

飄々としていると、自分の考えや思いをしっかりと持っていることが多いので、一人の時間はむしろ落ち着く時間ともいえるでしょう。

 

周りに邪魔されない一人の空間も大切にするという特徴があります。

 

執着心が強くない

飄々とした人は物事に対してあっさりしているので、執着心が強くありません。

これは欲がないとも言えます。

 

執着心がないので、自分の得を考えることがなく、頑張りすぎたり、こだわったりすることがありません。

 

友人関係は広く浅いタイプが多く見られます。

周りの人とのしがらみに苦しめられたり、固定観念に縛られたりすることがありません。

 

自分が必要ないと思ったら、周りと合わせたり、付き合いたくない人と関わったりはしません。

友人ができても、飄々としているので、深く付き合うことはなく、気が合わない人とも敵対することはありません。

 

ずっと一緒に過ごしてお互いを知ろうとしたり、詮索しあうことはありません。

一見「冷たい」人のように見えますが、決して相手を否定せず、絶妙な人間関係を築くことができるのです。

 

集団の中にいると多少なりとも集団でまとまった考えで動こうとするものですが、飄々としている人は周囲の意見に流されないくらい「自分」を持っています。

 

よって、熱心にしている人との温度差を感じることもあるでしょう。

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飄々とした人の性格について

 

「飄々」とは何事にもこだわらないことを意味しているのですが、性格的にどのような特徴があるのでしょうか。

 

見る人によっては、自由奔放に見えたり、無関心に見えたりもしますが、良い部分もあります。

 

受け流すのが非常に上手い

周囲からのいわれのない悪口や嫌味を受け流すのが上手で、他人からあれこれ言われても動じずにスルーができます。

 

真剣に受け止めてしまうと、傷つくような言葉でもダメージを受けることなく、そういう言葉がそれほど重要でないと思うことができます。

 

受け流せるのは、自分の考えがあるからです。

周りがなんと言おうとも、「人は人。自分は自分」というスタイルで一貫し、周囲からの影響がほとんどありません。

 

人間関係の中でも、時には聞きたくないような言葉を聞かねばならない時があるでしょう。

そんな時に、飄々としていれば、聞き流すことができます。

 

疲れているときなどは心が弱っているときがありますが、そのようなときに聞きたくない言葉を聞かされると嫌な感情が残ってしまいます。

そんな場合でも、落ち込みすぎず切り返しができるのが飄々とした人なのです。

 

言葉の重みを感じやすい人にはうらやましい特徴ですね。

 

 

常にナチュラルである

何事にも振り回されない性格なので、メンタルが強いといえるのではないでしょうか。

子細なことで怒りを感じたり泣き出したりせず、気持ちのコントロールができます。

 

周りから見ると、感情の起伏が見られず常にナチュラルに見えるのです。

環境は感情に少なからず影響するといわれています。

しかし、飄々としていると影響が少なくて済むのです。

 

落ち込んだり気分が上がったりする感情の幅が、少ないのが特徴です。

無感情ではないので、喜怒哀楽の表現があるのですが、目立つ表現にはならないのは飄々とした人の特徴です。

 

諦めるのが上手い

がむしゃらに一つのことに取り組むのではなく適度に集中できるので、時には潔く諦められる性格を持っています。

 

完璧主義の人は一つのことに対しての集中力がある分、こだわりもあり、中途半端に終わらせることができません。

 

一方で、飄々とした人はこだわらないので、「まあいいか」とできないことにもくよくよせずに、物事をとらえることができます。

 

自分の能力を見極めて、あきらめることができるのは素晴らしいことですが、周りの人からは「自分を守っている」「つらいことから逃げている」と思われることもあります。

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飄々とした人に成りたい人が目指すべきことについて

 

周りに影響されず飄々と過ごせたら、どんなにすばらしいでしょうか。

辛い時に自然体でいられたらどれだけ楽でしょうか。

 

また、人間関係に悩まずに過ごせたらどんなに楽でしょうか。

何事にも動じず、自分らしく生きられるようになりたいものです。

 

どうしたら、飄々とした人になれるのかを見てみましょう。

 

些細な事は気にしないようにする

飄々とした人は必要に応じて物事に集中しすぎないので、肩がこらず自然体で魅力のある人に見えます。

 

このような人に近づくには、日常のちょっとした揉め事や仕事の失敗などに執着しないようにするのが良いでしょう。

 

仕事でミスをしたり、ちょっとした失敗を繰り返していると、「あの時のミスがなければ」「あの失敗さえなければ」と過去のことを悔やんでばかりで、ミスしたことや失敗に執着しやすいです。

 

しかし、飄々とした人はすぐに立ち直るのでずっと悔い続けることはありません。

飄々とした人を目指す時には、おおらかさや寛大さを身につけられるようにしましょう。

 

「そんな簡単におおらかになれない」という人もいるでしょう。

そんな時は、考え方を変えるために気分転換をはかったり、非日常的なことを体験すると効果的です。

 

毎日に感謝し、喜びをもって過ごせると、「なんでこんな小さいことに悩んでいたんだろう」と思えるようになります。適度に妥協して過ごすことは知恵のある行動です。

 

 

自分に一貫性とポリシーを持つべし

他人の意見やその場の状況で簡単に流されてしまわないように自分の中にポリシーや一貫した意見を持つことで、物事に振り回されなくなります。

 

自分に強い自信を持てるようにしていく必要があります。

 

「自分」を持つことによってほかの人の意見や状況で簡単に流されてしまわず、飄々とした立ち振る舞いができます。

 

自分の譲れない部分とは何でしょうか。

また、自分の強みを把握していますか?

 

その部分を生かして生活できているのかどうか、一度自分をしっかり見つめてみてはいかがでしょうか。

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飄々とした人が優れていると思われるのは何故か?

 

ずば抜けて何かができるわけでもないのに、飄々とした人は良くできているように見られることが多いです。

 

同じ環境でパニックになっている人と飄々とした人を見た時に、動じない姿に「すごいな」と思う人はいます。

 

それはなぜなのでしょうか?

 

貫き通す意志の強さを持っている

自分にとってプラスになる意見を受け入れる客観的な視点を持ちつつも、マイナスのやっかみや誹謗中傷は聞き流すことができる柔軟性があります。

 

物事にのめり込むことがなく、全体のバランスを見ることができます。

 

自分に益になることに耳を傾けようとする知恵はなかなかできることではないので、周りからうらやましがられることもあるでしょう。

 

ベストをキープし続けられる持久力を持っている

周囲の状況に振り回されることなく一定の実力を発揮し続けられる持久力があります。

一つのことにがむしゃらになりすぎないので、仕事やいろいろなことで成果を上げることができます。

 

難しいことなら潔く諦めることができ、自分が続けられるような仕事をうまく見つけて仕事をします。

周りからの評価も良くなりますね。

 

自分のことを知り尽くし結果を出せる

自分の実力を正しく把握し、どんな時でも結果を出せることが優秀にみられる点です。

 

一つのことに集中しすぎると、その道を究めようと躍起になり、思った以上に成果をだせないこともあります。

 

夢中になりすぎると歯止めが利かなくなりますが、飄々とした人はいい意味で気持ちが冷めていることがあるので、バランスをみてよい方法で物事を導くことができます。

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飄々としている人は立ち直りやすい

 

あなたは目の前の状況に影響されますか、それとも動じないでしょうか。

気分が沈んで落ち込んだり、迷ったりすることは誰にでもあると思います。

 

思いもよらない意外なことが目の前で起きた時、どんな対応をしますか?

飄々とした人はどんな状態なのでしょうか?

 

迷ってもあまり悩まない

飄々とした人は決断に迷った場合でも直感で決断できるので悩み続けないのが特徴です。

 

こだわる人なら、悩み続けてしまうことがありますが、飄々としていると目の前の状況に影響されない、動じない強さがあります。

だから、あまり抱え込まずに立ち直ることができるのです。

 

全く動じないのかといえば、そうでないこともあります。

一時的に気持ちが動揺したりすることはありますが、自分の考え方でうまく乗り越えることができます。

 

「なる様にしかならない」と見切りをつけて、その場に立ち止まるのではなく次に進もうと思考を転換できるのです。

 

世間の目をいい意味で気にしない

飄々とした人はしがらみにとらわれないということがあります。

 

周りの人とのしがらみは時に苦しくなりますが、人と合わせることや固定観念に縛られることがないと気楽に過ごすことができます。

 

よって、自分でこれは必要がないと判断すれば、付き合いたくない人ともかかわったりはしません。

気が合わない人とも敵対しないで付き合うことができます。

 

世間の目を気にせず、自分の信念で行動するので、心配や悲観的になることがないのです。

 

社会のストレスの原因は人間関係が多いです。

 

対人関係を築くうえで、コミュニケーション能力が重要になり、これができなくて悩んだり落ち込んだりすることもあります。

しかし、飄々とした人は悩まないので、コミュニケーションできなくても気にしないのです。

 

仕事の評価として飄々としているといわれたらどう捉えれば良いのか

 

仕事をする上でより高い質を求めるときに評価されることがあります。

 

そのようなときに、特別仕事ができるわけではなくても飄々と仕事をこなしていると評価されることもあるでしょう。

 

いい結果を出しているなら悪い方向にとらえる必要はありませんが、周囲との協調性について暗に指摘されている場合があるので、注意が必要です。

 

飄々としている人は、自分の信念通りに行動していることが多く、周りに助けを求めたりすることがないでしょう。

 

自己解決ができるために、ほどほどのところで仕事を切り上げられるのですが、時には辛いことや忙しいなどの相談を自分からしてみるのも良いでしょう。

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飄々とした人の性格は仕事でプラス評価になるのか?

 

仕事をするときは、成果を求められることがあり、負担感があります。

 

しかし、飄々としていると、「いい結果を出せればもちろんいいけど、自分にできる程度で頑張ろう」と思うのです。

 

このことが、仕事にどんな影響を表すのでしょうか?

 

必ずしも良いとは限らない

成果が出ている場合は周りもあまり気にしないかもしれませんが、社会にはいろいろな考えの人がいます。

 

のらりくらりとほかの人の意見を交わしていたり、チーム全体の考えと違っているなど度を越えてしまうとマイナスの評価になる可能性があります。

 

人は他人の成功に素直に喜べなかったり、賞賛できない一面があります。

たとえ、仕事がはかどっていても、一生懸命さが見られなければ頑張っていないと評価されることもあります。

 

節度をもって適切に使い分けるように注意しておく必要があります。

 

飄々とした人がモテるのは何故か?

 

いつもナチュラルに、表情が変わらずクールに見える人は一見何を考えているのかわからないのですが、モテるのも事実です。

 

人は自分にない部分を持っている人や、知らない部分が多いと興味を持ちやすくなります。

飄々とした人はどんな部分で人を惹きつけているのでしょうか?

 

自立性を感じさせる

群れずに一人で淡々と仕事をこなしているのを見ると、自立性を感じカッコよく見えるでしょう。

 

自信があり、強いからこそ一人でいられると周りは思うのです。

 

 

孤独に強くクールに見える

周囲の人間を寄せ付けない空気を醸し出している人は、とてもミステリアスです。

自分をさらけ出している人よりはミステリアスな人の方がモテるのです。

 

自分は自分と大勢の中にいても飄々としている人は、群れにいなければ不安という人から見ると憧れの存在になります。

 

意思や決断力が高く見える

どんな場面や状況でも自分の考えに基づいて決断できる人はモテます。

 

飄々としているひとは、普段はあまり目立たないかもしれませんが、いざというときに自分の思いを貫く強さがあるので、かっこよく見えるでしょう。

 

このような男性は女性にもてること間違いなしです。

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飄々とした人と恋愛した際に感じられる良い点について

 

恋愛中は相手を独占したかったり、二人だけの世界になりたいものです。

相手が飄々としている場合は、どんな風になるのでしょうか。

 

こちらに対しての興味や何も求められない点が気楽

飄々としている相手の場合、相手の意見を強く求められないので、答える必要がないという気楽さがあります。

 

このような相手は、自分の基準を定めている場合が多いのですが、決して押し付けることがなく、柔軟性も兼ね備えているので、こちらの意見も聞き入れてくれます。

 

無理やり話題を出さなくても良いのが気楽

話をしているとお互いを気遣って話を盛り上げたりしようと、一生懸命になることもあるでしょう。

しかし、飄々としている相手の場合は話題に飢えていないので、会話を続けなくても求められることはないです。

 

たとえ、会話ができなくても「ノリが悪く付き合いが良くない」や「暗い」と思われなくて済みます。

 

飄々とした女性は男性にモテるのか?

 

男性は明るく元気で優しい女性に惹かれるのでしょうか。

それとも、静かな女性に惹かれるのでしょうか。

 

もちろん人によって感じ方は違うので、惹かれ方も違いますが、あまりべらべらしゃべらず、表情がそれほど変わらない女性に惹かれる人も多いです。

 

飄々としている女性は、必要以上のことは話しないのですが、決して不愛想なわけではなく、自分は自分というスタイルを貫きます。

 

女性は群れになりたがりますが、群れの中でも一緒に盛り上がることはしません。

一見、ノリの悪さを指摘したくなりますが、関わってみると興味がないわけではなく自分の思いがあります。

 

マイペースに行動しているが、気づかいは欠かしていないことに気づくと、ギャップに魅力を感じる男性も多いのです。

 

また、飄々としている女性は普段はつかみどころがない言動ですが、いざとなるとしっかりとリーダーシップを発揮できる一面を見せるのでとても魅力的に見えます。

 

男性はもともと狩りをしたがる生き物なので、ミステリアスな女性のことをもっと知りたくなります。

 

男性にもてたい一心で、自分の意見を貫いたりマイペースな行動をやりすぎると、愛想をつかされるので注意が必要です。

 

飄々とした人の時間の使い方

 

周りを気にせず飄々としている人はどんな時間の過ごし方をしているのでしょうか。

 

日本の教育は幼児期から集団行動させ、協調性を育むので一人でいるよりは群らがる傾向があります。

時間を一緒に過ごすということもあるでしょう。

 

飄々としていると一緒に過ごす時間はどうなるのでしょうか。

 

自分に対しての時間を確保している

一日の間に自分の世界に浸れる時間や自分と向き合う時間をたくさん確保しています。

これはマイペースな部分が強みになっているのでしょう。

 

逆にこの時間が取れないとストレスをためている場合が多いのが特徴です。

 

飄々としている人は、自分のペースを大事にします。

 

時として協調性がないといわれるかもしれませんが、周りからあおられて失速することが少なく、多少落ち込んだり、逆に舞い上がったりしてもブレ幅が少ないので割と早く平常運転に戻ることができます。

 

一緒の時間を過ごすこともできますが、一人の時間も必要としている人だといえます。

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飄々とした人の人付き合いとは

 

つかみどころのない飄々としている人は、人とうまく付き合えるのでしょうか。

時には、ふらふらしていて頼りなかったり、マイペースでわがままにみられることもあります。

 

このような人の人付き合いについてみてみましょう。

 

 

狭く深くより広く浅く

一人の人間に対して深すぎる付き合いをしないのが大きな特徴です。

 

より良い人間関係を築くには、発展的な対人関係を必要としますが、飄々としている人は、そのような関係を必要としないので狭く浅く人付き合いします。

 

また、一定の生活リズムや価値観を重視しているのでそれを乱さないように、他人との時間にあてていることも特徴です。

 

孤立をしたいわけではなく、自分を持っているので孤立してもメンタル的に強く耐えられる一面があります。

そして、自分らしく過ごせるように時間を有効に使えます。

 

周りからは「一匹狼」といわれることもあります。

 

飄々とした人の流行感

 

時代の変化とともに流行もあります。

毎年流行を追いかける人もいる中で、流行に乗らない人もいます。

 

飄々としていると流行にはどのように対応しているのでしょうか。

 

世の中の流行り事に飛びつかない

物事に対して執着心がないので、周りが注目している流行があってもあまり気にすることがありません。

 

基本的に自分のスタイルを大事にしていて、それ以外の物事には関心を示さないことがあるので、人によっては淡白だと思われたり、冷たいと感じられることがあります。

 

流行りのものであるというだけで飛びついたりせず、あくまで一歩引いて客観的に判断しようとしているのです。

 

よって、全く関心がないということではなく、参考程度に情報を共有するということが分かります。

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