仕草には男女の性差が現れやすいものです。

演劇では男性が女性役を演じることがありますが、その際に観客に対して女性らしい仕草をして見せることによって、「あの演者は女性を表現しているんだ」とアピールしますよね。

座り方にも女性らしさが現れており、「女の子座り」とも呼ばれています。

 

しかし最近では、男性でも女の子座りする人が増えています。いったいなぜでしょうか。

 

それは女の子座りが骨盤にどんな影響を与えているのか知ることで理解できます。

この記事では女の子座りの定義からそのデメリット、男性が女の子座りする原因についてご紹介します。

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目次

女の子座りってなに?

 

女の子座りとは、すねと足先を外側に向けてお尻をぺたんと床に着けて座る座り方でぺたん座りと言います

 

また足を外側に曲げて座っている形がw形になっていて、その形がトンビが羽を広げた形に似ていることからトンビ座りともいわれています。

他にも、アヒル座りやおばあちゃん座り、割座、逆正座とも呼ばれています。

 

女の子座りは基本スカート!座り方をマスターしよう

 

女の子座りの座り方

1.スカートをはいて膝立ちをする

スカートをはいて女の子座りをすることで可愛さをアピールできます。

 

2.そのまま腰を下ろして正座の姿勢になる

腰や骨盤を傷めないようにゆっくりと腰を下ろします。

 

3.両脹脛(りょうふくらはぎ)を太ももの外側にずらす

この時には、つま先が外側を向くようにして、両足の膝から下のふくらはぎを太ももの外側に付けるようにずらします。この時に上から見るとトンビが着地したように見えていればokです。

(※もしも痛いときは、お尻の下に正座用クッションを入れる)

 

痛いときには正座用クッションを使ってみよう

女の子座りを体の中心である骨盤や関節などに負担を掛けないようにするためには、必ず正座用のクッションを使用することをお勧めします。

お尻と床の間に正座用のクッションを入れて座ることで腰に対する負担をサポートしてくれるので女の子座りが簡単に出来てしまいます。

 

この時にスカートをはいていたらクッションも隠れますので、女の子座りの完成です。

女の子座りは可愛いポーズだからと言って、安易に長時間することは危険です。

 

体を大切にしながら女の子座りを行う

特に女性は、ヒールなどをはいたりして普段でも腰や関節に負担がかかりやすくなっています。

 

綺麗な女性を保つためにも、全身の骨格や姿勢、骨盤などには負担を掛けないようにして体を大切にしましょう。

女の子座りを安全に可愛くしていけたらよいですね。

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女の子座りの向き不向きとは?痛い時はやめておこう

 

女の子座りが出来る人、できない人は骨格の柔軟性によって分かれます。

みんなが女の座りが出来るわけではありません。

 

即股関節や膝、足首の関節の固さを自分で把握したうえで女の子座りに挑戦してみましょう。

もしも、女の子座りが楽に行うことが出来ないで、少しでも「痛いな」というときには無理をしないですぐに辞めておきましょう。

 

そのまま続けるとどうなるの?

そのまま、ちょっと痛いだけだから大丈夫だと思って続けていると、骨盤周りのゆがみや股関節に痛みが生じて私生活まで普通に送れなくなってしまうまでになっているケースもあるようです。

 

◆生理痛が強くなってキツイ

◆綺麗な姿勢で歩くことが出来なくなる

 

◆ヒールのある靴を履いても上手に歩けない

◆猫背になり、肩こりや首コリを引き起こす

 

◆脚の血行不良が起きてむくみやすくなる

◆寝るときに仰向けで寝ることがきつくなる

 

多少、出てくる症状には、個人差がありますが、やはり痛いのに続けるという度が過ぎると体に無理が来ることは間違いないので、女の子座りがしたいと思っても程々にしておくことをおすすめします。

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女の子座りの3つの嬉しいメリット

 

じつは、最初のほうで、ご紹介させていただきました「正しい女の子座りの座り方」を「短時間で行うこと」を前提として行うことでうれしいメリットもありますのでご紹介していきます。

 

1.ヨガを行う際の一部に割座と呼ばれるポーズが含まれており、ストレッチ効果があります

2.股関節が柔軟になり、女性らしい美しい歩行が出来るようになりアピールできる

3.軟骨の滑りもよくなり血行が良くなってリラックスできる

 

などです。

 

長時間行うと、あまりよくはないと言われている、女の子座りですが、短時間、行うことには、ストレッチ効果やヨガのポーズにもあるようなので、ストレッチを行う感覚で女の子座りをするのは良いと言えますね。

 

 

寝る前などに、軽くヨガのポーズとして取り入れてみると、軽いストレッチになり快眠対策にもなりそうです。

 

骨盤に負担がかかる女の子座りの4つのデメリット

 

女の子座りも誤った座り方をしてしまったり、無理をして行っている場合には、やはり骨盤に負担がかかり身体全体的に不調を起こしてしまうこともあります。

 

そこで、女の子座りのデメリットとしてまとめましたのでご紹介いたします。

 

骨盤がゆがみやすくなる

一番のデメリット言えるのが、骨盤のゆがみです。

 

骨盤がゆがむと正常だった血液の流れが少しづつ悪くなります。

全身の血行が悪くなり、冷え性・むくみ・便秘など不調を引き起こします。

 

骨盤のゆがみを意識しながら、長時間の女の子座りは、なるべく控えていくことが望ましいですね。

 

このように、骨盤のゆがみによって、引き起こされる症状がいくつかあるようですので、一つづつ詳しく見ていきましょう。

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骨盤のゆがみによって生じる女の子座りのデメリット

 

冷え性になりやすい

骨盤がゆがんでしまうと、まず、骨盤周りの血行が悪くなります。

これにより、つま先までの血流が悪くなり、夏なのに朝先が冷えているという冷え性を引き起こします。

 

下半身がむくみやすい

冷え性という体質になってくると、たいていの人は、足のむくみがひどくなってきます。

朝はまだいいけど、夕方になってくると足がパンパンになって、むくみが取れなくなってきます。

 

下半身太りになりやすい

足のむくみをそのままにしておくと、脂肪もたまりやすい体質になってきますので、その時には下半身が全体的に太くなったままになって下半身太りとなります。

ウエストにもくびれがなくなり、脚も太くなります。

 

便秘気味になりやすい

これも骨盤のゆがみによって引き起こされた冷え性体質の人は、腸の調子も万全ではなく、便器気味になりやすい傾向があります。

 

内臓が下がる

骨盤がゆがんで骨盤が開いていくと、自然と内臓が下がっていきます。これを内蔵下垂と呼びます。

内臓が下がっていくことで、下腹ぽっこりが生じてきます。

 

これは、腹筋を鍛えたり、下半身を鍛えるようなストレッチで改善するようにしましょう。

 

股関節の接続部にねじれが生じる

股関節は関節の中でも、骨盤を支えるという重要な役割をになっています。

 

骨盤を支える股関節に異常が生じると、歩き方や肩の高さが左右で違ってきたりと、骨格が変わってきます。

ということは、全身に不具合が生じてきてもおかしくないということです。

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骨盤ゆがみ度チェック

1.女の子座りを自然としている

2.仕事場や自宅では、だいたいの時間の間、デスクでパソコンに向かっている

 

3.脚を組む癖がある

4・寝るときに仰向けが苦手で横向きに寝てしまう

 

5.荷物を持ったりするほうの腕や肩がいつも同じ方になっている

6.靴底のすり減り方の速さや傾きが違っている

 

いかがでしょうか?

どれか、一つでも当てはまるものがあったら、骨盤のゆがみに対して目を向けてみましょう。

 

骨盤のゆがみを改善することで、思わぬような体の不調が治ったりすることもあるようです。

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女の子座りがO脚の原因になっていまう理由

 

女の子座りを長時間してしまうと股関節に負担がかかってしまい、股関節の可動域に異常をきたします。

 

それに伴って膝の関節にまで影響を及ぼして上半身の体重を支える力が入らなくなってしまい、上半身の重さで膝の関節が外側に向けて張り出してきます。

外側に張り出すことで、上半身の荷重に耐えようとします。

 

結果、O脚になっていってしまいます。

 

O脚を治すのは難しい

O脚に一旦、なってしまうと、後に治していくことは本当に苦労しますので、なるべくひどいO脚にならないうちに女の子座りを良くしているという人は、少しづつ改善をしていくとよいです。

 

治す方法は、最近ではyoutubeなどにもたくさんの先生と呼ばれる方々がレクチャーしていますので毎日の少しの時間、レクチャー動画を行って改善していくことも良いですね。

 

女の子座り以外の2つのポーズは骨盤のゆがみの原因

 

女の子座り以外にも骨盤のゆがみの原因になってしまう座り方が2つあります。

 

骨盤のゆがみの原因になってしまう2つのポーズ

あぐらポーズ

あぐらをかく座り方も骨盤のゆがみの原因になる可能性があります。

たまにならまだよいですが、毎日のようにしていると、骨盤が開いてしまって骨盤のゆがみにつながります。

 

あぐらをかくと、自然と猫背になってしまうことも欠点です。

猫背になってそれが原因で首コリや肩こりの原因にもなりますね。

 

一つの座り方のやり過ぎで、体の様々な不調が引き起こされるわけです。

 

脚組みポーズ

脚を組む座り方もやり過ぎると、骨盤のゆがみの原因になります

だいたい、脚を組む方向は皆さん、どちらか一方向に脚を組む習慣を持っています。

 

脚を組むとまず、血管が圧迫されて、血行不良を招きます。

血行不良が起こると下半身がむくみやすくなり、脂肪が脚に蓄積していきます。

 

 

普通に歩く時にも影響が出てくることもある

これらの2つの座り方も、下半身が太くなって、代謝も低くなりやすく、痩せない脚になってしまい下半身太りが定着してしまいます。

 

下半身太りが始まると足が重たいせいか歩行の時にも足が上げずらくなり、脚を引きづって歩くような、すり脚や引きづり歩きを引き起こします。

 

どちらも習慣性の強い座り方

いつの間にか「あぐら」をかいていたり、自然と「脚組み」をしていたりといったように意識しなくてもついついいつもの習慣でしてしまっている座り方なんです。

 

習慣性が強いので、長時間同じ座り方をしている可能性も大いにあります。

長時間の「あぐら」や「脚組み」は禁物ですね。

 

意識をして、長時間同じ座り方をしないようにしましょう。

女の子座りによる骨盤のゆがみは軽減されるはずです。

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男なのに女の子座りしてしまう5つの原因

 

男性でも女の子座りをしてしまう男性がいます。

 

なぜ、男性なのに女の子座りをしてしまうのでしょうか?

男性が女の子座りをしてしまう原因を見ていきましょう。

股関節が柔軟なため女の子座りのほうが楽で座りやすい

股関節が普通よりも柔軟な人は、女の子座りのほうが体が楽なため自然と女の子座りになっているようです。

 

男だけど可愛さをアピールしたいから

男だけど、特に若いときには可愛さをアピールしたい男性も最近では多いようです。

 

女の子座りをして注目を浴びて尊敬されたい

女の子座りをして、股関節が柔軟なことですごいと言われて注目を浴びたいという欲求があるようです。

最終的には尊敬もされたいみたいです。

 

男っぽさを軽減するため

男らしさが苦手な男性も多いようです。

ちょっと女性寄りに上品さを求めて、女の子座りをして男らしさを軽減するということです。

 

男らしい座り方に嫌悪感を感じてしまう

あぐらをかいたり、脚を広げて座ったりすると、なんだか品がなくて、偉そうな男に見えることが嫌な男性がいます。

そんな男性は、あえて偉そうに見えないようにちょっと控えめな感じで女の子座りをするようです。

 

昔とは男性の考え方も変わってきた

昔は、男らしさをアピールするという習性のほうが強かった時代ですが、今は、男性がどちらかというと女性っぽい男性が増えてきたため、価値観も変わってきているようですね。

 

今では、男性が男っぽさをアピールするというよりは、男性が女性よりも女性っぽいなどの言葉を、よく耳にしますね。

 

これも今の時代の特徴と言える時代の変化です。

今は今の時代の価値観を受け入れて、気長に付き合っていきたいものです。

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