「適当な人間」と聞くと、「責任感がなさそう」とか「なんでも中途半端そう」と悪いイメージが浮かぶかもしれません。
しかし「適当」とは本来ならば「適度な状態」を指す言葉です。
つまり上手に「適当な人間」になれば、程よく肩の力も抜けて仕事や人生がスムーズに回っていくともいえます。
とはいえ、どうすれば「程よい適当な人間」になれるのか悩みますよね。
この記事では適度な人間の心理や特徴から、仕事や人生が楽になる「適当な」生き方について解説します。
ついついあれこれも頑張りすぎて疲れてしまった人はぜひご一読下さい。
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目次
適当な人間の2種類の特徴
「適当な人間」と聞いて、あなたはどんな人を思い浮かべるでしょうか?
「適当」には、「適度に、ほどよく」という意味もあれば、「なぁなぁに、いい加減に」という意味もあります。
適当な人間の2種類な特徴についてみてみましょう
適当な人間のポジティブな特徴
適当な人は、人との距離感や物事に対する力加減が上手です。
根を詰めすぎることなく、ほどほどの遊びやゆとりがあります。
そのため、相手に合わせて自在に調節できるのです。
適当な人の多くは、おおらかな人でもあります。
細かいところまでクヨクヨと気にしないのです。
雰囲気も明るいことが多く、周囲の人からは肯定的に見られることが多いでしょう。
いい加減な人!?適当な人間のマイナス部分
長所は裏返すと短所にもなります。
適当な人の持つおおらかさは、裏返すと粗雑ということになります。
細かいところは「まぁ、いいか」「仕方ないかぁ」と追及しないことが多く、細かい慎重な作業を要する時には、いい加減な人と捉えられてしまうことがあります。
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完璧主義はうつになる?完璧主義の性格的傾向
自分や周囲に高いハードルを課す人たちがいます。
それは完璧主義傾向の人です。
完璧主義は良いようでいて、弱点もいくつかあります。
完璧主義の弱点の1つが、うつになりやすいということです。
なぜなら現実的に自分の理想通りになることは、ほとんど無いからです。
完璧主義の人は日常生活の中で、自分の思いにそぐわない体験を他の人よりも多く経験しがちです。
それ故にネガティブな感情に支配される時間も多く、抑うつ状態になりやすいのです。
ではそんな完璧主義の性格的傾向には、どんな特徴があるのでしょうか?
100点以外はすべて失敗。認められない。
完璧主義の人は思考が極端になりがちです。
半端は認めず、白か黒、0か100というものになりがちです。
白でも無く黒でも無いグレーというのが受け入れられないのです。
そのため、試験でもどんなことでも100点満点を目指します。
多くの人は100点満点でなくとも90点や80点でも良しとできると思いますが、完璧主義の人にとっては100点以外全て失敗と見なされます。
ちょっとの失敗も受け入れられないのです。
相手にも完璧を求めてしまう
完璧主義の人は自分に対してだけでなく、自分以外の人にも完璧を求めてしまいがちです。
そのため相手の人からすると、完璧主義の人に合わせていくことがしんどくなってしまうのです。
口では「適当でいいよ」と相手の人に言っておきながら、自分は100%のものを求めて取り組んでしまうという人もいます。
相手には許容的であるかのように一見感じるかもしれませんが、がむしゃらに取り組んでいる人の横で手を休めようと思える人はそうそういないものです。
結局相手にも100%の努力を求める事になってしまっているのです。
部下でいるうちは出世するが、上司になると失敗する
完璧主義の人は高いパフォーマンスを達成するので、部下でいるうちは出世します。
しかし、上司になるとそうとは限らないケースが多々見られます。
なぜならば、完璧主義の人は全ての業務を自分のコントロール下に様々なことを置いておかないと、安心できません。
人に任せるということができないのです。
それで部下に逐一業務報告をさせたり、全てのことを自分が掌握しようとします。
能力が高くて実際に掌握できる人なら良いのですが、そのような人はごくまれでしょう。
完全には掌握しきれずにミスが生じたり、「出来ないくせに監視してくる」と部下から疎ましく思われてしまうのです。
生真面目な完璧主義者は、減点主義でうつになりやすい
生真面目で高い理想を持つ完璧主義者は、色々なことを減点主義で捉えてしまいがちです。
「やってみたら意外と良かった」というように、途中から加点されるようなことはほとんどありません。
良いのは彼らにとっては当たり前だからです。
その為自分自身に対する評価も、周りにあるものへの評価も、減点主義でどんどん低くなります。
日々様々なことのネガティブな側面ばかり見るようになるので、抑うつ的になりやすくなります。
自己愛の高い完璧主義者は、起業化タイプだけど、自分にそぐわないと激しく怒り出す
能力も高く、何でも100%を目指す自己愛の強い完璧主義者は、起業家に向いています。
なぜなら前向きに事業ビジョンを訴え続けるには、強い自信が必要です。
自己愛の高い完璧主義者には、「自分は今まで~をやってこられた」という自負があります。
また自分が思い描いた事業ビジョンを、高い水準で行おうという意欲もあります。
ですが、やはり完璧主義者が思い描いた通りになることはほとんどなく、どこかで妥協や挫折が求められるようになります。
しかし自己愛が高い完璧主義者は「自分はできるしやっているのに」と自分自身の正当性を強く主張します。
主張できるだけの行動の根拠があるからです。
できていない人や状況を受け入れられず、相手や状況を非難してしまいがちになるのです。
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適当な人間になりたいときは?
心にゆとりがあって、人間関係も大方良好な適当な人間になりたいと思う人も多いことでしょう。
どのように心がけたら、適当な人間に少しでも近づけるのでしょうか?
完璧主義は捨てる
「~しなければならない」「~べきだ」という完璧主義は自分も周りのことも疲れさせます。
できるだけ「~だったら良いな」「~するようにしよう」という言葉を使うようにこころがけ、6~8割達成できたら満足するように自分に言い聞かせるようにしましょう。
あれもこれもと考えない
多くの完璧主義の人は、オールラウンド全方位死角なしの状態を目指しています。
「とにかく何をやらせてもできてしまうひと」、それが完璧主義の人の理想です。
しかし、2つ以上のことを同時に追って両方とも達成するのはとても難しいことです。
また人間得意なことだけで隙がない人よりも、苦手なことがある人の方が、人間味があって愛されると思いませんか?
苦手はあって良いのです。
あれもこれもと考えないことです。
フットワークは軽く!まずは外に出よう
完璧主義の人は、興味があることがあっても「本当に達成できるだろうか?」と最後のゴールのことが意識されて、行動に移せないことが多くあります。
当初の目標が達成されなくても、本来は別に良いのです。
なぜなら取り組む過程で、自分には様々な経験がプラスとして返ってきているのですから。
適当な人はどんなことでも気楽にスタートしています。
やってみて楽しい、意味があると思えば続ければいいし、途中で方向転換してもOKです。
ですが、完璧主義の人はそういった過程のことは意識から抜けてしまいがちです。
やってみないとわからないことは世の中いっぱいあります。
フットワークを軽くして、外に出てみることであなたの世界は広がって行くのです。
自分にプレッシャーをかけないようにしよう
「~あるべきだ」「~でなければならない」というプレッシャーを、完璧主義の人は常に抱えています。
けれども、そのようなプレッシャーは良い面もありますが、あまりに高すぎると自分を追い詰めてしまう結果になりかねません。
「~だと良いな」程度に抑えるように心がけましょう。
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よし完璧だ!からまあうまく出来たからいいか!へ
完璧主義者の人は、100%の状態でないと満足できません。
けれど世の中100%でないとダメなことは、さほど多くありません。
常に100%を求めるのではなく、「まぁうまく出来たからいいか!」くらいの6割8割くらいの達成度で良しと感じられるようになると、適当な人間に近づいてきていると言えるでしょう。
自分を責めない
完璧主義の人は理想が高い分、上手くいかないと自分を責めて抑うつ的になってしまいます。
元々完璧主義の人は「これでは足りない」「もっとやらないとダメだ」と自分を追い立てる声に耳を傾けやすい傾向があり、物事をネガティブに捉えやすいところがあります。
自分を責めてしまいやすい傾向があることを意識して、「仕方ない」「これで上出来」と、声をかけてあげるようにすると良いでしょう。
意識的に適当になって、いい加減にしてしまおう
意識的に適当になるということも、効果的です。
普段であれば「絶対ミスをしないように」と身構えていたりミスしたら気落ちしてしまうことでも、「今日はミスしたって良い。今日だけはいい加減でも構わない」とあえて適当にするのです。
そうすることで、仮にもしもミスしてしまうことがあっても、「だって今日はミスしたって良いと決めたんだから」と気持ちを軽くすることができます。
時には意識的に適当になる時間を持つ様にしましょう。
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適当な人の心理!適当に生きるためのコツ
適当に生きているようでいて、他の人との関係も上手くいっている人もいれば、他の人からはいい加減と映ってしまう人がいます。
そこにはどんな違いがあるのでしょうか?
それは、適当に生きているようでいて上手くいっている人は、適当に生きるためのポイントをきちんと押さえているからです。
適当に生きるためのコツをご紹介致します。
ゲシュタルト心理学~大きな目標を見つめよう~
ゲシュタルト心理学とは、かつてナチスが台頭したドイツで隆盛した心理学です。
小さいな点でもそれが同じ間隔で同じ方向に配列されれば一直線に並んだ点の筋に見えるように、細かい1つ1つの事柄を見るのではなく、全体としてのまとまりで捉えることを大切にしたのです。
完璧主義の人は細かいところまで目がいく一方で、全体として広く見ることを苦手としています。
全体として広く見ることができれば、全体的な配分から力の抜きどころなどがわかります。
物事を大きく捉え、全体として何が必要なのかという目標を見定めるようにしましょう。
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人を理解しようとするよりも、自分を理解しようとするほうが簡単
完璧主義の人はなぜ人が思うように動いてくれないのかということに、思い悩みがちです。
なぜならば、完璧主義の人は「人は皆受け取り方や感じ方が異なる」ということや、目標達成に主眼を置きすぎて、他人の置かれた状況への配慮が薄いものとなりがちだからです。
例えば、発表会まであと数日しかないのに、練習への参加が今ひとつ伸びない参加者がいるとします。
こういう場合、完璧主義の人は高い達成を目指してその人を叱責してしまうこともあります。
けれどもそこには、「親の介護で今の日数だけ抜け出すのがやっとである」とか、「自分以外親の介護を変わってくれる人がいない」というような相手の理由に対する配慮が欠けてしまっているのです。
相手の行動にイラッとくることがあったら、それは「自分が細かいところまで気にしやすいからイライラしているんだ」「自分が相手の許容範囲を超えて求めてしまっているのかもしれない」と、まず自分自身を振り返るようにしましょう。
他人を理解しようとしたり変えようとしたりするよりは、自分を理解する方が簡単です。
思考をシンプルにするには、不要な部分を消していくこと
完璧主義の人のノートやメモを見ると、紙一杯に細かい字で書き込まれていることが多くあります。
完璧主義の人がびっちりと紙いっぱいに書き残すのは、書き漏れや情報の伝え漏れが無いようにと思っているからです。
紙いっぱいにびっちりと書き残していることに示されているように、完璧主義の人の頭の中は、色々なことでとても忙しく働いています。
けれども完璧主義ではない普通の人は、完璧主義の人が残したメモを端から端まで全て細かく見るわけではありません。
なぜならば完璧主義の人が「これは大事だから」と書き記した情報でも、実は本当に大事な情報はごく一部だけだったりします。
むしろ細かすぎて何を書かれているかわからないと、全く読まない人すらいます。
じつは世界は完璧主義の人が考えているよりも、ずっとシンプルです。
完璧主義の人の頭の中には、考える必要なないことでいっぱいになっています。
考える必要が無いことで頭がいっぱいになっているから、それ以上新たなことを追加できるような、心の余裕も無いのです。
思考をシンプルにするには、不要な部分を消して行くこと。
そうすることで、新たなことに目を向けられる心の余裕が出てきます。
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適当に見えて仕事ができる人が、必ず押さえているポイントとは?
適当に見えて仕事ができる人は、以下のポイントを外しません。
必ず押さえているポイントにはどんなものがあるのでしょうか?
納期を守る
適当に見えて仕事ができる人は、適当なようでいて納期には必ず間に合わせます。
そうすることで仕事先の人に迷惑がかかることがありません。
迷惑がかからないからこそ、相手からの評価が高いものとなるのです。
相手に嘘をつかない
適当に見えて仕事ができる人は、完璧主義の人のように自分を高く見せる必要がありません。
だから自分の評価が一時的に下がろうとも嘘をつかず、誠実に対処しようとします。
そうした姿勢がむしろ、仕事先から高い評価を得たりするのです。
フェアでいる
適当に見えて仕事ができる人は、完璧主義の人のように「相手から悪い評価を得たらどうしよう」という不安な気持ちに縛られていません。
仕事相手とは対等な関係で、色々なことを話し合いながら進めていきたいと考えています。
「見下されないように」というような気持ちも無いので、仕事相手の人に対しても上から目線でも必要以上にへりくだることもなく、常にフェアな関係でいるよう心掛けています。
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本質さえ守っていれば、あとは自由でいい
どんな仕事でも、守るべきポイントがあります。
例えば建設業に関わる仕事であれば、安全の確保が第一です。
本質さえ守れれば、どんな手順で作業を進めようとも、きちんと結果が出ればそれで良いと考えています。
そのように取り組んだ自由度の高い仕事が、高い達成を示すのです。
適当な人間は流れを生み出す「勢い」を作れる
適当な人間は色々な縛りが無い分だけ、勢いがあります。
適当な人間が作る勢いにはどんなメリットがあるのでしょうか?
勢いがあれば生き易さ、成功しやすさが上がる
物事にはタイミングというものがあって、「今ここぞ!」というタイミングだったからこそ上手くいった、というようなことも多くあるでしょう。
また、人の勢いは他の人に伝染します。
自分に力を貸してくれる人も増えるので、成功しやすさが上がるのです。
勢いが強すぎるのはNG!たまにはブレーキも大事!
勢いがついていると普段だったら大変だと思うこともそうは感じなくなり、トントンと色々なことがスムーズに回るようになります。
また気持ちの上でも前向きになるので、さらに色々な人を惹きつけるようになることでしょう。
ですが、勢いが強すぎると人は次第にその勢いについていききれなくなります。
たまには自制して程よいスピード感を持ってこなしていけるくらいが丁度良いのです。
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人生を適当に生きることのメリット
人生を適当に生きることには、いくつかのメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。
執着心が減る
完璧主義の人の「~でなければならない」「~であるべきだ」という気持ちは、1つの執着心の表れです。
自分の中に確固たる理想があり、それ以外のことが受け入れられないでいるのです。
また「~なったらどうしよう」「~ならないために」と並々ならぬエネルギーを投入するわけで、それは自分自身にも周りにも多大なストレスを与えます。
「~なら良いな」くらいの気持ちでいる適当に生きることは、そういった執着心を自分から手放してくれます。
執着心が減ることで、心に背負っているものが無くなり、すっきりとした気持ちでいられるのです。
人間関係のストレスが減る
適当な人は、自分にも他人にも過度の期待をかけすぎません。
その為他の人の失敗にも寛容になり、人を追い詰め過ぎずに済みます。
人を追い詰めるようなことも無いので人との関係も良好で、人間関係のストレスが減ります。
毎日が楽しくなる
適当な人の心には遊びやゆとりがあります。
そのため、少しでも興味が惹かれることがあればすぐに「何だろう?」と思って飛び込んでみることができます。
適当な人の毎日は興味が惹かれることやワクワクの連続で、毎日が楽しいものとなります。
周りの目線がどうでも良くなる
完璧主義の人は「自分が他人からどう映るか」ということを過度に気にしていますが、適当な人は自分がどう思われようが気になりません。
自分なりの価値基準に沿った判断軸がしっかりとしているので、他人から悪く思われようと、自分が大切にしたいことが大事にできていれば、それで構わないのです。
適当な人は周りの目線がどうでも良くなるのです。
人と比べなくなる
適当な人の判断基準は「自分自身との比較」です。
過去の自分と比べてどう成長しているか、これから先、自分の思っている理想像に近づけていくためにはどうあったら良いか・・・。
人には様々な状況があり、結局人と比べて自分の人生が幸せか不幸かを判断しても意味が無いということを知っているのです。
だから、人と比べて一喜一憂するようなことがありません。
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適当な人生を送る方法5つ
どうしたら適当な人間として人生を送ることができるか、気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは適当な人生を5つお送りします。
人からの評価を気にしない
他人からの評価を気にする人は、他人軸で生きている人です。
自分がどう感じているかよりも、他人にどう思われるかが行動を決めるカギとなるので、いつも人の顔色を伺いながらの生活となります。
しかし、自分がどう行動しようと勝手なことを言うのが他人というものです。
人からの評価はあくまでもその人の目に映った自分の姿であり、その評価が絶対ということはありません。
人からの評価は参考程度に留め、気にしないようにしましょう。
収入源を確保する
適当に生きる人は心にゆとりや遊びがあります。
少なくても生活に支障が無いだけの収入があれば、お金のことを心配せずに心にゆとりを持って過ごせます。
また興味が湧いてでてきたことに対しても、「お金が無いから諦める」ということも減るでしょう。
必要以上に多く求める必要は無いかもしれませんが、生活できるだけの収入源を確保することは適当に生きる為に必要なことです。
最低限の目標設定をする
完璧主義の人ほど高い理想を掲げなくても、逆に無目的に目標も無く生きるというのも、人間、生活に張りを無くし辛いものです。
達成できるかどうかわからないような、高い目標を掲げる必要はありません。
程ほどの緩いもので構わないので、最低限の目標を設定して生活するようにしましょう。
人間関係は広く浅く
深く狭い人間関係だと、自分の知っている人間のパターンも限られてきます。
同じ価値観の人としか付き合わないようになるので、価値観も凝り固まってしまいがちです。
逆に広く浅い人間関係であれば、何か行き詰った時にも「あの人みたいな生き方もあるのだから」と、参考にできる生き方がたくさん増えることになります。
また、付き合う人間関係が広いと同じことをしても返ってくるリアクションが全く異なるパターンが多いので、とても刺激的です。
人間関係は広く浅く、いろんな人と知り合うようにしましょう。
よかったよかった日記をつけてみる
毎日一日が終わるときに、悪かったことよりも良いことをできるだけ思い出すことを習慣にしたいものです。
そういった行動が、「今日も良い日だった。明日も良い日になるかもしれない」と肯定的な活力を作り出していきます。
夜寝る前に、今日一日を振り返って良かったことを記入する「よかったよかった日記」を付けて見られてはいかがでしょうか。
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適当に生きる時の5つの注意
適当に生きる時には注意も必要です。
どんなことに気を付けて日々過ごせばいいのでしょうか?
人を大切にする
適当な人は自分のことを大事にしますが、それと同じくらい人のことを大切にします。
人のことを尊重するから、他の人もあなたのことを大切にしてくれるのです。
人との約束を守る、人の陰口を叩かない、他人の視点に立って考えるということは、常に忘れずに行っていきたいものです。
我慢しすぎない
「自分さえ我慢すれば上手くいく」というのは、危険な考え方です。
なぜならば、自分が決壊してしまった時には全てが壊れてしまう前提で動くことになるからです。
必要以上の我慢はストレスになり、いつ爆発してしまうかわかりません。
他人の前で急に爆発してしまえば、大切な人間関係を失ってしまう可能性もあります。
我慢しすぎることなく、適度に要求を満たしていくことも大事なことなのです。
他人を信じる
完璧主義の人は他人を信じることができません。
自分が本当はどう思われているのか、常に疑心暗鬼になっています。
そのため、他の人に任せれば良い仕事も全部自分で背負い込むことになります。
他人を信じることは、本来背負わなくて良い仕事から自分を解放することにつながります。
また他人を信じ信じて貰える関係は、心の安定を生じさせます。
他人は信じてみるものです。
もしも信じてみて裏切られたとしても、それは自分にとってどういう人を信じれば良いのか、より確かな手掛かりが手に入るようになります。
他人を信じることで自分が得ることができるものは、たくさんあるのです。
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人生を信じる
人生には土砂降りの日もありますが、365日毎日土砂降りということはありません。
日本の偉人、勝海舟は「やるだけのことをやったらあとは心の中でそっとしておけばいい」と言ったそうです。
八方ふさがりのようでいても、天は必ず開いています。
自分の人生を信じ、信頼してみましょう。
嫌なことは考えない
嫌なことを考えると次々に嫌なことが思い出され、負の感情のループにはまってしまうことがあります。
そうすると次第に気持ちも暗くなるし、体調にも異変が現れやすくなるものです。
暗くなった気持ちを明るくしたり、悪くなった体調を戻すことは中々自分の思い1つでコントロールが利くものではありませんが、「嫌なことを考えるか?楽しいことを考えるか?」ということは、自分の意思次第です。
嫌なことは考えず、明るいことを考えるようにしましょう。
考えすぎないためのコツ
考えすぎないようにしようと思っても、人によっては中々難しい人もいるかもしれません。
考えすぎない為には、以下気を付けてみるようにしましょう。
過去を振り返らない
過去を振り返ると、ネガティブな出来事が思い出された際には「あの時~すれば良かった」など、つい暗い気持ちを引きずって考えてしまいがちです。
また、過去に比べて今が楽しくないと感じている場合にも、「あの時は良かった」と思ってしまうのです。
それは心の時間軸が「今ここ」ではなく「過ぎ去った過去」に置かれてしまっています。
過去のことは、振り返ってもどうすることもできません。
自分にできることは、「今ここ」を大切にすることだけです。
過去はできるだけ振り替えられないようにしましょう。
不満や批判を考えない
不満や批判は考え始めると止まらなくなりますし、怒りの感情も含むようになります。
けれど、不満や批判からは肯定的な行動は全く生まれません。
不満や批判はできるだけ考えないようにし、考える場合には「どうしたらもっと良くなるか」という視点に重きをおいて考えるようにしましょう。
とりあえず実験的にやってみる
ずっと続けなければいけないと思うと取り組むのに尻込みしてしまうところもありますが、物事を始める際は、深く考えずにスタートした方が気楽に始められます。
「とりあえず」「試しに」やってみれば良いのであって、もしも「自分には合わないな」と思ったら、方向性を変えても構わないのです。
余り身構えずに、とりあえず実験的にやってみるようにしましょう。
楽しい人と一緒にいる
楽しい人といると、楽しい気持ちがこちらにも伝わってきます。
また、どういう風に考えると自分の毎日も楽しいものになるのか、参考になるところがいっぱいあるものです。
できるだけ自分が心地よく楽しいと思う人と、一緒に過ごすようにしましょう。
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考えすぎると陥る!?不幸な人生を送る10の方法
不幸な人生を送りたいと思う人は、まずいないでしょう。
不幸な人生に陥らないためにはどんなことに気を付けて過ごせばいいのでしょうか?
不平不満を漏らす
ベストセラーとなった『置かれた場所で咲きなさい』の著者、渡辺和子氏は、ご著書の中で「自分の置かれた環境の中で不平不満を言っているのは、環境の奴隷になっているのと一緒」と言います。
氏は修道女らしく、「自分が置かれた環境には神の意思がある」「神の意思に応えるべく置かれた環境の中で自分らしく花を咲かせるのが大切なのだ」とも言います。
どんな場所にあっても、自分の心次第で変えられることはたくさんあります。
不平不満を漏らす前に、良い方向に働きかけていく心を忘れないようにしましょう。
抱えている問題から目を背ける
抱えている問題から目を背けて違う所で憂さ晴らしをしても、結局元々の問題が解決しなければ、本当にすっきりとすることはないでしょう。
問題にきちんと目を向けて把握すること、解決の糸口はそこから始まります。
他人と自分を比較する
自分の振舞いが適切かどうかを確認したりするのに、他人と比較することで確認することは多いでしょう。
けれど、他人と自分は置かれている状況が全く違います。
自分の立ち位置が適切かどうか確認するのに少しだけ周りを見回すくらいなら良いのですが、周りと自分を比較して「他人はあれだけできているのに自分は・・」と気持ちを落とすくらいなら、周りを見ない方がましでしょう。
他人と自分を比較することで、変えて良けることがあるのならどんどん変えていけば良いと思います。
けれども多くの場合、他人との比較は他人をねたみ、嫉妬することで終わってしまうことも多いものです。
他人と自分を比較することから、距離をおくよう心掛けてみましょう。
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まだ起きてもいないことに気をもむ
「もし~が起こったら・・」と起こってもいないことに気を病むのは、もうそれが起こっているのと同じことです。
心配している事柄のうち、実際に起こるのは5%も無いと言われています。
もしも起こったら、その時に心配すれば良いのです。
まだ起きていないことに気をもむのは止めるようにしましょう。
抱えている問題に押しつぶされてしまう
抱えている問題は、雪だるまのように大きくなってしまう前に小さいうちから、対処できる方が好ましいと言えます。
問題から目を背けたくて放置していると、自分では収集が付かなくなってしまいかねません。
抱えている問題があまりに大きすぎるように思う時には、何が問題なのか、そのうち手を付けられることはどこなのかといったことを整理するだけで、問題の半分は解決すると言われています。
抱えている問題に押しつぶされてしまう前に、出来るだけ早めに対処するようにしましょう。
好きでもないことをやる
自分では好きでもないことをやって多くの時間を割いてしまったとしても、辛いようですがそれは「自分の責任」と言われてしまうことが多いでしょう。
人間の時間は有限です。
好きでもないことを仕事等でやったとして、それ以外にあとどれくらいの残り時間があるのでしょうか?
一度きりの人生ですから、自分の望む好きなことに多くの時間を費やせると良いですね。
ためにならない人間関係を続ける
腐れ縁の付き合いというのは、よくあるものです。
けれども、その付き合いに費やした時間は、自分にとって有意義なものだったでしょうか?
人間はダラダラと関係を続けるよりも、すっぱりと関係を断ち切る方がエネルギーもいりますし、罪悪感も大きくなりがちです。
ですが限られた時間しか自分には無いということを意識すれば、残された時間をどう有意義に使っていこうかという方向に気持ちも変わってくるのではないでしょうか。
ためにならない人間関係は、自分のためにも相手のためにも断ち切った方が良いでしょう。
他人を変えようとする
「他人を変えることはできない。変えることができるのは自分だけ」というのは、よく言われることです。
けれども何か問題が生じた時に自分の正当性を主張して、変わるべくは相手であると思ったことは無いでしょうか?
他人には他人なりの物の見方や感じ方があり、あなたの思った方向に変わっていくよう期待をかけるのは、期待外れとなることも多いでしょう。
他人を変えたいと思ったら、まず自分が変わってみることです。
そうすると、如何に自分が変わっていくことが大変か、身に染みて感じる事ができると思います。
「他人を変える前にまず自分から」を、心に念じておくようにしましょう。
他人を満足させようとする
特に日本人は、自己犠牲の精神を尊いものとしがちです。
「自分のことを考える前にまず他人のことを考えなさい」と小さいころから言われてきている人も多いのではないでしょうか?
けれども、それも本来は順番が逆です。
むしろ、「他人のために」とやったことがただの自己満足に過ぎなかったということもあるくらいです。
「他人のためにやってあげようとか、他人を満足させようと思ったら、まず自分が満足すべき。もしもその上であふれ出るものがあったら、他人にも分け与えてあげなさい」
他人を差し置いて自分が幸せになるのを考えるのに、罪悪感を持つ人もいるかもしれません。
けれども自分が幸せでなければ、本当に他人の幸せを喜びと感じることは難しいでしょう。
他人を満足させる前に自分を満足させるのは、十分理にかなっているのです。
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自分の価値観を、ゴール/結果/物事/社会的地位/他人と一体化させる
他人が求めていることばかりに心が敏感な人は、自分が本当に望んでいることが実はよくわかっていないことがあります。
自分の価値観を他人の価値観や社会の要請に、一体化させ過ぎているのです。
1960年代にイギリスで活躍したD.ウィニコットは、「偽りの自己」という言葉を用いて、他人の要請をあたかも自分の願いであるように感じている人のことを説明しています。
今自分が願いとしていることは、本当に自分の願いなのでしょうか?
誰かの期待を、あたかも自分の願いであるように錯覚していることはありませんか?
一度自分の胸に問いかけてみてください。
適当に生きることと丁寧に生きることは意外と一致していたりする
適当に生きることは心を自由にして生きることであり、自分の大切に思っていることをきちんと大切にできる生き方です。
そう考えると、適当に生きることと丁寧に生きることは意外と一致しているのかもしれません。
「適当に」かつ「丁寧に」生きるためには、どんなことを心がけたら良いでしょうか?
真剣にやることと肩の力を抜くことをしっかり分ける
物事は、いつも毎回100%で取り組む必要はありません。
大体6割から8割の達成であれば十分です。
いつもフルスロットルで生きていると、本当に大事な時に力を出す余裕が無くなってしまいます。
真剣にやる時と方の力を抜く時を、めりはりをもって過ごすことが大切かもしれませんね。
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