お酒を飲むとついつい気が大きくなって大きな声で喋ってしまう、とりあえず陽気になる、逆に悲しくなるなど、酒癖は人それぞれです。

しかしお酒が入るとトラブルを起こしてしまったり人や物に被害を与えてしまうのは個性ではなく酒乱といえます。

 

分かっていてもなかなか治せない場合は病気の可能性だってあるのです。

「お酒を飲んだときの状態なんて責任が持てないよ」と放置していると、大切な人を傷つけたり失ってしまうリスクも見逃せません。

 

まずは酒乱になる原因を知り、どうすれば治せるのかその治療法も知っておきましょう。

お酒とは上手に付き合ってこそ楽しい思い出が自分も他の人も作れるのです。

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酒乱で唯一許される笑い上戸とは

 

幸福度の高い雰囲気を感じさせるのが笑い上戸

一緒に飲んでいて楽しい笑い上戸は、とてもにぎやかな雰囲気を持っています。

 

その場に明るく陽気な空気を運んでくるので、緊張感がまったくない状態になるでしょう。

 

「笑っているだけで免疫力がUPする」という話もあるくらいなので、笑い上戸がいるだけでお酒の席が盛り上がります。

 

つまらない宴席でも退屈しなかったり、一緒に飲むと嫌なことも笑いに変えられます。

 

他人にあまり迷惑をかけないのが笑い上戸で、お酒の席で唯一許される酒乱です。

 

酒乱の人で一番多い愚痴っぽいタイプ

 

お酒を飲むと人が変わってしまう。

 

その中で最も多いのが愚痴っぽい人ですが、それはなぜなのかを解説しましょう。

 

愚痴がエスカレートして悪口になる

始まりは小さな愚痴です。

 

例えば予定があるにも関わらず、上司から残業を言い渡された。

 

義理母に育児のことでイヤミを言われた。

 

人によって相手にされて嫌なことは違います。

 

そのため同じことをされたとしても、受け取り方によってはマイナスに捉えない人もいるでしょう。

 

ただ、それを理不尽な要求と解釈した場合は、苦手意識から拒絶反応を示しますが、本人に言うことはできなくて愚痴でしか表すことができません。

 

その愚痴がエスカレートとして悪口になるのは、言葉にして相手に反抗している状態と言えます。

 

愚痴や悪口を言うことでしか、自分の受けているマイナス要因を伝えられないのでしょう。

 

そこに存在しない人は欠席裁判を受ける

個人的な事情でお酒の席を欠席すると、欠席裁判を受けることになるかもしれません。

 

それがお付き合いであればあるほど、そこに出席している人の批判の的になりやすいのです。

 

本当は自分も欠席したい。好んで参加しているわけではない。

 

それなのに欠席しているのはナゼだ。そんな気持ちが渦巻いている可能性もあります。

 

でも、強制的な雰囲気だから嫌だけど出席した。

 

こういうお酒の席で起こるのが欠席裁判で、その場にいない人の噂や陰口を酒の肴にするのです。自分たちはこんなに我慢している。

 

そんな共感から、欠席している人に対しての不満が出てしまうのでしょう。

 

その多くは、翌日になって職場の雰囲気を感じれば察しがつくケースもあります。

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飲むと泣く女性の酒乱に周囲は困惑

 

女性に多く見られるお酒を飲んで泣くタイプ。

 

それはどんなメンタルなのか紹介しておきます。

 

ネガティブなメンタルが泣き上戸に発展する

ネガティブ思考の人は、お酒を飲むことで現実の出来事と感情が直結します。

 

いつも頑張って強がっていても、本音を言えば辛くて仕方ない。

それがお酒を飲んで一気に溢れ出してしまうのです。

 

彼からの連絡がこない。

 

もうダメかもしれない。

 

そういう心理状態で出席したとしていたら、ギリギリまで我慢していた感情のストッパーが外れて泣いてしまいます。

 

でも、泣くことで寂しさや悲しみを出しているため、泣き上戸の人はひとしきり泣けば立ち直りも早いです。

 

こちらが心配していても、案外ケロッとしています。

 

そのため、泣き上戸につられて身の上話をしてはいけません。

 

泣いている時点でメンタルの調整がされているため、余計なことを話して知られたくないことまで伝わってしまう可能性もあります。

 

泣くのは幼稚な依存心がある証拠

涙を出して泣くのは、悲しい感情を外へ伝える手段です。

 

子供がお菓子を買ってもらえなくて泣くのも、「なんで買ってくれないんだ」という自分の要求が満たされないことへの抗議と言えなくもありません。

 

そのため大人になると悲しみに耐える力がついて、「泣く」という手段を使わなくても良くなったり、泣く以外の方法で伝えることができます。

 

自分の感情をうまく言葉で伝えられない。

 

この辛い状況を誰かにどうにかしてもらいたい。

 

そんな依存心を持っているからこそ、泣いてしまうのでしょう。

 

本人にはその自覚がないので、何度も同じようなことを繰り返すのです。

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酒乱が嫌われる最大の理由は暴力

 

なぜお酒を飲んで凶暴になるのか。

 

酔うと暴れだす酒乱についてお話します。

 

自制や手加減のできない怒り上戸

怒り上戸の人は、自分の気持ちを止めることができません。

 

何かきっかけがあると衝動的に行動してしまい、自分や周囲を省みることができなくなりなす。

 

これをすれば相手が傷つく。

 

冷静に考えればわかることですが、お酒を飲んでいると気持ちが大きくなって抑制できなるのでしょう。

 

抑えられないエネルギーは暴言や暴力に繋がって、人間関係や信頼を壊す材料になってしまいますが、自分では気づくことができないのです。

 

いきなりキレる人。

 

静かにキレる人。

 

怒り上戸にもいろいろなタイプがありますが、距離を置いて離れることが最も友好的な自衛となります。

 

正義感が強い。情熱的。真面目。

 

こういう人こそ、隠れ怒り上戸の場合もあるので、お酒の飲み方や態度を観察してみてください。

 

 

凶器を持ち出して犯罪に発展することもある

近くに置いてあるハサミ。

 

テーブルの上にあるビン。

 

怒り上戸な人の周りにこれらを並べていると、怒りの沸点に達したとき彼らはそれを凶器として使います。

 

でも、自分ではそれが凶器になるとは考えていません。

 

これで人を殴ったら相手にケガを負わせてしまうかもしれない。

 

普通の人はそう連想することもできますが、感情の勢いに任せて行動している状態の彼らには、それが犯罪に触れるかもしれないことを思いもつかないのです。

 

そのため怒り上戸の人と一緒に飲んで、救急車を呼ばなくてはならない騒ぎに発展することも珍しくありません。

 

身の危険を感じたら警察に連絡しましょう。

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酒乱になる原因第一位はストレス

 

ストレスが酒乱を引き起こす理由を説明しましょう。

 

家庭や社会生活の負担に自覚症状がない

いつも自分ばかりが我慢している。

 

でも、それはどうしようもない。

 

家庭や社会生活に不満を抱えながらも行動している人は、常にストレスを持っている状態です。

 

それがどれくらいのレベルか自覚症状がないため、お酒を飲んで爆発してしまうのでしょう。

 

自分は耐えられる。

 

どうにか頑張れる。

 

前向きな気持ちで過ごしているつもりでも、本当は強いストレスにさらされています。

 

普段は自分でコントロールできている感情が、お酒を飲むことで解放されてしまうのです。

 

医師や教師で酒乱なるのはまさにそれで、社会的な立場のある人は負担が大きいので、内側にある気持ちが弾けやすいのでしょう。

 

鬱憤やプレッシャーの発散方法になっている

鬱憤やプレッシャーが溜まっていると、どこかで排出しなければ気持ちが持ちません。

 

それがスポーツの人もいれば、お酒を飲むことでしか発散できない人もいます。

 

お酒を飲んでいるときは現実を忘れることができるため、嫌なことから逃れたい気持ちが先行して酒乱を引き起こしてしまうのです。

 

鬱憤やプレッシャーの感じ方もそれぞれですが、それを溜めているかどうかはすぐにわかりません。

 

そのため一緒に飲んでいて巻き込まれることもあるため、あまり人間性のわからない人がメンバーに含まれている場合は、少し様子を見て接してください。

 

心の闇は外側から見えないので、いくら楽しいお酒の席に誘われたとしても、その場の雰囲気や話しの流れだけで発言するのは控えたほうが良いこともあります。

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身近な人が酒乱の時の2つの対処法

 

酒乱への対処法をお伝えしておきます。

 

感情的になる話題は流す

感情レベルの話題になると、どうしても抑えが効かなくなってきます。

 

例えば許せないくらいの仕打ちを受けた。

 

想定外の苦しみに突き落とされた。

 

これが事実として存在している場合、抱えている感情を揺さぶり起こすことになります。

 

気持ちの核心をつくような話題を避けて、あまり関係のない世間話に移しましょう。

 

相手から話題を降ってきたら、さり気なく受け流すことで自己防衛してください。

 

相手の考えや行動を過剰に褒めてみる

褒められて悪い気分になる人はいません。

 

「そんなことはないよ」と謙遜するかもしれませんが、内心では浮き足立っていることもあります。

 

酒乱になる人はどこかに気持ちの弱さを持っているため、褒められると気分が持ち直しりもするのです。

 

同じような言葉をかけるのではなく、少し過剰に褒めると良いでしょう。

 

例えば「素敵ですね」という言葉で終わるところも、何がどう素敵なのか、どこに魅力を感じたのか具体的に伝えます。

 

相手が取り組んでいることを賞賛すると、心の中にある自尊心をあおることができるため、酒乱になる一歩手前で立ち止れる確率が高いです。

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酒乱の治療法!この方法を試してみて

 

酒乱の治療法をお話します。

 

冷静なときに酒乱状態の動画を見せる

酩酊している姿を動画で残しておきましょう。

 

どのくらい暴れていたのか。

 

どんな行動をとっていたのか。

 

客観的な記録として証明しておくほうが、本人も「恥ずかしい」という感覚を味わえます。

 

でも、相手の性格によってはオススメできません。

 

余計に問題行動へ発展する可能性もあるので、対象をしぼって実行してください。

 

冷静なときに動画を見せることで、自分の行動を改めようと思ってもらえるでしょう。

 

別の方法でストレス発散させてあげる

お酒以外のストレス発散方法を探しましょう。

 

何でも構いません。

 

健康的に運動するも良し。

 

映画鑑賞やコンサートへ誘うのも良し。

 

ようは新しい世界のきっかけを作ってあげれば良いのです。

 

それは本人の話や生活態度、いろいろな,ところから推測してみてください。

 

学生の頃に好きだった芸能人。

 

子供の頃に遊んでいた場所。

 

どんなことがストレス発散になるかはそれぞれですが、お酒以外の方法を身近で手に入れることは、本人にとってかなり効果的です。

自分で改善できない酒乱は病気の可能性も疑って

 

どんな状態が病気と判断できるのか。

 

きちんと確かめて病院へ行きましょう。

 

病的酩酊は脳挫傷や脳梗塞を疑って

酔って頭をどこかにぶつけ、病的なほど酩酊していたら、脳挫傷の疑いもあります。

 

めまいや意識障害で倒れたら、脳梗塞の可能性も捨てきれません。

 

お酒を飲んで酔いつぶれることはよくありますが、その症状が病的に見えるほど酩酊しているなら、病気を発症しているかもしれないのです。

 

もちろん素人判断で決めつけることはできませんが、酔って倒れている状態とは言えない意識レベルの低さを感じられたら、お店のスタッフに救急車を呼んでもらいましょう。

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酒乱に多いアルコール依存症の症状と治療法

 

知っておいて欲しいアルコール依存性の症状と治療法です。

 

離脱症状と向き合いながら精神的なリハビリが必要

イライラした精神状態や幻覚または幻聴、集中力低下や震えなど、これらはアルコール依存性の離脱症状です。

 

アルコール依存症は自分でお酒の量をコントロールできない病気で、お酒を飲んでいない状況でこれらの症状が現れる場合は、疑ってみて間違いありません。

 

他の病気の可能性もありますが、普段からのお酒の量や言動を知っている人なら、それがアルコール依存によるものかどうか気づくはずです。

 

 

体に悪いからと無理やり止めさせる。

 

説教をすることで、ますます症状が悪化することもあって、本人を支える家族もケアを受けたほうが良いと言われています。

 

恥ずかしいから人には言えない。

 

自分たちだけでどうにかしよう。

 

そう思っている人も多く存在していますが、できているなら依存性になどなっていません。

 

そのためアルコール依存性だと気づいたら、早めに病院を受診してください。

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