「つい、はらなくていい見栄を張ってしまった」

「いつも自分を大きく見せようとして、逆に自分の立場を悪くしてしまう」

 

そんな悩みを抱えている方、まずはなぜ虚栄心が強くなってしまうのかその心理について考えてみましょう。

 

虚栄心がなぜ生まれるのか、そして自己顕示欲と何が違うのかきちんと知ることで克服することができます。

 

虚栄心が肥大化しすぎてしまうと他人からの評価を下げ、自己嫌悪にも陥り悪循環にはまってしまいます。

もっと楽に生きるために、虚栄心を克服しましょう。

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目次

虚栄心とは

 

虚栄心と自己顕示欲の違いを知る前に、まずは虚栄心とは何かその概要について知っておく必要があります。

 

虚栄心とは見栄を張ること

虚栄心という言葉の意味は「見栄を張る心」を指します。

 

「見栄を張る」具体的な行動は、たとえば外面を気にしてうわべだけの言葉を並べ、時には嘘もついたりすることです。

 

高校時代に修学旅行で3日間だけ行った海外旅行の経験を、社会人になってから「高校生の頃には海外に出たので、海外生活には慣れている」と話すなど、

本来の事実とはかけ離れた話をすることで「自分は国際的な感覚がある」と見栄を張ってしまうような状態を指します。

 

また人の目を気にするがあまり、話を盛りすぎたりして事実とはかけ離れた話や自分の姿を演出しようとします。

 

虚栄心はありのままの自分を他人にさらけ出せない人がもっている

つい見栄を張ってしまう気持ちを虚栄心と呼びますが、それはただ単に「見栄っ張り」なのではなく、ありのままの自分をさらけだせずにうわべだけを取り繕ってしまう人を指します。

 

実質的には「本当の自分」を自分自身で否定してしまっている状態です。

 

そして「本当の自分」に対する固執はなく、ただ誇大化して演出した自分の姿が本人にとっては重要になります。

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虚栄心と自己顕示欲は似て非なるもの

 

アイデンティティの確立によって、人は自分自身に揺るがない自信を身につけます。

 

しかし時には「本当の自分」を置き去りにしてまで自分の能力を誇張して相手に大きく見せようとする場合があります。

 

自分を相手にアピールしようとする意欲が高い状態を「自己顕示欲が強い」といいますが、自己を大きく見せようとする虚栄心は自己顕示欲とはまた異なります。

 

何が異なるのかは次の通りです。

 

自己顕示欲はありのままの自分を前面に押し出すことでも満たされる

自己顕示欲とは「自分が褒められたい」「自分の存在価値を認めて貰いたい」という承認欲求に基づくものです。

 

そのため話を盛ったりするよりは、まずは自己アピールの方が肝心になります。

 

たとえば自己顕示欲が強い人の場合、「この料理は自分で作ったの!」と料理をする自分自身の写真をインスタグラムなどSNSにそのままアップします。

 

料理の出来などはともかく、真実の自分をそのままさらけだしても、承認欲求が満たされればそれで気持ちは満たされます。

 

虚栄心と自己顕示欲は動機が異なる

虚栄心が強い人の場合、SNSで写真を発信するにしても、加工した写真を用いたり他人の作品を自分のものと偽るなど、「ありのままの自分」をさらけだすことはありません。

 

ですから自己顕示欲のように誰かに認められなければ満足できない、ということはなく、「とりあえず料理をする人という認識を相手がもてばそれでいい」とそこまで絵承認欲求も強くありません。

 

過度な自己顕示欲も虚栄心も「自分のアイデンティティがまだはっきりと確立していない」「なんとなく自信がない」という点では似ていますが、相手に何をどのようにアピールするのか、

相手のどんな反応を求めるのかという点で意味が異なります。

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強すぎる虚栄心が元で嘘つき呼ばわりされてしまう

 

虚栄心が強すぎる人は嘘つき呼ばわりされる傾向があります。

 

嘘つきと虚栄心にはどんな関係があるのでしょうか。

 

嘘つきの定義

嘘つきとは故意に事実とは異なることを話す人のことを指します。

 

たとえ嘘を言った本人に他人をだまし罠に掛けようという意図があってもなくても、事実と異なる作り物の話をした時点で嘘つきとなります。

 

「嘘も方便」というように時と場合によっては嘘をつくことも仕方ないとする言葉もありますが、やはり基本的には「嘘つきは悪いこと」「嘘つきは信頼できない」という考えが根底にあります。

 

なぜ虚栄心が強すぎると嘘つき呼ばわりされるのか

虚栄心が強すぎる人の場合、相手に「この人は嘘つきだ」と思われる傾向にあります。

 

それは虚栄心が強い人は本当の自分の実力や姿を隠すために、事実と異なる作り話をしてしまうためです。

 

そのため本人が見栄を張っただけのつもりでも、相手は「この人の話はどこまで本当なのだろう」と疑心暗鬼に陥りまともに話を聞いてくれなくなります。

 

プライドが高いことと虚栄心の強さに関係はあるのか

 

プライドが高い人は自信家が多く自己主張も激しいことが多いですが、虚栄心とはどのような関わりがあるのでしょうか。

 

プライドが高い人の特徴と虚栄心の強さの関係は次の通りです。

 

 

プライドが高い人の特徴

プライドとは「自尊心」を指します。

 

文字通り、自分自身を大切にする気持ち、尊重する気持ちです。

 

自分に対して自身があるので精神的には自立しているといえます。

 

そしてプライドが高い人は自分を尊重するあまり、自分の実力や功績を実際よりも高く評価しがちです。

 

自分自身に対しての客観的な視点が欠けていたり、他人と自分をうまく比較できていません。

 

また自分を尊ぶあまり、自己中心的な言動をとってしまうこともあります。

 

虚栄心とプライドの高さは基本的には異なるもの

虚栄心は本来の自分よりも実力を高く評価しがちですが、プライドの高さとはまたその根拠が異なります。

 

プライドが高い人の多くが自信家ですが、それは自分自身のこれまでの成績に誇りを抱いています。

 

そのため自己主張する内容については等身大の自分を誇る気持ちがその裏側にあります。

 

対して虚栄心が強い人は、心理的に自立がうまくいっておらず、絶えず他人の目が気になっています。

 

自信もあまりないため、本来の実力よりも大きく自分を偽ってしまうのです。

 

プライドが高い人は自分で自分のすごさを認めていますが、虚栄心が強い人は自分で自分に自信がありません。

 

そのためプライドが高いことと虚栄心が強いことは異なる心理状態からくる態度だといえます。

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虚栄心が強い人の第一の特徴は自分を大きく見せたい

 

虚栄心が強い人の特徴としてまず挙げられるのが「自分を大きく見せたい」という願望が強いという点です。

 

「こんな自分になりたい」「こんな姿に憧れる」という願望は誰しも抱いています。

 

しかし多くの人は客観的に自分を見ることができますので、ある一定のラインで「憧れている姿と現実の自分は違う」ということを理解しています。

 

ちょっと背伸びした程度の自分の姿を現実に投影させることはあっても、現実の自分を巨大化させたり誇大にアピールすることはりません。

 

なぜなら「本当の自分とはかけ離れた自分であることを装うのは恥ずかしい」という意識がはたらくからです。

 

しかし虚栄心が強い人は自己愛が強く、自分のもつイメージと現実の自分の間に横たわる距離を理解できません。

 

自分が大切なので、誇張された自分の姿をアピールすることに恥ずかしさを感じることもありません。

 

その結果、自分を表現する際に誇張された自分の姿を飾り立てる事になってしまいます。

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他人と比較することで虚栄心は強くなる

 

「よそはよそ、うちはうち」という言葉と同じように、「自分は自分、他人は他人」という言葉があります。

 

そのどちらも、自分と他人の比較には意味がないことを解いていますが、虚栄心が強い人は「自分は自分」と考えられません。

 

常に他人と自分を比較し、少しでも差や違いがあると気になって仕方がありません。

 

自分の幸せや成功をはかるのに他人を引き合いに出さなければ納得できないのです。

 

そして対象に勝とうとするあまり、少しでも劣っていたり競争に不利を感じると、事実とはかけ離れた自分の姿や能力を偽装することになります。

 

虚栄心が高い人は負けず嫌いともいえますが、その劣等感を解消するための方法が「偽りの自分を演出すること」になりがちです。

 

また「自分は他人と違ってすごい、エライ」と他人と比較することでしか満足できない人間が虚栄心が強いといえます。

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実は虚栄心の強さは自信の無さと比例する

 

虚栄心が高い人は、一見するとプライドが高い人にも見えます。

 

しかし決定的に違うのは、実は「確固とした自信がない、あるいは自分自身に対する信頼が薄い」という点です。

 

そしてそんな自分に気がついていません。

 

ぼんやりとした危機感だけがあり、自分が抱いている弱みを隠すために「自分はこんなにスゴイ人間なんだ」と自己暗示をかけるような言動をとってしまいます。

 

また明確な自分の自信喪失に関しては自覚しないまでも、「自分は誇張して話をしたり実際の自分にできること以上をできるように常にふるまっている」という自覚はあります。

 

そのせいで実は自分は他人に対してアピールしているほどの人間ではないと、いつか自分の「正体」が露見することを恐れている状態です。

 

虚栄心が強い人は一見すると自分に自身があるかのようにふるまっていいるものの、実際のところは誰よりもじしんがないということも多いのです。

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本当は等身大の人生に憧れている

 

自分に自信がないからこそ事実ではないことを口にして自分を守るために虚栄心が誇大化してしまうことがあると解説しました。

 

そのため心のどこかで日常的に嘘をついている自分を自覚し、後悔や自己嫌悪に陥る事もあります。

 

自分を大きくみせる一方で、「常に嘘をつき続けている自分」に対する自己否定の気持ちも虚栄心と共に抱いているのです。

 

虚栄心が強いからといって、強い精神力をもっているとは限りません。

 

むしろ弱い心が根底にあるからこそ、自分を強く見せようとする心理がはたらくのです。

 

そのため本心では等身大の人生に憧れている場合もあります。

 

そして等身大の自分と理想の自分を装うギャップがあるからこそ後ろめたさや自己否定を覚えてしまいます。

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つい見栄を張ってしまう弱い自分が可愛い

 

虚栄心は自分を愛おしむからこそ、自分を大きく見せようとしたり理想の姿であるかのように振る舞い、自分自身の弱さや脆さ、だめさを覆い隠そうとしています。

 

また虚栄心が強い人はストレス耐性が弱い人が多く、ストレスから身を守るための手段として見栄を張ってしまうことがあります。

 

同時にそんな自分に対して後ろめたさも抱きます。

 

ところが虚栄心が強い人はそんな相反する感情の間で揺れ動く自分を「かわいい」と考えてしまう傾向があります。

 

そしてそんな自分の駄目さをかわいいと感じてしまう感傷的な自己愛こそが、虚栄心をさらに大きいものに育ててしまう可能性があるのです。

 

本来自分で自分を肯定するということは精神的な成長には欠かせないステップです。

 

しかしついつい虚栄心を張ってしまう人が、「無理をして見栄を張ってしまう自分の弱さもかわいげがあっていいじゃないか」と考えてしまうことは精神的な成長につながらないばかりか、自分の悪い点に対して認めてしまっている状態になります。

 

これでは精神的な成長は望めません。

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虚栄心でトラブル予測の信号が点滅しなくなる危険がある

 

虚栄心が強いとトラブル予測の信号が点滅しなくなる危険性があります。

 

トラブルに関するリスク管理意識が低くなる理由については次のような点が挙げられます。

 

虚栄心が強いとリスクを軽視しがちになる

虚栄心が強い人は何か問題が起きても、これまでの自分の生き方から「誤魔化せばなんとななるのではないか」と考え危機管理能力が低くなる傾向があります。

 

そしてリスクを軽視した結果、問題が起きてしまってもその場しのぎの言い訳で目の前のトラブルをとりあえず回避しようとします。

 

問題に直面した場合、虚栄心が強い人は自分以外の誰かに責任転嫁したり、場合によっては自分に都合の良いように自分自身の記憶を改竄したり問題の論点をすり替えようとします。

 

虚栄心が強いと周囲の人間からは距離をとられるようになる

虚栄心が強い人は危機に関する意識欠如だけではなくトラブルに直面した際の言動にも問題があります。

 

自力で解決できないばかりか責任回避や記憶の改竄などを行います。

 

そのため周囲の人間にとっては虚栄心が強い人間は「関わりたくない人」として認識されていまいます。

 

その場しのぎで問題を解決しようとしても、周囲の人間には「迷惑な人」「大変なときは何も出来ない口先だけの人」と認識されてしまうのです。

 

虚栄心が強い人の本来の姿は問題が起きた際や逆境で露わになりますので、やがて周囲の人間からは疎遠されてしまう可能性が高いです。

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他人は皆自分の虚栄を信じているとなぜか確信

 

虚栄心が高い人ほど、なぜか「他人はみんな自分の虚栄を信じている」という確信があり、その前提によって行動しています。

 

それはなぜでしょうか。

 

次のような理由が考えられます。

 

 

他人は自分の本当の姿を見抜けないと普段から見下す

虚栄心が強い人は、相手に対して「自分はスゴイ人間だ」と見栄を張っています。

 

そのためまさか自分の誇張された姿を相手が見抜いているとは考えず、誇張された自分と相手を比較して考えがちです。

 

もともと「相手より優れている自分」という見栄を張っているわけですから、誇大化された自分と等身大の相手では、自分の方が優れているのは当然です。

 

しかし虚栄心が高い人はその矛盾に気がつかず、相手を見下してしまいがちです。

 

しかし見栄というものはいつか相手にバレてしまうものです。

 

本当の実力ではないわけですから、日常的なふとした場面やさきほど解説したような危機的状況に陥った場合に「本当の自分」と「誇張された自分」のギャップに相手も気がつきます。

 

それでも相手が何も指摘することなく付き合っている場合、相手には距離をもった付き合い方をされていたり、人間関係の中でどこか線引きされているのです。

 

しかし虚栄心が強い人はなかなかその事実に思い至りません。

 

周囲の人間は自分が困ったら手助けしてくれると考えている

虚栄心が強い人は自分の実力や能力を誇大化して他人に吹聴しているので、自分の周囲の人間はみんな自分の魅力に惹かれて集まっているのだと考えている傾向があります。

 

つまり周囲の人間は味方であり、自分が困ったときには無条件で手助けしてくれるはずだと自分に都合よく解釈しています。

 

しかし虚栄の自分がとっくに周囲にも知られており、自己都合どおりに周囲の人間が助けてくれない状況に陥ってようやく自分の虚栄が他人にバレていたという自覚をもつ場合もあります。

 

いずれにせよ、誰もが本人の虚栄を指摘してくれるわけではありませんので、気がついたら周囲には誰も助けてくれる人や支えてくれる人がいなかったという状態になる可能性もあるわけです。

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人は大なり小なり虚栄を張っていると思う安心感が落とし穴

 

人は誰しも大きさの差はあれど虚栄を張っているという考え方があります。

 

しかしそう考えて自分自身を安心させていることこそが落とし穴といえます。

 

問題点については次の通りです。

 

罪悪感や責任感を誤魔化すための「みんなやっている」という意識

虚栄心が強い人の中には「自分だけが特別なのではなく、人は誰しも虚栄心があるのだ」と解釈している人もいます。

 

世の中が本音とは異なる建前で動いていることに対し、「自分が見栄を張るくらいなんでもない」と考えがちです。

 

これは「自分だけではない」と思うことで、事実とは異なることを言ったり装う自分自身を誤魔化し罪悪感を薄めているのです。

 

また「みんなが虚栄心を張っている」と考えることで、自分自身が起こした問題であっても「みんなと同じようにやっているだけだから、じぶんだけが責任を取らなくてもいい」と考える傾向があります。

 

もしも責任を負わなくてはならなくなったとしても、「自分だけが罰せられるのは間違っている」と周囲の人間も巻き込もうとします。

 

意図せずに法律に違反してしまうことがある

虚栄心が強い人は「みんながやっているから自分は悪くない」という行動原理がありますので、意図せず法律違反を犯し犯罪に巻き込まれる可能性があります。

 

無意識であっても法律を犯すことの危険性や倫理的な問題に気がつきにくいのです。

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原因を知れば虚栄心が強くなる心理が見えてきた

 

「なんでいつも自分は見栄を張ってしまうんだろう」と悩んでいた人も、原因やそのようにあんってしまう心理を理解したら納得できたのではないでしょうか。

 

なぜ虚栄心が強くなってしまうのかまとめてみました。

 

人に認められたいという本能的な欲求が誇張された自分を形成する

「褒められたい」「認められたい」という欲求は年齢や差別に拘わらず、誰もが一度は抱く欲求です。

 

そして憧れる理想の姿というイメージも誰もが胸に抱くものです。

 

虚栄心の強さは、自分の憧れと本来の自分との解離が大きくなればなるほど、そしてそれを認められなくなればなるほど肥大化していきます。

 

虚栄心に気がついてもなかなか治療を受けられない理由

自分の虚栄心に気がついたとしても、なかなかその行動を改められない、カウンセリングなどの治療も受けたくないという人は多いです。

 

それは自分の間違いに向かい合ってしまうことが虚栄心が強い人にとっては耐えがたい苦痛であるからです。

 

自慢していたあるべき自分の姿が幻想であったことを受け容れられないのが虚栄心が強い人の特徴です。

 

逆に言えば虚栄を張っている自分を自覚し、そんな自分を受け容れるのではなく「このままではいけない」と考え行動に移すことが出来たのであれば、虚栄心の高さを改善する見込みはあるということです。

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素直に生きる為の虚栄心克服法を紹介

 

虚栄心が強い生き方は、ハッキリ言って疲れます。

 

いつ誰かに自分の見栄が見抜かれないかも気になりますし、なにより自分で自分を完璧に騙すことは出来ないので、常に後ろめたさと戦うハメになるからです。

 

とはいえ、なかなか素直に生きる事は難しいものです。

 

そこで虚栄心を克服するための方法について5つのポイントをご紹介します。

 

まずは虚栄心が強い自分を自覚する

まずは「自分は虚栄心が強いんだ」と認める方法があります。

 

つまり普段、対外的にふるまっている自分の言動が幻想や憧れによって形成されたものであることを意識するのです。

 

「こんな人になりたい」という憧れを実現するために努力することはもちろん重要ですが、それ以前に「自分はこのような人間である」という客観的な視点に立ち、自分がどれくらい見栄を張っているかを自覚する必要があります。

 

自覚することで、今後の自分の行動や振る舞いに対して改善しようという意識が生まれます。

 

等身大の自分を認める

他人からの尊敬や称賛を求めて見栄を張ると、どんどん現実の自分から理想の自分が解離していきます。

 

まずは見栄を張っている自分を認めます。

 

もちろん「だから仕方ない」と諦めるためではなく、虚栄心の強さを改善するためにも必要なことです。

 

その上で「では今後どのようにすればいいのか」という建設的な考えを抱くことができます。

 

他人と自分を比較することをやめる

虚栄心が強い人は絶えず自分と他の人間を比べ、負けないために見栄を張ってしまいます。

 

しかし個性は他人と比較することで生まれるのではなく、「自分は自分」という意識を確立することで生まれます。

 

さらに自分と他人は価値観や生き方が違うので、単純に優劣を競うことは本来できないものだということを知っておく必要があります。

 

簡単に優劣が付けられないことを知ってしまえば、自分の基準で競り合うことの意味のなさにも気がつき、意味のないもののために見栄を張ろうとすることもなくなります。

 

 

他人を認める

虚栄心が強い人は自分以外の他人が褒められることを嫌い、他人の功績を素直に受け容れることが出来ません。

 

負けず嫌いになってしまい、ついつい「あいつより自分の方が強い」と比較してしまいがちです。

 

しかし多様な価値観というものは否定しても身につきません。

 

まずは他人を認めましょう。

 

そうすることで多様な価値観に気がつき、自分自身を充実させ見栄を張る必要をなくすことができます。

 

個人活動を充実させる

虚栄心が強い人は、多くの場合周囲の環境が変化していないことが多いです。

 

いつもと同じ顔ぶれとばかり付き合っていると、価値観は多様化されずついつい相手に自分を大きく見せたくなってしまいます。

 

ですので、たまには個人で活動する範囲を現在とは別の場所に移してしまいましょう。

 

誰かと比較しないで済むような個人活動ができるような環境に変えれば、他人と自分を比較する必要はなくなり自分自身との戦いになります。

 

そうなると等身大の自分と否応なしに向かい合うことになるので、見栄を張らなくていいようになります。

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