「お酒を飲むとささいな話を聞いても泣けてくる」

「お酒を飲んでいるといつの間にか泣いている」という「泣き上戸」な方はいませんか。

 

お酒が入ると妙に笑いが止まらなくなる「笑い上戸」な人もいる一方で、妙に泣けてくる「泣き上戸」な人もいます。

いったいなぜ、アルコールを摂取すると泣き上戸になるのか不思議ですよね。

 

この記事では泣き上戸になりやすくなる心理や、泣き上戸の改善方法、泣き上戸な人への対処方法について解説します。

「お酒の席に涙はもちこみたくない」とお考えの方、必見です。

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お酒を飲むと涙が止まらない泣き上戸とは

 

お酒は飲みすぎると理性を失い、酔うと様々な酒癖が出てきます。

陽気になって多弁になる人もいれば、泣き上戸になってしまう人もいます。

 

酒癖とは言っても病気ではなく、お酒を飲むことによって感情の抑制が効かなくなってしまう状態です。

 

お酒を飲むと泣き上戸になるというのは、酔ったことによって感情が出てしまい、今まで我慢できたことも抑えきれなくなるのが原因です。

 

つまり、日頃からストレスを抱えながら癖のように我慢し続けてきたことが、お酒を飲むことによって無意識に泣いてしまい、止まらず泣き続けてしまうのです。

 

泣いている人を周囲の人々は少なからず気にかけてくれますが、話を聞いてあげるとすべてにおいて否定的で暗くなってしまいます。

 

泣きながら「自分はダメな人だ」とさらにお酒を飲もうとします。

泣き上戸の人は無意識なことが多く、雰囲気を壊していることにも気づけない状態になります。

 

普段はまじめな人で、頑張り屋の人でもお酒を飲むと豹変してしまっては、驚きとともに一緒に飲みたくなくなってしまいますね。

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男女別泣き上戸の性格の違い~男性編

 

男性は仕事でのストレスが多いです。

人間関係で無理をしていたり、プライベートでもうまくいかなくて挫折を味わっている人は多くのストレスを受けています。

 

男性は社会の中で認められることを求めることが多く、地位や名誉に価値を置く人もいます。

 

そのような競争社会の中で勝ち取らなければいけないプレッシャーに耐えながら仕事をするので、必然的にストレスが蓄積していきます。

 

お酒を飲むと、お酒に含まれるアルコールが脳内の感情をつかさどる中枢を鈍らせるので、感情がむき出しになり、辛い心情を思いっきり泣いて表現します。

一旦むき出しになった感情は理性では抑えきれず、泣き上戸になってしまいます。

 

また、男性の場合は性的な欲求が強い人も、泣き上戸になる傾向にあるといわれています。

母親の愛を求めるのと同じように、目の前の女性に励ましてほしくて泣いてしまう。

 

スキンシップを求めるのは男性の本能的なもので、ある意味仕方のないことかもしれません。

日頃からさみしさを感じながらも、満たさない性的な欲求を抑圧していれば、お酒の力によって性的な欲求が表面化してもおかしくありません。

 

人間は対人関係を築いていくには、会話だけではなくスキンシップも必要です。

女性にとっては不潔に感じたりしますが、男性の性的な欲求は感情があらわになったときに表面化することが多いのです

 

泣き上戸の男性には「あなたが一生懸命頑張っているのはきっと誰かが見ていてくれて、認めてくれているよ。」

という風に、認めてあげるような声掛けをしたり、泣いていて何を言っているのかわからない人には自分の気持ちや意見は泣かないでハッキリ伝えてほしいということを言うと良いでしょう。

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男女別泣き上戸の性格の違い~女性編

 

女性の場合はさみしがり屋が多く、情熱的でロマンチストな人が泣き上戸になりやすいです。

 

誰かに甘えたいときや気を引きたいときにも、関心を持ってほしいという気持ちの表れから泣いてしまうということになります。

いわゆる「かまってちゃん」といわれる人になってしまい、周囲からは痛々しく見られます。

 

普段は大人しくて、感情を表に出さない女性に泣き上戸の人が多いです。

泣いてストレスを発散するので、お酒を飲んだ翌日はケロっとしており、心配していた周りの人が拍子抜けすることがあります。

 

感情のコントロールができなくなると泣いてしまうので、普段からストレスをためないような対処法を考えておくことが重要です。

 

泣き上戸になりやすい人の特徴や心理~ストレス

 

日頃ストレスを抱えていても、理性が働き、感情をコントロールできますが、愚痴を言ってすっきりするなどの対処方法を取らない人はストレスがたまりやすくなります。

 

自分の思いを表出できなくて、胸の中にため込んでいる場合が多いです。

ストレスをすっきり解消できると良いのですが、上手に発散することができず、人前で泣いてしまう状態になります。

 

よって、普段から思いを表出できるように、工夫する必要があります。

辛い時に辛いといえる場所があると良いですね。

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泣き上戸になりやすい人の特徴や心理~感受性

 

泣き上戸になりやすい人は感情の起伏が激しく、ドラマティックな展開やロマンチックな人がなりやすいといわれています。

お酒を飲むと、気分が高揚して今まで抑えてきた感情がむき出しになります。

これは脳のメカニズムにも関係しています。

 

アルコールによって理性をつかさどる大脳新皮質がマヒし、感情をつかさどる大脳辺縁系が表に出ます。

普段は大脳新皮質が感情が暴走するのを抑えるストッパーの働きを担っていますが、アルコールがそのストッパーを解除します。

 

また、以前お酒を飲んだ時の記憶が呼び起こされます。

例えば、依然楽しくお酒を飲んだ記憶があれば、笑い上戸になりますが、逆に悲しい時にお酒を飲んでいたならば泣き上戸になってしまいます。

 

泣き上戸になりやすい人の特徴や心理~ネガティブ

 

物事を否定的にとらえてしまうのは、ただお酒のせいとはいえず、普段から劣等感を抱えていることがあります。

泣き上戸になりやすい人は、性格が関係していることが多く、根暗だったり、落ち込みやすいです。

 

普段は建前上明るくふるまっていても、とてもまじめなのですが、実際はマイナス思考で「こうすればよかった」と後悔していることは少なくありません。

いろいろな想像をし、何においても悲しくとらえてしまい泣いてしまいます。

 

周りの人がポジティブになれるように励ましても効果なし。

話題を変えてマイナス思考にならないように気をつけても効果なし。もはや、「大丈夫だよ」としかかける言葉が見当たらず、とりあえず心細くならないようにそばにいても効果なし。

 

こちらの意見は全く聞き入れない意地っ張りにみえてきます。

逆に甘やかさず放っておくと、ネガティブはますます悪化します。

 

こうなると正直面倒くさいですよね。

このような人とは付き合いきれないと思う人は多々います。

 

ネガティブな性格をどうしたらポジティブにできるでしょうか。

 

 

習慣化された考えを変えていくことはなかなか難しいです。

 

しかし、周りの人や環境を変えようとすることの方がより難しいでしょう。

自分を変えるためには、今の自分を受け入れ、できていることや自分の強みを探して自信をつけていくことが重要になります。

 

また、できなくても大丈夫であると妥協できるように思考を変えていくと、負担感から解放されて今の自分が精一杯できたことだと認めることができます。

 

ネガティブな人はうつになりやすく病気になると治療が必要になります。

そうならないためには、悲しい記憶がよみがえってこないように普段から楽しいと思える健康的な部分を増やしていけると良いでしょう。

 

音楽を聞いたり、散歩したり、ドライブしたりと様々な方法で自分がどんなことに興味関心があるのかを考えて気分転換を図ることが大切です。

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泣き上戸になりやすい人の特徴や心理~泣くことを我慢

 

普段ストレスを受けていても無理をして、ストレスを溜め込みすぎたり、本当は泣きたいのに泣けないとか、泣くのを我慢していると泣き上戸になりやすいです。

人前で見栄を張って、泣くことは恥ずかしいと思い、辛い感情のまま我慢して状況を乗り切ろうとする。

 

このような心理的負担が泣き上戸を生み出しています。

日頃から泣きたいときに泣けるように環境を整える必要があります。

 

実は、泣くことはつらさを軽減するためには効果的です。

泣くことは心や体を健康にしたり、リラックス効果があるといわれています。

これは涙を流すことで副交感神経が活発になり、体をリラックス状態にするからです。

 

泣けばなくほど「情けない」「かっこわるい」と思うかもしれませんが、気持ちはすっきりしていることはありませんか?

あなたはどんな環境であれば泣けるでしょうか。

 

人目につかない場所である方が泣けると思うので、泣ける場所を探してとにかく泣いてみることを取り入れてみてはいかがでしょう。

普段からストレスをためないようにしていくことが大切になります。

 

泣き上戸になりやすい人の特徴や心理~人に構われたい

 

大勢の中に一人泣いている人がいると、どうしても注目を浴びてしまいますよね。

 

「どうしたんだろう?」「何か辛いことでもあったのかな?」と気になって声をかけてくれる人もいるでしょう。

このような態度をとるのは自己中心的で輪の中心にいたい、関心を持ってほしいという思いの表れかもしれません。

 

同時に目立ちたいという欲望もあるでしょう。

本人は自覚がないことがあり、泣き続けてしまいます。

 

このような自己中心的な人は、普段から人に認められていないと感じていることが多いです。

だから、お酒を飲むと感情のコントロールができなくなり、自分の気持ちをわかってもらえるまで泣いてしまうのです。

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泣き上戸になりやすい人の特徴や心理~真面目

 

周りからいい人だといわれている、しっかり者、責任感があるなどと評価されている人は、周りを気にしてもっと言動に気をつけているでしょう。

 

周りに評価されているという自信から、地位や名誉に満足することもあるかもしれません。

しかし、このようなタイプの人はもっと欲が出て、さらに上の地位や名誉がほしくなります。

 

「どうして自分はこの程度なのだろう」と思い悩んで、自分を責めてしまう真面目さがあり、負担感もあります。

いつも重荷を抱えながら生活しているので、普段はとりつくろってはいますが、お酒を飲むと理性が利かなってしまうのです。

 

一旦泣き始めたら、悲しい気持ちが抑えきれなくなり泣き続けてしまいます。

 

ストレス発散して泣き上戸を改善

 

ストレス発散方法は人それぞれ違います。

睡眠はとても大切で、眠れていないと日中の集中力が低下したり、イライラの原因になり、精神的に不安定になりやすいので、睡眠を十分にとるようにします。

 

また、眠れていないと疲れが取れないまま日中過ごすことになるので、疲れがさらにたまってしまいます。

 

疲れをとるためには体を休めるほかありません。

体が休まれば、思考が正常化します。

 

 

人は本来、太陽と一緒に起きて、太陽と一緒に寝るという生活リズムを送っていました。

このリズムは人にとって必要であったのに、時代の変化で生活リズムが崩れていきました。

 

ストレスを抱える若者が増え社会が乱れ始め、様々な病気が増えていきました。

この流れからもわかるように、あるべき姿から離れると、体はストレスを感じるようになるといえます。

 

だからこそ睡眠が大切なのです。

 

また、他にも運動して健康的に汗を流すこともストレス発散になります。

さらに買い物や娯楽、レクレーションなどに参加することも良いでしょう。

 

抑え込んできた辛い感情よりも楽しいという感情が勝るように、自分の健康的な部分を多くすることが重要になります。

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泣き上戸を何とかしたい!飲む量を調整して

 

お酒は飲めば飲むほど理性を失いがちです。

自分自身の許容量を知り、それ以上は飲まないようにお酒を控えるようにしましょう。

 

酔わない程度、お酒をたしなむ程度で節制することが大切です。

お酒に弱い人は、ノンアルコール飲料を飲むなどして予防策を考えておくことも良いでしょう。

 

お酒を適量飲むとはどういうことでしょうか?

 

個人差があり、その日の健康状態によっても良い具合には差が出るため、一概にはいえませんが、厚生労働省が推奨している国民健康づくり運動「健康日本21」では、節度のある適度な飲酒とは一日平均純アルコールが薬20g程度といわれています。

 

例えば、ビール大瓶1本、清酒1合、ワイン1/3本、ウイスキー水割りシングル2杯、ダブル1杯などがそれにあたります。

このくらいの量を飲んでいれば、程よくお酒を楽しむことができます。

 

しかし、女性は男性よりも少ない量で飲むのが適量であるとされています。

また、高齢者や、アルコール代謝能力の低い人も少ない量で適量となります。

 

もしもアルコール依存症になってしまった人はすでに適量のアルコールでも体には害が多いので、断酒が原則必要になります。

 

お酒に没頭しすぎず涙を抑えよう

 

普段理性的であったとしてもお酒を飲むと抑止力が低下して感情的になります。

辛い時や悲しい時の感情を思い出し「どうして自分はこうなんだろう」と悲観的に物事をとらえてしまいます。

 

軽い興奮状態にあるので、自制できず、お酒を飲み続けてしまう状態です。

こんな時はお酒に没頭しすぎず、気分を違う方向に向かわせるようにしましょう。

 

例えば、お酒を飲むのを休んで会話する方法があります。

 

お酒に酔った勢いで普段できなかったことができるということがあります。

泣き上戸な人もいつも閉じ込めている部分を開放することで、心の正常化を図る作用があります。

 

その時は散々泣くので、心配になりますが、泣くことによるリラックス効果で翌日はすっきりしていることが多いです。

泣いてすっきりしたいからと、お酒に没頭するのは体を壊す元です。

 

お酒を飲まなくても泣くことはできます。

お酒の席では涙を抑え、会話しながら思いを言えることが大切です。

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泣き上戸の友達には優しく対応して

 

泣いてしまっている人を見ると周りの人たちは「大丈夫?」と気になります。

そして、なぜ泣いているのか、どうしたのかと原因追求したくなるものです。

 

しかし、話を聞いてなだめようとしても、話の内容が共感できなかったり、悲観的になっている姿を見るとついつい「そんなことはない」と否定したくなります。

 

泣いている人は否定されると、より一層ダメな自分に対して自信を無くして泣いてしまうので、否定せずに傾聴することが大切です。

 

慰めようとして、アドバイスしようとせず、まずは話を聞いてあげること、また肯定も否定もせずに同調してあげることで話している本人も思いを言えたことや聞いてもらえたことに安心します。

そして徐々に落ち着いてくるでしょう。

 

泣き上戸になる人は普段の辛い感情を抑えている人が多く、孤独感を持っている場合があります。

さみしさは不安を増強させることもあるので、そばにいてあげたり、そっと肩に手を置くなどしてあげるなどのスキンシップをはかることで安心につながります。

 

お酒を飲むと様々な癖が出る

 

酒癖は人それぞれです。

 

キスをしたくなったりする人はさみしがり屋や愛情不足の場合が多く、誰とでもキスをして満足しようとします。

 

また、笑い上戸になる人は、神経質な人や内気な性格の人であったり、普段から陽気な性格の人が多いです。

真面目そうな印象を与えていても、内心は面白いことを考えていて、お酒を飲むとにやにやしたり笑ったりします。

 

一緒にいると楽しくなるタイプですね。

 

さらに、説教をする酒癖もあります。

普段はまじめでいい人なのですが、お酒を飲むと今までとは反対の人格になって、説教くさくなる人がいます。

こういう人は、欲求不満である場合が多いです。

 

日常生活でのストレスに対して我慢して感情を抑えていると、お酒に酔って理性を失い感情が表面化します。

説教された人が傷ついていても説教し続けてしまう厄介なタイプです。

そして、悪口を言ったり、時には怒ったり暴れたりするので嫌がられます。

 

そして、謝罪上戸になる酒癖の人もいます。

とりあえず謝っておけば許してもらえると思っている心情が酒癖として現れます。

 

なぜこのような行動をするかというと、責任を負わないためです。

「すみません」「ごめんなさい」などいうことによって、赦してもらえ、責任を回避できることが多くなります。

 

お酒を飲むと寝てしまう人もいます。

このような人は彼によって肝機能が良くなかったり、ストレス過多の場合が多いです。

 

アルコールを代謝する肝臓の機能が低下していると、疲れが取れにくくなり、お酒に弱くなるとともに二日酔いしやすくなります。

すぐに寝てしまうのは、単に睡眠不足や疲れもありますが、肝機能低下によるものが考えられます。

 

 

そのほか、理屈っぽくなる人や、自分の考えを押し付ける人、お節介になる人がいます。

いずれにしても普段のため込んでいるストレスが抑えられなくなったことによって表面化します。

 

そのほか、お酒を飲むと動き回って落ち着きがなくなる人や服を脱いでしまう人がいます。

このような人は自分に自信がなくて思うように自分自身を表現できていない場合があります。

 

服を脱ぐとき、公衆の面前であれば問題ですが、気の知れた相手の前で脱いでしまうことの方が多いようですが、迷惑行為には変わりありません。

 

また、ボディタッチする人もいます。

このような人は、欲求不満が多いです。

 

普段満たされない分行動でその思いを表現します。

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お酒に逃げ癖がつくと依存症の危険性

 

イライラしたりストレスがたまったときにお酒に頼る習慣になれてしまうと、アルコールに対して耐性ができ、酔いにくい体になります。

なかなか酔えないのでもっとお酒を飲もうとします。

 

アルコールは中毒性があり本人は気づかないことが多々あり、周囲が心配して止めようとしても飲みたい気持ちを抑えきれません。

時には隠れて飲酒したり、借金してまでも飲もうとします。

 

お酒を控えようとしても、発汗や不眠、吐き気、嘔吐、血圧上昇、イライラ、集中力定価などの禁断症状が現れます。

症状を抑えるためにさらにお酒を求めてしまうのです。

 

アルコール依存は自律神経症状が出たり、情緒障害、手足の震えなどの身体症状が現れます。

また、「お金がたくさん舞っている」など、実際にはありえない幻覚が見えるようになり、幻覚に左右された行動をとるようになります。さらに、幻聴も聞こえ不安が強まります。

 

本人はもちろん、周りの家族も精神的に不安定になりやすいです。

 

アルコール依存症は病気です。しっかり治療しよう

 

アルコール依存症だと感じたら、まずは外来受診をお勧めします。

 

自己判断で断酒したり、相談せずに放置しておくと状況はますます悪化します。

こういうケースの患者は病識がないことが多く、なかなか通院したがらないこともあり、家族が困惑することが多いです。

 

また、地域の人にばれたら恥ずかしいといった病気に対する偏見もあります。

そういう場合は近くの保健所に相談し、断酒会に参加したり、家族と一緒に患者会に参加するという方法が良い場合もあります。

 

アルコール依存症に対する治療は基本的には断酒です。

断酒するために、薬物を使って離脱できるようにします。

 

導入期としてすることは、病気について認識することです。

そして、治療に対する意欲を養います。

 

次に、解毒期に入り、断酒を開始します。

このとき抗酒薬といってお酒をまずく感じる作用のある薬や飲みたいと渇望することを抑える薬を飲みながら様子を見ていきます。おおよそ3週間程度で離脱症状が落ち着いてきます。

 

次の段階はリハビリテーション期であり、飲酒に関する行動や考え方を振り返る精神療法をうけます。

また、日常生活が送れるように、集団活動やレクリェーションに参加し、退院後も日常生活を送ることができるように支援します。

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