「能ある鷹は爪を隠す」ということわざがありますが、これは自分の実力をひけらかさない事によるメリットを得るための教訓でもあります。

 

しかし実は「能ある鷹」であることをアピールすべき場面もあります。

「能ある鷹の実力の見せ方」について知っておくことこそが真に重要なことなのです。

 

この記事では能ある鷹の爪の見せ所やメリット・デメリット、注意すべき点についてくわしく解説します。

自分の価値を高めるためにぜひご一読下さい。

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目次

能ある鷹は爪を隠す言葉の意味とは

 

能ある鷹は爪を隠す言葉の意味

鷹は大型の肉食鳥獣です。

 

獲物を探して空を周遊している場合は爪をひけらかすようなことはしません。

 

しかし一度獲物に狙いを定めると一気に滑空し、その鋭い爪でしっかりとつかんで空高く舞い上がります。

 

その姿から、「真に能力のある者は必要に迫られるまで自分の才能や優秀さを自慢したりみせびらかしたりしないこと」という意味合いで「能ある鷹は爪を隠す」と使用されます。

 

能ある鷹は爪を隠す言葉の使用例

「能ある鷹は爪を隠す」という言葉は、真に実力がある人間を指す以外にも、相手を揶揄するように使用される場合もあります。

 

どのような場面で使用されるのか見てみましょう。

 

A:今回の運動会では、いつも見学してばかりのC君が意外にも大活躍したね。

 

B:能ある鷹は爪を隠すというし、彼はここぞという場面でしか力を発揮しないのさ。

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なぜ能ある鷹は爪を隠すのか

 

なぜ「能ある鷹は爪を隠す」といって本来の能力を隠すことになるのでしょうか。

 

考えられる理由は次の二点です。

 

能力のない人に得をさせる場合

「能ある鷹」である人、つまり実力や知識・技術を持つ人がその実力を隠して得をするのは「能ある鷹」以外、すなわち無能者です。

 

無能な人は有能な人が実力を発揮すると引け目を感じます。

 

さらにその感情がこじれると嫉妬したり僻んだり、相手を貶めようと邪魔をする場合もあります。

 

そのため能ある鷹であるところの有能な人は無能な人が安心していられるように実力を隠すことがあります。

 

協調性を重んじる場合

有能な人が爪を隠すのはなにも無能な人に得をさせるだけではありません。

 

日本社会では時に成果よりも「和」が重要視される場合があります。

 

有能であればあるほど「和」が重んじられる場面を敏感に感じ取り、実力を隠すのです。

 

周囲の人間よりも突出して有能であることが逆に徒になる場合があるということです。

 

有能な人にとっては自分の実力をむやみに誇示する必要はありませんので、協調性を重んじた結果、パッと見ただけでは能力の違いが周囲と変わらないように装うことになります。

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能ある鷹は爪を隠す裏の意味

 

「能ある鷹は爪を隠す」という他者との協調性や相手の自尊心を思いやる以外にも、言葉の裏に隠された意味合いが存在します。

 

それは能ある鷹は小さな輪(コミュニティ)の中で実力を発揮することのリスクなどもよく承知しているということです。

 

いったいどんな心理がはたらくのかくわしく見ていきます。

 

他人に自分の能力を自慢するのではなく自分に労力をかけたい

「井の中の蛙」という言葉があります。

 

これは「能ある鷹は爪を隠す」という言葉とは反対に、自分が知っている狭い世界(井戸の中)だけを世界の全てととらえ自分はエライ・凄いのだと思い込んでしまっている人を指す言葉です。

 

ところが有能な人は、自分が所属している小さなコミュニティの中で自分が優れてることを誇っても意味がないことを理解しています。

 

自分の能力を狭い輪の中で自慢するくらいなら、もっと自分の実力を磨いて自分を高めたいという欲求を持っています。

 

そのため自分の能力を必要以上にアピールはせず、目的に向かってのみ努力します。

 

自分の力を誇示することだけが向上心の表れではないのです。

 

相手を警戒させない方がリスクを避けられる

協調性が必要な場面では自分の実力を誇示しないという判断ができる有能な人は、同時に自分の目的を遂行するために邪魔になるものは極力排除しておこうとします。

 

周囲に自分の能力を嫉んで足を引っ張る人がいると、物事は上手くいかなくなります。

 

そのため自分の実力を必要以上に見せつけないことで、周囲の人間に格差を隠したり油断させたりして、事前に障害を排除しておくのです。

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仕事上では能ある鷹は爪を隠さない

 

「能ある鷹は爪を隠す」という意味について解説しましたが、仕事の上では「実力のない人間」を装うことは少ないです。

 

それはなぜでしょうか。

 

原因については次の2つが考えられます。

 

自分の実力をアピールすることが出世への第一歩

義務教育の段階では誰もが「平等」とされますので、人目につかずコツコツと頑張っていても比較的評価されやすい環境といえます。

 

ただし社会に出てからはそうはいきません。

 

黙っていても誰かが自分を見出して褒めてくれる、評価してくれる、といったシンデレラのような展開はなかなかありません。

 

自分の実力や仕事の成果はきちんとアピールしなければ正当に評価されません。

 

「能ある鷹は爪を隠す」という金言のもとで実力を披露しなければ、いつまでたってもあなたの評価は「仕事が出来ない人」になってしまいます。

 

 

ネガティブなイメージはマイナス評価の原因となる

仕事上では「イメージ」も重要になってきます。

 

チームを組んで仕事をする場合、没個性的であったり常に後ろ向きな人だと上司やチームメイトからは「こいつに仕事を任せて大丈夫だろうか」という不安や疑問を抱かせることになります。

 

そうなるといわばマイナスの評価から出発するわけですから、たとえ良い結果を残したとしても自分の実力のおかげとは評価されなかったり「今回はたまたま」と実力よりも低く評価されてしまう恐れがあります。

 

常に前向きな姿勢で仕事をする人は周囲に「仕事が出来る人」というイメージを抱かせ、仕事の結果も正当に評価されやすいのです。

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もし上司が無能と感じてしまった時は爪は適度に隠そう

 

仕事の上では能ある鷹は爪を隠さないことが多いですが、無能な上司が相手の場合は話がちょっと変わります。

 

適度に爪を隠した方がうまくいくケースもあるのです。

 

その理由は次の通りです。

 

上司が無能な場合、そもそも能ある鷹を見抜けない

「通常の業務が部下よりも遅い、あるいはできない」「部下に的確な指示ができない」「他の部門との折衝がうまくいかない」など、「無能だな」と感じる上司の特徴は様々だと思います。

 

部下から見て無能な上司だと、自分の能力が正当に評価されないかも知れないと思って「爪を隠した能ある鷹」であることをやめて自己主張を始めることもあります。

 

しかし本当に無能な上司はそもそも、相手の能力や資質を見抜けません。

 

そのためあなたが自分の実力を見せつけても上司の目には「自信過剰の鬱陶しい奴」としか映らない可能性があります。

 

そうなるとあなたの仕事上の評価を下しキャリアを左右するのは上司ですので、どれだけ実力を発揮しても正当な評価を受けられる可能性は低くなります。

 

無能な上司にとって「仕事ができる部下」とは自分を正論で論破したり面と向かって指摘する部下のことではなく、チームで協調性を発揮して仕事を完遂したり、自分を出しゃばらない程度に適度にフォローしてくれる人間を指すことが多いです。

 

ですから適度に能ある鷹の爪を隠して「上司を立てる」方が、能を隠さない鷹よりも評価が上がる可能性が高くなります。

 

上司にも人間としての感情がある

相手が無能だと感じると、ついつい態度に表れてしまうのが人間というものです。

 

ついつい上司が無能だと感じると「そのやり方では誰もついてこないでしょうね」「今の言い方だとうまく伝わらないかもしれませんね」など、上から目線で発言してしまいがちです。

 

そして指摘された方も、自分が見下されている、侮られているということは敏感に察知するものです。

 

上司も人間ですから、やはり相手に侮られるのは面白くありません。

 

それが正論だったとしても、一度気分を害してしまうと信頼関係がうまく築けなくなります。

 

それに上司に対して「あなたよりも仕事が出来る人間ですよ」とアピールすることはあまり得策ではありません。

 

あくまで「仕事が出来ます」という実力をアピールするのが目的であって、その判断基準を上司にすることは「ある分野の仕事を任せることはできても、協調性がないから管理を行う仕事は任せられない」とみなされる危険性を伴います。

 

ですから上司が無能と感じた場合は、適度に爪を隠すことを意識して相手を見下した態度を取らないように注意する必要があります。

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同僚が能力不足の時は爪の隠し方がポイント

 

同僚が能力不足の場合はどのように対応すれば良いのか悩みますよね。

 

爪を隠しすぎると上司からは同僚共々「能力不足」の烙印を押されてしまいますし、能力を発揮しすぎてその後の同僚との関係が悪化してしまったという経験がある人もいるかと思います。

 

仲間意識が強すぎて同じレベルに落ちてしまうのは自分のキャリアを考える上でも、組織の利益を考える上でも好ましくありません。

 

かといって人間関係もあまり疎かにできません。

 

いつ何時、能力不足と感じた同僚の力を頼りにする場面がやって来るとは限らないからです。

 

そこでポイントになるのが、「どの程度爪を隠すのか」という点です。

 

注意点は次の通りです。

 

課題を共有することが重要

同僚が能力不足の場合、大切なのはまずは課題を共有してその解決のために努力するという姿勢をとることです。

 

相手の能力に自分が同調するのではなく、相手を同じレベルに引き上げることが相手のためだけではなく自分のためにも組織のためにもなります。

 

自分の意見を一方的に通そうとするのではなく、本当に必要なときだけ爪を見せるようにしましょう。

 

相手を指導しようとしないことがポイント

能力不足の相手を自分と同じレベルに引き上げるのは重要なことですが、肝心なのはその際に同僚を見下した態度を取らないことです。

 

「どうせこの程度しか考えられないんだろう」「そのやり方じゃ最初からダメだ」と自分の意見を一方的に押しつけたり相手の言動を決めつけたりすることは、たとえ正論であっても相手が不満を抱く原因となります。

 

その場合、あなたの助言や言葉通りに現実が動いても相手は不承不承に従っただけです。

 

もしも失敗した場合、「お前のせいだ」と全ての失敗を負わされたり、他の仕事で協力を得られなくなったり足を引っ張るような意見や行動をとられてしまう恐れもあります。

 

ここぞのときの爪の見せ方も、相手のプライドを傷つけないように配慮するのがポイントになります。

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能力の高い女性は上手く爪を隠すほど性格美人

 

美人で清潔感もあり、仕事も出来て充実した趣味を持っている、それなのにモテない。

 

そんな女性があなたの身の周りにいませんか。

 

もしくはあなた自身、当てはまる節があったりしませんか。

 

完璧に見える女性ですがモテないのは、もしかしたら「能力を見せつける鷹」になっていることが原因かもしれません。

 

実は真に能力の高い女性は上手く爪を隠す術に長け、性格美人と周囲からも評価されているのです。

 

それはなぜでしょうか。

 

理由については次のような点が挙げられます。

 

賢い女性ほど上手く爪を隠す

女性に限らず男性も、「私は賢い」というアピールをする人間を疎ましく感じる傾向があります。

 

自分磨きに熱心な人、向上心が高い人を指して「意識高い系」と揶揄する風潮もあるように、人間は賢さをアピールする人に対して感心するよりも疑念を抱くことの方が多いです。

 

特に女性の場合、男性は異性に「可愛らしさ」「素直さ」を無意識に求めていることが多いのです。

 

そのため間違いを指摘された女性が素直に「ごめんなさい」と言わず、「これは○○だから○○である」という反論を行うと、たとえ正論であっても「女性らしくない」と考えてしまう傾向があるということです。

 

また女性が自分より賢いという事実を喜んで受け容れる男性ばかりではないということも残念ながら事実です。

 

長い付き合いの中で、「相手が賢い人で良かった」と実感することはあっても、初対面の人や付き合いの浅い相手が自分と同等かそれ以上賢いことに異性としての魅力を感じることがあまりありません。

 

そのため賢い女性ほど相手を立てることを知っており、上手く爪を隠す術を身につけているのです。

 

 

聞き上手・褒め上手は性格美人に見られやすい

女性の社会進出は広い分野に及んでおり、女性の管理職はそこまで珍しいとはいえない時代になってきました。

 

それでも全体的な割合でいけば、まだまだ女性の管理職は少ないです。

 

そして数少ない女性管理職の、これまた信頼や尊敬を集めている人に共通していえることは「聞き上手」「褒め上手」という点です。

 

自分の意見をガンガン言って通すのではなく、相手の話をよく聞きながら的確に自分の望むように相手を動かせるような指導力のある人が、周囲からも性格美人と見なされ評価も高くなっています。

 

相手の話をじっくり聞く、相手を上手に褒めるという要素は女性的な優しさを相手に抱かせるとともに魅力にもなります。

 

能をひけらかす鷹であるよりも、爪は隠しつつも目的を達成し評価も得られるようにふるまうことが真に賢い女性といえます。

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敬遠されがちな高学歴の女性は親しみやすさが恋愛への第一歩

 

婚活パーティに参加したこともある院卒の女性と話したこととがあります。

 

大手企業の研究職ということもあり、相手の男性に敬遠されてしまいなかなかいい出会いがないというのです。

 

確かに彼女の経歴は立派なもので、彼女自身もオシャレに手を抜かない女子力の高い人です。

 

では高学歴だけが彼女の婚活を邪魔しているのかというと、そうではありません。

 

同じ価値観の人と巡り会えなかったこと、そのための努力はしなかったことが敗因の1つです。

 

高学歴な女性もで相手に親しみやすさを感じてもらえれば学歴は関係なく中身で勝負することができます。

 

ポイントは次の通りです。

 

高嶺の花は必ずしも女性の幸せにはつながらない

高学歴の女性にありがちなのは、自分の価値観を大切にしているという点です。

 

自分の知識や経験をついついひけらかしてしまい、その言動が相手にひけ目を感じさせる原因となってしまっても「価値観が合わないから」という理由で相手を切り捨ててしまいがちです。

 

しかし女性が自分の知らない分野の知識をひけらかす男性に対して「だからどうした」と冷静な目で観察しているのと同じように、男性も女性に対して同じ目で観察しているということを忘れがちです。

 

ムダ話をしながらも適切な話題選びや相槌で会話を盛り上げる努力や継続する意志を示せなければ、直感的に「この相手とは合わない」と判断されてしまいます。

 

恋愛は勉強と異なり、その場その場の微妙な雰囲気に関係の発展が左右されます。

 

そのような微妙な男女の駆け引きというプロセスを無視してしまえば、なかなか異性にモテません。

 

高学歴の女性でもギャップを利用すれば相手に好印象を与えられる

高学歴の女性でも、「学歴は関係ない、この人は魅力的だな」と相手に感じてもらう最も効果的な方法は「ギャップを感じさせる」ということです。

 

なにも型破りな無茶苦茶なことをするという意味ではありません。

 

たとえばいつも完璧に仕事をこなしているけれども持っている小物が女性らしいグッズであったり、実は苦手な分野がある、そして知識をひけらかすのではなく相手が困っているときにはそっと手助けする、逆に助けて貰ったときには素直に喜びや感謝を示すなどひとつひとつはほんの些細な反応でもかまいません。

 

しかし高学歴から想像されるものとは真逆の「優しさ」「可愛らしさ」「素直さ」を見せることで、相手はそのギャップに心惹かれるのです。

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男性以上に需要の高まる女性リーダーに適している人とは

 

女性管理職の育成を目標に掲げる企業も増えてきましたが、そこで求められるのは「女性ならではのリーダーシップの発揮」です。

 

男性とは異なる女性に求められるリーダー像とはどのようなものでしょうか。

 

次の3つが挙げられます。

 

コミュニケーション能力が高い

男女に限らず、上司に求められる能力のひとつが「部下の能力を適材適所に活かす」ことです。

 

そのためにも欠かせないのが日頃からのコミュニケーション能力です。

 

相手がどのような人間でどのような特質をもち、それを行かせる場所を見つけるためには相手がどのような人間か知らなくてはいけません。

 

コミュニケーションが不足すると、相手を理解できず相手を活かす事もできません。

 

公平さをもっている

リーダーにはある程度の権力があります。

 

しかしそれを自分の力と感じて横柄に振る舞うことは、信頼を損ねるばかりか良い結果も生み出しません。

 

協調性を大切にしながら公平に物事を判断することが求められるのです。

 

観察力に優れ細かいところまで目が行き届く

相手を理解すること、そして円滑に組織を運営するためにはコミュニケーションに優れているだけではなく、日頃から鋭い観察力を身につけておく必要があります。

 

たとえば仕事に関係なく体調を崩している、最近調子が悪い、組織図に問題があるなど「女性ならではの柔らかな目線」が必要とされています。

 

また女性は男性に比べ、マルチタスクに長けていると言われています。

 

同時に複数の物事を観察しながら処理していける女性ならではの視点で組織全体に配慮して動けるように女性リーダーには期待がかかっています。

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有能な人は仕事の進め方が端的でスマート

 

時間をかければかけるほど良い仕事になる、という風潮も一部には残っているようですが有能な人ほど仕事の進め方がスマートできっちりと就業時間内に終わらせる傾向が高いです。

 

逆に無能な人は仕事中にだらだらと余計なことに時間を取られ、結果として残業ばかりということもあります。

 

なぜ有能な人は仕事の進め方が端的でスマートなのでしょうか。

 

そのポイントは次の通りです。

 

無駄な時間や手間はかけない

まず有能な人は手当たり次第手を広げてから考える、というムダを省きます。

 

自問自答を行い、問題解決に必要と思われる複数のプランのうちから実現可能で最適なものを選び出すというプロセスを経て問題に着手します。

 

自分だけの力で問題解決が出来ない場合は専門家を頼ったり調べたりするので、成果につながるのです。

 

質問力が高い

有能な人は仕事を頼まれると、他の人よりも全体を把握する能力に長けているため「ではこういう場合はどうすれば良いのか」「この場合はこうしてもいいのか」といった質問・提案能力に優れています。

 

よく分かっていない人は、相手に何か困ったことや疑問点がないか聞かれても「質問があるかどうかが分からない」という状態です。

 

頭の中で様々な状況をシミュレーションできるからこそ、現実で実行する際にエラーが起きにくくなります。

 

優先順位や目標を明確に持っている

仕事が早いということは、優先順位や目標が明確にあり意思表示がハッキリしているということです。

 

とりあえず目についた者から処理を始めたものの、途中でまだ手をつけない案件に気がついて一旦手を止め最初から別の作業を行うというふうに優先順位がハッキリしていないと時間の大幅なロスが生じます。

 

そして目標を理解しないまま仕事にとりかかり、途中で目標が異なることに気がついて修正をかけようとしてもやはり大幅な時間のロスになります。

 

有能な人はまず優先順位を明確にするので時間をロスすることがなくスマートに片づけるように外からは見えるのです。

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仕事は一人だけでは成立しない

 

無能な人との付き合い方、自分の実力をどこまで発揮するのかについて解説してまいりましたが、基本的に仕事は自分一人だけでは成立しないものです。

 

たとえ一人きりで経営している自営業であっても、取引先や仲介者など数多くの人間が関わって初めて成立します。

 

そのため他人と連携して仕事を進めることが重要になってきます。

 

いったい何に注意すれば協力的なチームワークで効率化を図れるのでしょうか。

 

ポイントは次の3点です。

 

 

目標設定と情報共有をしっかり行う

チームワークを発揮するために最も重要なことは目標設定と情報をチームメイト全員が共有することです。

 

「何のために行うのか」をまずは全員が把握していなければ、自分が何を為すべきかも分かりません。

 

そして目標がしっかり共有されたら、手段や問題とその解決方法に関する情報もお互いに共有しておく必要があります。

 

「え、そんな事態に今なっているの?知らなかった」というメンバーが居れば、当然問題をクリアしていく上で行き違いが生じ時間や手間のロスになります。

 

特定の人間に負担をかけない

誰か一人だけの仕事量が極端に多いと、「何で自分ばっかり」という不満が溜まります。

 

それぞれが個性や資質をはっきしながら共有の目標を完遂できるようにバランスをとることで、満足度の高い仕事となります。

 

自分の事だけではなく、お互いが自分以外のメンバーの仕事量や負担をおもいやれるような余裕も必要です。

 

お互いを尊重する

お互いがお互いに共通の目標に対する責任感を持つようにします。

 

「どうせ自分がいてもいなくても一緒でしょ」「あいつさえいなければもっと仕事はスムーズにいくのに」とお互いが考えていると、情報共有も滞りがちになってしまいます。

 

効率や成果を上げるためにも、お互いにお互いを尊重できる環境作りが大切です。

 

そのためにも日頃からコミュニケーションを心がけ、良好な人間関係を築いておくことが重要です。

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能ある鷹は爪を隠すと無能の違いをセルフチェック

 

「能ある鷹が爪を隠す」ことと「無能で何もしない」ことは大分意味が異なります。

 

中には自分を「能ある鷹」と思い込んでいるだけの無能な人もいるでしょう。

 

そこで違いを知るためのセルフチェック表を紹介しますので、当てはまる項目をチェックしてみて下さい。

 

NO. 質問 はい いいえ
1 レストランや服屋でなかなか商品を決められない
2 よく約束の時間に遅刻する
3 外出時の忘れ物が多い
4 外出先でよく落とし物がある
5 雑学にくわしい
6 読書は苦にならない
7 約束事は必ず守る、もしくは守るための努力を怠らない
8 借金がある
9 借金はなく、むしろお金を貸す側
10 話を盛った武勇伝をしてしまう
11 ムードメーカーだと思っている
12 トラブルメーカーである
13 ファッションにこだわりはない
14 飲み会の幹事を引き受けることが多い

 

「はい」にあてはまる項目が多ければ多いほど、実は残念ながら「無能」といえます。

 

たとえばレストランや服屋でなかなか商品をきめられない場合、「優柔不断」ではあるものの他人に迷惑をかけるわけでもなければ有能であることを隠しているわけでもありませんので、実害はありません。

 

また当てはまる項目が少なかったとしても、少なくとも「約束事は守る」など芯の通った言動があればそれはどちらかというと「能ある鷹は爪を隠す」タイプといえます。

 

自分の目標のための努力を惜しまないからです。

 

逆に当てはまる項目が6つ以上あったひとは、シーンに関係なく「自分の能力をアピールしている」と言えます。

 

自分では無意識でも、実は他人自分をアピールするだけでで何が必要なのか考えられない「無能な人」である可能性があります。

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意外にたくさんある類似することわざ

 

「能ある鷹は爪を隠す」という言葉には類似することわざがいくつかあります。

 

聞き慣れないものもあるかと思いますので、その一例を解説します。

 

上手の鷹が爪隠す

ほとんど「能ある鷹は爪を隠す」という言葉と同じ言い回しですので意味も分かりやすいですよね。

 

上手に狩りを出来る鷹ほど爪を隠している、すなわち実力のある人ほど能力をひけらかさないので実力をいざ発揮したときはこわいぞ、という意味です。

 

鼠捕る猫は爪隠す

猫の肉球を押してみたことがありますか。普段はあんなに可愛らしい前足なのに、意外と鋭い爪が出てきてちょっとビックリしますよね。

 

このことわざはネズミを捕る能力に長けた猫ほど、普段は爪を隠しているという意味です。

 

鷹と同じで、爪を出す=実力を発揮するときはものすごい技能をもっているんだぞ、ということです。

 

大賢は愚なるが如し

「大賢は愚なるが如し」(たいけんはぐなるがごとし)とは、本当に賢い人は安易に自分の知識を見せつけないので、相手をよく知らない人から見れば愚かな人に見えてしまうと言う意味の言葉です。

 

大智は愚の如し

先ほどの言葉と同じで、本当に賢い人(大智)は何も語らないから愚かな人に見えるが、実は賢い人であるという意味の言葉です。

 

鳴かない猫は鼠捕る

鳴かない猫は無駄なアピールはせず、鼠を捕るという行為によって自分の有用性を飼い主に知らしめます。

 

つまり実力のある者は無駄口を叩くことなくその実力を発揮できるという意味になります。

 

また逆に「鳴く猫は鼠を捕らぬ」という言葉があり、こちらは実力のないものほどよく喋るという意味です。

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あてはまりたくない!能ある鷹は爪を隠す反対語

 

能ある鷹は爪を隠すという言葉には反対の意味を示す言葉もたくさんあります。

 

当てはまりたくはないけれどもどんな言葉で表現するのかはぜひ知っておいて下さい。

 

能無し犬の高吠え

よく吠える犬は弱い犬とはいいますが、実力のない人間ほど大口を叩く様を示す言葉です。

 

「ビッグマウス」という呼び名と同じ意味になります。

 

吠える犬は噛みつかぬ

よく吠える犬は狩りが下手ともいいますが、どちらも意味は「無駄口が多いものほど実力が伴わない」となります。

 

実力のある人間はつべこべと細かいことを言い立てずにさらっと実行してしまうことを指します。

 

 

能なしの口たたき

よりストレートに、犬ではなく「能なし」な人間ほど無駄な口を開くという状態を揶揄した言葉です。

 

確かにスポーツ選手を見ていても、実力のある選手ほどインタビューで長々と話さないですよね。

 

競技で全てを出し切ったというコメントや表情を見せることが多い気がします。

 

空き樽は音が高い

中身の詰まった樽を叩くと、重い音がします。

 

反対に中身が詰まっていない樽を叩くと高い音がします。

 

人間も同じで、中身の詰まっていない、実力の伴わない人間ほどよく喋るという意味で使用されます。

 

浅瀬に仇波

浅瀬とは文字通り水深の深くない場所を指し、仇波とはむやみやたらに立ち騒ぐ波を指します。

 

通常浅瀬に打ち寄せる波はおだやかだったり小さなものです。

 

ところがやたらと騒ぐ波がやってくるということから、思慮が足りない人間ほどやたら騒ぎ立てる様を示します。

 

大したことがないことを大げさにはやし立てる人がいますが、まさしく「浅瀬に仇波」と言えるでしょう。

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