私たちの体は意識しなくても生命の維持のために様々な器官がはたらいてくれているおかげで生きていられます。

そんな無意識のはたらきのひとつが「まばたき」です。

ところがそのまばたきが妙に多くなってしまう場合があります。

 

この記事ではなぜか瞬きが多くなってしまう場合のその人の心理状態について解説します。

もしかしたらただの癖ではなく、病気の予兆という可能性もあります。

 

相手の瞬きが多くて気になっている人、また「瞬きが多い」と指摘されて自分を振り返ってみたい人、必見です。

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目次

瞬きが多い原因は何なのか?

 

瞬きが多くなる原因は大きく分けると2つあります。

 

まず、一つ目には心因性によるものがあげられます。

精神的に緊張を強いられると、瞬きが多くなるといわれています。

 

これは目の開閉をつかさどる神経系の異常に加えて、精神的な要因が絡んで発症するのではないかと考えられています。

 

二つ目には物理的な要因があげられます。

 

普通、瞬きをするときは上のまぶたが下のまぶたまで下りてきて閉眼状態になった後、すぐ開眼状態になります。

 

これは眼瞼挙筋の運動によって、瞬きしていますが、ゴミや伸びたまつげなどが眼球にあたるなど物理的な要因があります。

 

まばたきの役割は涙で角膜を清潔に保つことや、ぼんやり見えているものが見えるように修正すること、また、房水(角膜と水晶体の間を満たしている液のこと)の流れを良くしたり、涙を涙道へ流し来むということがあります。

 

この役割を果たす以外に、瞬きが多くなるのは病気が隠れていることがあります。

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瞬きの平均的な回数について

 

私たちはどのくらいの頻度でまばたきをしているのでしょうか。

 

まばたきは回数について男女の差があります。

また、心因的な影響を受けやすいのも特徴です。

 

平常時の男女別平均回数

私たちが瞬きをする時には、無意識に行う周期的な瞬きと、反射的に行う瞬きと意識的に行う瞬きがあります。

 

瞬きの平均的な回数は、成人男性で一分間におよそ20回、成人女性で1分間におよそ15回程度といわれています。

考え事をしている場合は瞬きの回数が増え、その場合は1分間に30回~40回程度になります。

 

まばたきが多い場合は、緊張していたり、相手に恐れを抱いていたり、隠し事をしていたりなど心理状況が現れることがあります。

 

会話中には目に注目することが多いので、相手の心理状況が比較的わかりやすいです。

 

瞬きが多い人の心理状態

 

まばたきが多い人にはいくつかの共通点があります。

 

そして、心理的にどんな状態なのかがわかるともいわれており、相手とのコミュニケーションにおいて参考にできるでしょう。

 

緊張している状態

まばたきが増えるときは、不安だったり緊張している状態を表していることがあります。

隠し事をしていたり、うそをついているときにもまばたきが多くなります。

 

よくテレビで記者会見を行うとき、まばたきが多い政治家や芸能人をみると、緊張していることが分かるでしょう。

 

相手に好意を抱いている状態

女性は男性よりもまばたきが少ないのですが、好きな男性の前ではまばたきが多くなります。

 

これは、好きな人の前でドキドキしたり、緊張しているからでしょう。

よって、自然とまばたきが多くなります。

 

もし、目の前でニコニコ笑顔でまばたきが多い場合は、好意を持っているということを考えてもいいでしょう。

 

 

 

チャンスを逃したくない状態

「チャンスを逃したくない、確実にものにしたい」と思っている人は興奮状態にあるので、まばたきが多くなります。

このような人は、自分に自信があり野心家である場合が多いでしょう。

 

「やっと来たチャンスを逃さない!」「出世してやる!」という気持ちが強くなっているため、まばたきが多くなります。

 

目の前のことに興味がない

人は興味がないと目線をそらす傾向があります。

まばたきは目線をそらすことと同じなので、目の前のことに興味がないと感じていたり、不安やストレスを抱えていることが多いです。

 

特に目線が下を向いている人は、話に集中したくない、興味がないといっている可能性が高いです。

 

これは、心理学的には目線が下に行くときは、過去の体験や感情を思い出していたり、考え事をしていることが多いといわれているからです。

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瞬きが多いと感じた時の対処法

 

周りから指摘されたり、不快症状を伴い、まばたきが多いと自覚した場合はできるだけ早く対処することが必要です。

 

実際どんな方法があるのか見てみましょう。

 

深呼吸して落ち着く

不安や緊張を和らげるための一つの方法として深呼吸があります。

 

深呼吸をすると、副交感神経が優位に働き、血行を改善したり精神状態が安定します。

深呼吸を続けることでリラックスホルモンといわれるセロトニンが増えるといわれています。

 

目を休ませる

目を休ませるために効果的な方法として、まずは単純に目を閉じるという方法があります。

 

目を閉じることによって、光が遮断されるので虹彩筋や網膜が休まります。

また、目を動かしたり遠近調節をしなくて済むので、毛様体筋や外眼筋が休まります。

 

さらに、外界からの刺激がなくなるので脳が休まる、目が乾かないので目の表面が休まるなどの効果があります。

 

このほかに蒸しタオルをあてる方法も目を休めるには効果的といわれています。

タオルを水に濡らし、電子レンジで1分間温めれば蒸しタオルの出来上がり。

 

この蒸しタオルを目の上におっことによって血行が良くなり、目を休めることができます。

 

ただし、目に炎症があったり、充血しているときには毛細血管が切れやすく症状が悪化する場合があるので注意しましょう。

 

また、目が疲れるときは目の表面が乾いていることがあります。

目が乾くとまばたきの回数が増えるので疲れが増強します。

 

そんな時は、ドライアイ用の目薬を使って目を潤すと良いでしょう。

これも目を休ませる効果的な方法といえます。

 

さらには、興味が薄れ、集中力が低下している時には、気分転換をはかり集中しなおすことが必要です。

同じ作業を繰り返し行っていたなら、いったん休憩して一息つくようにしましょう。

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瞬きが多い症状が慢性化している場合に疑うべき病気

 

まばたきが多いことについて、あまり深刻に考えず放っておくと、症状が悪化したり病気が隠れているのに気づかないこともあります。

 

どんな病気が隠れているのかを、知らなければそれほど重要視しないまばたき。

どんな病気があるのでしょうか。

 

ドライアイ

人の体は外的な刺激から保護するために皮膚で覆われていますが、目は皮膚がなくその代わりに涙の皮膜で守られています。

 

涙は悲しい時や感動したときに流れるだけでなく、ゴミを取り除いたり、乾燥を防ぐときにもあふれ出ます。

新たな涙によって、酸素や栄養分が補給されます。

 

目が乾燥している時には、いつもよりまばたきが多くなる傾向があります。

 

まばたきが多いと涙の分泌量が減るドライアイの可能性があり、放っておくと症状が悪化しやすいので早めに眼科受診するようにしましょう。

 

ドライアイの患者数は多く、生活に影響されていることも実証されています。

 

アレルギー性結膜炎

毎年多くの人を悩ませている花粉症は目が急にかゆくなったり、充血したりするアレルギー性結膜炎ですが、まばたきが多くなる原因の一つといわれています。

 

アレルギー性結膜炎は、目の表面にアレルゲンといわれる原因物質が付着することによって、体の免疫機能が活発になり過剰な拒否反応を示すことによって起こります。

 

目をこすったりすると、ヒスタミンが大量放出されてもっとかゆくなり、毛細血管が切れて充血してしまうという悪循環になります。

 

アレルギーを悪化させないためにも、適切な治療を早めに受けることが大切になります。

 

 

眼瞼けいれん

まばたきが多い原因の一つといわれている眼瞼けいれんは、目の周囲にある外輪筋の異常収縮によって起こる病気です。

自分の意志とは関係せずに起こるので、日常生活に支障をきたすこともあります。

 

まばたきが増えたり、まぶしさを感じたり、放っておくと症状は悪化して目が開かなくなって視野が極端に狭まり見えなくなってしまうこともあります。

 

ドライアイと区別がつきにくいことがあり、自覚症状だけでは深刻さを感じることが少ないのですが、できるだけ早く眼科に受診し、適切な治療を受ければ完治するといわれています。

 

チック症

チック症とは体の一部が突発的に動きが早くなることや、同じ言動を繰り返してしまう小児に多く見られる病気です。

 

まばたきが多くなる、首を振る、同じ言葉を繰り返すなどが主な症状ですが、小児期には気づかず大人になって気になる人もいます。

 

つまり子供の場合が多いのですが、大人になっても持続する、あるいは発症することもあります。

 

チック症は精神的な要因が多く、ストレスや、不安などによって、自律神経が崩れてしまい発症します。

また、一過性であることが多く、子供がチック症になってもいずれは治っていくことがほとんどです。

 

よって、症状と付き合いながら乗り越えられるような環境づくりや対処が必要になります。

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ドライアイになる主な原因

 

ドライアイの症状としてはまばたきが増える、目がかすむなどがありますが、多くの人はまず疲れ目や不快感を感じていることが多いようです。

 

疲れ目を訴える患者の6割がドライアイと関係しているといわれています。

どんな原因があるのか見ていきましょう。

 

涙の量が減少している

目の表面には涙の層があります。

涙は目の表面の粘膜全体を覆っており、目を潤したり、目を守る役割を果たしていますが、涙の量が減少するとこれらの働きが十分機能せず、目の粘膜が傷ついてしまいます。

 

これをドライアイといいます。

 

涙の量が減るのは、分泌が減少する場合と、涙の蒸発が多くなる場合があります。

 

喫煙者が多い環境にいる、クーラーの利いた部屋にいるなど空気が乾燥したり、汚れていたりするとまばたきが多くなり涙の分泌が低下するともいわれています。

 

さらに他の病気の薬の副作用として、目の不快症状が出ることも言われています。

 

パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けている

私たちは何かに集中するとき、まばたきの回数が減少します。

 

読書していたり、パソコンやスマホをいじっているときなどはまばたきの回数が減少しています。

すると、涙の蒸発が進み、ともに涙の分泌も低下するので涙の皮膜が作られにくくなってしまいます。

 

現代人の生活習慣として、パソコンやスマホの普及により画面を多く見続けると生じるVDT(Visual Display Terminal)症候群があります。

 

VDTとはパソコンやスマホ、テレビなどの画像表示端末のことを示し、画面を見ることに集中することによってまばたきの回数が減少し、目に負担をかけてしまうという病態です。

 

目の生活習慣病の代表といえます。

 

コンタクトレンズを長時間つけている

コンタクトレンズを長時間つけていると、目が乾燥します。

これはレンズが角膜を覆ってしまい感度を鈍らせていることや、まばたきが不完全になるために起こるといわれています。

 

レンズによる目の傷や汚れが涙の分泌を鈍らせると考えられます。

 

コンタクトレンズを使用していると目がゴロゴロするなどの不快感や疲れを感じやすく、市販の目薬に頼ってしまうケースがあります。

 

この場合、目薬をつかいすぎることによって目の分泌機能が低下するので注意が必要です。

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ドライアイの診断方法

 

現代の目の生活習慣病ともいわれているドライアイ。

多くの人が聞いたことがあり、自分は大乗だろうかと思っているでしょう。

 

ここでは簡単なセルフチェック方法や、眼科での検査について説明します。

 

簡単なセルフチェック方法

簡単な方法として、1分間にまばたきをどのくらいしているのかをカウントするのがあります。

1分間に20~22回なら正常ですが、40回以上になるとドライアイの疑いがあります。

 

このほか、10秒間まばたきせずに目を開けていられるかをみたり、自覚症状がどのくらい当てはまるかチェックシートにチェックしていくというインターネットでできる方法もあります

 

眼科での診断・検査方法

眼科では涙がどのくらい不足しているかを調べるシルマーテストをします。

具体的には、下瞼にろ紙を挟んで、5分後にどのくらい濡れているかを調べます。

10ミリメートル以上濡れていれば正常で、5ミリメートル以下であればドライアイと診断されます。

 

また、ローズベンガル染色といわれる検査もあります。

これは涙の分泌がどのくらい低下しているのかを染色して調べる方法です。

色素が強く出るほど涙の分泌が少ないということになります。

 

さらに、角膜が傷ついていないかを調べるフルオレセイン染色があります。

角膜が障害されると涙の分泌が低下するため、検査をします。

 

単にドライアイといっても、病気が隠れている場合があります。

勝手な自己判断は病気の早期発見を遅らせる原因になるますので、自覚症状があるときにはまず眼科に行き検診してもらうことをお勧めします。

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ドライアイの対処法

 

目薬を使う

目がショボショボしてくると市販の目薬を差す人がいますが、市販の目薬にはほとんど防腐剤が入っています。

 

一方眼科で処方される目薬にも防腐剤が入っているものもありますが、防腐剤入りは目に残ると目の表面に障害を与える場合があるので防腐剤抜きの点眼の処方をしています。

 

健康な人なら涙と一緒に流れてしまうので、防腐剤入りでもさほど気にしなくていいのですが、目に障害がある場合は防腐剤による副作用を考えると使用を控えたほうがいいでしょう。

 

人によっては防腐剤がアレルギー反応の原因になることもあるので、眼科で自分に合わせた点眼薬を処方してもらいましょう。

 

もし、市販薬を使う場合は防腐剤抜きのものを選ぶと良いです。

 

 

加湿する

乾燥する時期は外にいても部屋にいても湿度が下がります。

そんな時加湿器を有効に使うことによって、空気が乾燥するのを防ぐことができると同時に目の乾燥も防げます。

 

湿度が低いと、乾燥だけではなく菌が空気中に浮遊して目に入りやすくなります。

クーラーの利いた部屋は乾燥しやすいので、風が直接当たらないように注意することが必要です。

 

もしも、乾燥器がなくても目の感想を防ぐために、濡らしたタオルで感想を防ぐ方法もあります。

電子レンジで軽く温めて目の上に置けば、血液循環が良くなりリラックス効果も高まります。

 

コンタクトレンズを付けない

目に異物が入ると目にとってはストレスが多い状態になります。

また、レンズがあるために涙の分泌をするための感度が低下し、涙の量も減ってしまいます。

 

このようなときは、コンタクトレンズを外して、眼鏡を使用するようにしましょう。

ドライアイの人がコンタクトレンズを使用すると、目の障害が起きますので注意しましょう。

 

電子機器を使う場合は目が疲れないように気を配る

パソコンやテレビ、スマホなどは一度見始めると時間を忘れるほど集中してしまうことがあります。

集中するとまばたきの回数が減少するので、休憩することをお勧めします。

 

パソコンを使うときは輝度を減らすためにブルーライトフィルムを貼るのも良いでしょう。

 

ドライアイ用のメガネを掛ける

ドライアイ用メガネは、乾燥を防ぐために眼鏡のフレームの周りに保湿用のカバーを取り付けたものです。

これをかけるとホコリや風がほとんど入ってこないのでドライアイに効果的だといえます。

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眼瞼けいれんが発症する原因は?

 

眼瞼けいれんの原因は大脳の一部が機能障害を起こしているということや、眼瞼炎・結膜炎などの角膜や瞼に関係する病気が引き金となっている、他の病気の治療で服用した薬が引き金となるということが言われています。

 

しかし、まだ完全には解明されていないのが現状です。

よって治療法は対症療法が中心となっています。

 

眼瞼痙攣の検査について

 

眼瞼けいれんは判断するためには眼科に行って検査することをお勧めします。

どんな検査があるのでしょうか。

 

眼科で検査してもらう必要がある

間違えやすいほかの病気があるので眼科で検査してもらう方がいい眼瞼けいれんは様々な検査があります

 

どのようなテストがあるのか?

眼瞼けいれんの診断に役立つ検査に、軽瞬テストや早瞬テスト、強瞬テストがあります。

 

軽瞬テストは眉毛の部分は動かさず、まばたきをゆっくり行う方法です。

 

また、早瞬テストはできるだけ早く軽いまばたきを10秒間行う方法で、強瞬テストは強く目を閉じて、素早く目を開ける動作を10回行う方法です。

 

さらに、医師の問診があるのでなるべく具体的に伝えるのが大切です。

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チック症の原因は何か?

 

チック症の原因としてストレスや脳内の分泌物のバランスの問題などの複数の説があります。

しかし、完全には解明されていないのが現状です。

 

チック症は幼少期に発症しやすい

 

チック症が発症しやすい年齢

チック症は3歳~9歳ごろに発症する割合が高く、一時的なことが多いです。

成長につれて自然に治る場合が多く、発症しても健康を損ねるようなものではないといわれています。

 

まばたきが多くなったり、顔をしかめたり、首を振ったり、鼻を鳴らしたり、汚い言葉を発するなどの症状がみられ、このような目に見える特徴的な症状のために周囲の目など社会生活に支障をきたす場合が多いです。

 

幼少期に発症した場合は自然に治る場合も多い

幼少期に初めて発症したチック症は6,7歳が好発年齢といわれています。

 

10~15歳で最も症状がピークになる場合が多いですが、大人になるにしたがって8割以上の人が軽快または消失します。

 

チック症の診察・治療法について

 

何科で受診すれば良いのか?

チック症は精神的な要因があげられ、精神科や神経内科、心療内科などで診察してもらえます。

疑いがあるレベルであれば心療内科が良いでしょう。

 

 

治療法はあるのか?

チック症の治療は家族ガイダンスや心理教育、環境調整です。

病気について正しく理解し、不必要な心配や不安を持たずに上手に付き合うことが大切です。

 

子供のチック症は生活指導から始まり、経過をみながら必要あれば薬物治療を行います。

大人の場合はストレスを軽減させる環境づくりが必要で、重症の場合は薬物療法が必要になります。

 

チック量の大半は一時的なものなので、症状が消失していきますが、何年も続くと不安が強まり自信を失うことになり、成長とともに症状が軽快しても心の問題が残ってしまうこともあります。

 

よって、症状がある自分をいかに受け入れ生活していくかが大事です。

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猫にも瞬きが多くなる病気がある

 

猫も涙やまばたきが多くなる病気があります。

目を気にするしぐさがみられる時は動物病院で診察を受ける方が良いでしょう。

 

猫の病気、眼瞼内反症についてその症状

猫の目の病気として挙げられるものの一つに眼瞼内反症があります。

 

眼瞼内反症は瞼が内側に入り込んでしまっていることで、瞼に生えたケガ刺激して眼球が痛んだり、瞼がけいれんします。

 

症状が悪化すると結膜炎や角膜炎を引き起こすことがあるので注意が必要です。

 

眼瞼内反症の原因

原因として先天的なものと後天的なものがあります。

 

先天的なものは生まれつきまぶたの皮膚が長くて、余ったまぶたが内側に入り込んで症状が悪化します。

 

後天的なものは感染や目の外傷によって眼球が痛んだり加齢や皮膚のたるみ、体重が減ることによって眼窩の脂肪が減少し、瞼が内側に入り込みます。

 

瞬きが多いことについてのQ&A

 

自律神経失調症の症状で瞬きが多くなることがある?

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

これらの神経は心や身体、涙の調整をしています。

 

ストレスや緊張は交換神経が優位に立ち、集中力がアップします。

逆にリラックスしているときは副交感神経が優位になります。

 

涙が出るのは副交感神経があるからで、ストレスが続くと副交感神経の機能が低下して涙が出にくくなります。

 

瞬きの回数が多くても少なくてもドライアイになりやすい

ドライアイはまばたきの回数が少ない時は目の表面が乾いてしまう場合が多いです。

一方まばたきが多い人でも、涙の分泌力が低下しドライアイになることがあります。

 

自閉症とチック症は違うのか?

両者ともに似ている症状がありますが、チック症は一時的な場合が多く、自閉症は広汎性発達障害といわれ、症状が継続することが多いです。

 

自閉症はチック症には見られないコミュニケーション能力の発達遅延が見られます。

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