「慈悲深い人」という言葉には悪い意味がないどころか、どこか尊敬さえ感じますよね。

具体的にはどんな人のことを「慈悲深い」と呼ぶのでしょうか。

 

慈悲深いと人付き合いにどんな影響が出るのでしょうか。

それになぜ慈悲深くなれるのか、その心理についても気になりますよね。

 

この記事ではそんな「慈悲深い人」について定義や特徴、どんな行いを具体的にするのか解説します。

 

自分本位な行き方を改めたい人はぜひ自分自身の行動と照らし合わせてチェックしてみて下さい。

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目次

慈悲深いという言葉の意味とは?

 

まずは慈悲深いという言葉の本来の意味は宗教の用語からきています。

 

本来はどのような意味だったのでしょうか。

 

元々は仏教用語

「慈悲深い」という言葉は、もともと仏教の言葉からきています。

 

仏教はその名の通り「仏さまの教え」を指し、開祖である釈迦が悟った「世界の真理」という思想体系を意味しています。

 

とはいえその考えは現実に生きる人間の価値観や信仰心などがベースにあり、決して浮き世離れした思想ではありません。

 

そしてこの仏さまの在り方や人間との関わり方が「慈悲」なのです。

 

本来、「慈」という言葉には強さは激しさ、気品といったとてもアクティブな意味がこめられています。

そして「悲」という言葉には心の傷や嘆きの気持ちや意味合いが含まれています。

 

簡単に出来ることではない

「慈悲深さ」とは一見すると相反する言葉である「慈」「悲」の両方を含む言葉です。

 

過去に起こった不条理な体験や出来事を飲み込み、その時の怒りや恨みを全て「諦め」て克服した後に訪れる境地を「慈悲深い」と表現しているのです。

 

辛いことや悲しいという気持ちにフタをするわけではなく、忘れるわけでもなくただあるがままに「認める」という心境が必要になります。

 

そのため簡単には到達できない心境といえるでしょう。

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慈悲深い人の特徴について

 

慈悲深い人はどのような人をさすのか、その特徴をみていきます。

 

利他主義である

慈悲深い人の特徴として挙げられるのは、利己主義とは対極にある利他主義であるということです。

 

利己主義とは究極的には「自分勝手」「自分さえよければ周囲の状況はどうなっていてもいい」という主義主張を指します。

 

例えば道端にそのまま自分が飲んだ後のジュースの空き缶を放置することは、「自分はゴミを持ち続けることの煩わしさから解放される」わけですが、「他の人が放置された空き缶で迷惑を受ける」「待ちをゴミで汚した」という状況に関してなんら関心を寄せない行為などがあてはまります。

 

一方で利他主義は、自分よりも他人のことを優先的に物事を判断したり考えるため、見返りを求めることなく他人の幸せに寄与しようとします。

 

物事の判断基準が自分中心ではなく、あくまで他人のためになるかどうかなのです。

 

自己犠牲の精神を持っている

慈悲深い人は自分が犠牲になっても他の人を救おうと本気で考えています。

 

そのため自然と自己犠牲の精神をもって行動している場合が多いです。

 

他人を救うためであれば、慈悲深い人は自分の生命・身体・時間・お金など持てる全てのものを差し出す覚悟と行動力があります。

 

穏やかである

慈悲深い人は、他人に対して怒りを覚えたり侮蔑の感情をもったりすることはありません。

 

その心の裡が表情にも表れるため、常におだやかです。

表情や口調が変わらないのです。

激情に流され大声を上げたり乱暴な動作をとったりはしません。

 

決して感情がないわけではなく、慈悲深いからこそ態度が一貫して変わらないのです。

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慈悲深い人は何時も笑顔が絶えないのか?

 

慈悲深い人の特徴として、笑顔を絶やさないという点が挙げられます。

 

なぜでしょうか。

 

その心理についてくわしく見ていきます。

 

他人のために自分の態度を気遣っている

慈悲深い人は他の人が嫌な気分にならないように、日常的に人に接する場合の態度に気を配っています。

 

自分の身に何か起こったり感じたりしても、自分の態度で相手が不愉快なきもちにならないかどうか常に考えて行動を選択しているのです。

 

そのため自分自身に辛いことが合った場合でも、なるべく笑顔を心がけていることが多いです。

 

 

決して人を恨まない

慈悲深い人は他の人から嫌な気分にさせられたり、嫌なことを言われた場合でもそれは相手にもそれなりの事情があると考えます。

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相手を理解しようとすることを第一に考えているため、そのことで笑顔を崩すことはほとんどありません。

 

「自分が嫌な気持ちになった」ということよりも、「なぜ相手がそう考えたのか、そんな態度を取ろうとしたのか」について考え、相手が抱えている問題や不安を解決する方へと意識を向けるため人を恨むという行為に固執しないのです。

 

慈悲深い人は頭ごなしに嫌わない

 

慈悲深い人は他人を頭ごなしに嫌いません。

 

第一印象や人から聞いた噂話だけで相手についての評価を下さないのです。

 

人を受け入れ、許している

慈悲深い人は他人との出会いは等しく大切なものだと考える傾向にあります。

 

それがたとえどんな出会い方をしても同じです。

 

たとえば自分にとってよくない影響を与える人であっても、頭ごなしに否定したり嫌ったりすることはありません

 

一時の感情で相手を評価せず、相手が失敗したり迷惑をかけてくることがあっても、そのことで相手を攻めたりしません。

 

これは自分自身が他の人に常日頃から許されているという感覚があるためです。

自分が他の人に許されているため、自然と他の人を許すこともできます。

 

相手を理解しようとする

慈悲深い人は、まずは相手を理解しようとします。

 

そのため差別や選別の意識がそもそも存在しないため、頭ごなしに相手を嫌うことがありません。

 

まずは相手がどんな人か、どんな考えによって行動しているのか、態度を取るのかを汲み取ろうと考えようとします。

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慈悲深い人は困っている人を助ける

 

同情心がとても強い

慈悲深い人は同情心が強く、困っている人に出会ったときは相手の立場で物事を考えることができます。

 

そのため相手がどうしてほしいか想いを馳せた行動ができます。

 

さらに利他主義や自己犠牲の精神を持っているので、相手のために行動した際に自分が損することがあっても迷わずに困っている人を救うために行動できます。

 

助けることを義務だと考えない

慈悲深い人は利他主義の精神で行動します。

 

「誰かにほめられたい」「いい人だと思われたい」という気持ちがあって行動するのではありません。

 

そのため困っている人を助けることはストレスや負担ではなく、むしろ「喜び」だと感じています。

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慈悲深い人は怒らない

 

慈悲深い人は感情的に怒るということはありません。

 

怒るとは、自分の感情の発露です。なにかをきかっけに、「自分の気持ちがだいなしにされた」「興奮して気が立った」という状態に対する抗議行動になります。

 

どんな理由を付けても、怒っている人は自分のための行動をとっているといえます。

 

ただし慈悲深い人は感情的に怒るのではなく、もっと深いところでもっと厳しい態度を取る場合があります。

 

それは次の2点が根底にあるからです。

 

決して優しさだけではない

慈悲深い人は困っている人や弱い人に深い愛を持っており、困っている人や弱者に積極的に手をさしのべます。

 

ただし決して優しさのみで接しているわけではなく、相手のことを本気で考えているからです。

そのためときに必要であれば厳格さを見せることもあります。

 

相手に対して厳しい態度を取る際は、それが怒りからくるものではなく、ただ相手のためになると考えるからこそ厳しくなるのです。

 

義憤や怒りではなく穏やかを持っている

慈悲深い人はときに厳格な態度をとることがります。

 

しかしそれは自分自身の怒りや義憤といった感情による態度ではありません。

 

愛情からくる態度であり、内面的な部分もその人が取る行動も常に穏やかな状態にあります。

 

ですから厳しい態度を取るといっても、その言動が横柄になることはありません。

 

ましてや相手の人格を否定したり他の行動まで咎めることもありません。

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慈悲深い人は全ての対象に慈悲をかける

 

常に平等である

慈悲深い人は、家族・友人・知り合い・恋人など特定の人々にだけ優しいのではありません。

 

世界中のあらゆる人々や生命、自然に対しても愛情や慈悲の心を持っています。

そのため文化の違いや人種の違いを理由に差別することはありません。

 

そして苦しみや悲しみに共感し、親身になって気持ちを理解することができます。

 

また人間だけではなく動物や植物にも慈悲をかけます。

 

ですから「環境保護のために、もともとそこに住んでいた人たちの生活を奪ってもいい」といった極論には至りません。

 

あくまで「みんなが平等に幸福になれる方法」を模索します。

 

 

共感できる

慈悲深い人が平等に慈悲の心を向けることができるのは、相手の立場や人種を越えて悲しむ心や悩む心に共感できるからです。

 

育ってきた環境や体験したことが違いすぎる相手に共感することはなかなか難しいことですが、慈悲深い人は先入観や価値観の違いを超えて相手の感情に共感することができます。

 

そのため分け隔てなく慈悲の心を向けることができるのです。

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慈悲深さと人付き合いの関係について

 

自分と向き合えるのは人付き合いが良い証拠

慈悲深い人というのは自分との付き合い方を熟知しています。

 

そのため自分にとって良い行動ができます。

 

その結果、心に余裕があるので他人に手をさしのべることができ、またその経験がさらに自分にとって良い影響を与えるというサイクルを持っています。

 

逆に自分との付き合い方・向き合い方が悪い場合は他人を受け容れる余裕は生まれません。

 

それどころか他人に対して否定的であったり、ぞんざいな扱いをしてしまっている場合があります。

 

相手に不快感を与えない言動ができる

慈悲深い人は、常に自分の言動が相手を不愉快にさせないか、相手の立場に立って考えて行動することができます。

 

「自分は平気だから相手も平気だろう」と考えて無神経に他人を傷つけることはありません。

 

そのため慈悲深い人はビジネスの面でも、プライベートの面でも自然と「彼、あるいは彼女と話すと心地よい」と自然と周囲との付き合いが円滑になるのです。

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慈悲深い人は子供や動物に対しても愛情を注ぐ

 

いつでも愛情を持っている

慈悲深い人はたとえ相手が子供や動物、また自分より立場の弱い人であっても常日頃から愛情を持って接することができます。

 

ふつうであれば無意識下に「自分にとって利害関係のある人間」だけを優先してしまいがちですが、慈悲深い人は自分の利益については考えないので、自分の気持ちを上手く言葉に出来ない相手でも愛情を向けることができるのです。

 

相手からも愛される

優しさや分け隔てない愛情を注ぐ真剣な姿勢は、周囲の人間の目を惹きつけます。

 

すると周囲の人から自然と頼られたり愛されたりする人になることが多くなります。

 

そして慈悲深い人は経験的に、相手を大切にすることは自分を大切にすることも知っています。

 

ですから不用意に自分を傷つけ相手を悲しませることもありません。

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慈悲深くなることについてのメリットについて

 

他者から好かれる

まず慈悲深くなると表情が明るくなります。

 

そして相手に対して常に寛容な姿勢で接することができるため、人間関係が非常に円滑になり仕事やプライベート関係なく人から好かれるようになります。

 

利益を得ようと相手の機嫌を取ろうとする言動は、時に相手の気分を害してしまいます。

 

しかし自然と相手のためになる行動が取れるため、慈悲深い人と一緒にいると「素の自分」をさらけだしても大丈夫だと判断されるのです。

 

生活に余裕と楽しさが生まれる

慈悲深くなるとちょっとしたことでイライラしなくなり、他者から悪い影響を受けづらくなるため、常に余裕のある行動を取ることができて、日々の生活を楽しむことができます。

 

「自分は不幸だ」「なんで自分ばっかり」と考えて生きていると、ついつい他人の言動や生活が気になり、ますます不愉快な気持ちを募らせるという悪循環に陥ります。

 

しかしイライラが解消されると心に余裕があるので、ハプニングや事件が起きても受け容れることができるという良いサイクルが生まれます。

 

感謝の心が育つ

他者とのやりとりや日常の生活が当たり前のことではなく、様々な人や物事で成り立っていることを感じ取れるようになり、些細なことにでも感謝の気持ちを感じ取ることができ、またそれが生活に良い循環をもたらすようになります。

 

そして常に感謝の気持ちでいると、「自分に出来ることを他の人のためにやってあげたい」という気持ちになり、ますます周囲に良いサイクルを生み出します。

 

無理をしなくてもいい

慈悲深くなると、相手に感謝したり自分に謙虚になったりと虚勢を張る必要がなくなります。

 

すると一番ラクになるのは自分です。

 

嫌な気持ちや不愉快な気持ちから解放され、良い感情が周囲に満ちることで素直に生きていくことができるようになります。

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慈悲深くなるためにはどうすればよいのか?

 

視点を増やす

慈悲深くなるための方法として、まずは物事の本質を見るときにひとつの視点から見るのではなく、多角的な視点を持てるように心がけるのが大事です。

 

多角的な視点を持てるようにするためには、1つの分野だけに特化して学んだり知識を得るだけでは不可能です。

 

様々な事柄について常に興味をもって蓄積していくことが大事です。

 

「自分だけが正しい」と考えて新しい考えや異なる考え全てを否定していては、なかなか視点を増やすことはできません。

 

見知らぬ相手に共感するためにも、まずは様々な価値観を知ることが重要になります。

 

人生の経験を重ねる

人生において様々な体験や経験を得ることが重要です。

 

様々な経験を重ねることで気づきがあったり、同様の状況下にいる相手に対しての理解を深めることができるようになります。

 

ありのまま受け止める

物事に対してただ評価を下すだけではなく、ありのままに受け止める事も重要です。

 

ありのままに受け止めることで一時的な感情や評価を切り離して考えることができるからです。

 

自分にとって辛いことや嫌な出来事が合った場合でも、それらを分析して解決や改善して対処することができるようになっていきます。

 

また「こうあるべき」という先入観を捨ててありのまま受け止めることで、新たな気づきもうまれます。

 

自分を受け容れる

「本当はこうしたかった」「こんな自分が嫌」という気持ちがあると、他人に対しての心の余裕は生まれません。

 

自分を卑下するわけでも特別視するわけでもなく、まずはありのままの自分を受け容れましょう。

 

自分の長所と短所、その全てを自覚した上で「必要以上に自分を責めない」ことも重要です。

 

これらの積み重ねによって慈悲深くなっていけます。

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慈悲深い女性は良い母親になるのか?

 

慈悲深い人は相手にこだわらず平等な態度を取ることができますが、慈悲深い女性は良い母親向きと言えるのでしょうか。

 

慈悲深い女性がどのような態度を取るのか見ていきましょう。

 

子供に対して愛情を惜しみなく注げる

慈悲深い人は誰に対しても愛情を注ぐことができるので、当然ながら自分の子供やパートナーに対して日常的に愛情を惜しみません。

 

たとえば子供が理不尽なことを言い出したりぐずったりしても、そのことに対して耳を傾けて頭ごなしに叱ることはありません。

 

そして優しいだけではなく、厳しさをもちながらきちんと向き合うことができます。

 

「自分が良い評価を受けたい」という理由で相手のワガママをただ流すだけではなく、相手の成長を考え厳しくしなければならない場面では周囲からの自身の評価を恐れず厳格な態度を取ることで相手の成長を促すことができます。

 

 

長い時間を共にするには内面が大事

またパートナーが一時的に忙しい場合は、相手の気持ちを思いやって家事や炊事など身の回りの大変な雑用であっても苦になりません。

 

さらに慈悲深いためにパートナーがなかなか家事や炊事を手伝ってくれなくても根気よくやってくれるようになるまで付き合うことができ、長い年月でも円満に夫婦生活を続けて家庭を持続させやすいです。

 

表面上では気にしないフリをして、心の奥底で相手に対する不満や憎悪をため込んでいると自然と相手にも伝わり、長い時間を共にすることができません。

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慈悲深い人と仕事で関わることの影響について

 

自分への成長につながる

慈悲深い人が職場や仕事で周囲にいると、その人に感化されて他人に優しくしようと思えるようになったりと良い影響を受けたりすることができます。

 

また仕事での悩みごとに対して良き相談相手になってくれますので、多少困難なことがあってもそれを乗り越えるための手助けとなり、自分を実力を高めるための手助けになってくれます。

 

職場環境が変わる

慈悲深い人が職場にいると、周囲が自然と感化されチームワークがアップしたりモチベーションがあがります。

 

慈悲深い人は周囲のアドバイスに耳を傾け、良い環境のために貢献しようと行動します。

 

そのためチームの暴走を防いだり、連絡不足を解消し問題の解決策を模索するための道筋をつけてくれます。

 

それが仕事上の成功を呼び寄せてくれるのです。

 

すると上司や他のチーム、さらには部外者からの評価も上がります。

 

また慈悲深い人は同僚・後輩・先輩・上司の相手の立場を考えて行動できるので、お互いが「なぜこうしてくれないんだろう」と抱えていた不満の解消に動いてくれます。

 

そのためにも慈悲深い人に全てを押しつけるのではなく、周囲の人間も積極的に取り入れていく姿勢が重要になります。

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慈悲深い人と付き合う時の心得について

 

自分ではなく相手が慈悲深い人だった場合、相手がどんな人なのか理解しておくと双方の関係性がより好ましいものとなります。

 

慈悲深い人と付き合うときは次の2点を心得るといいでしょう。

 

こちらも相手の気持を考えてあげる

まず慈悲深い人は誰に対しても分け隔てなく愛情を持っているため、恋人以外にも優しく接することがあるということを理解しておきましょう。

 

その時にあなたが嫉妬を感じたり、パートナーを束縛しようとするのではなく、受け入れて許してあげることが大事です。

 

また慈悲深い人は人の気持ちを察する能力に長けていて、自己犠牲の精神を持っているため自分の心にフタをしてしまったり、相手のことを優先しすぎてしまう傾向にあります。

 

そのためこちらもしっかりと恋人の気持ちを考えて気づいてあげることが大事です。

 

「何をしても許される、自分は特別」と考え暴虐にふるまい、相手のキャパシティをオーバーさせてしまうことがないようにきをつけましょう。

 

慈悲深い人は感情がないのではなく、人一倍感受性が豊だからこそ誰にもで慈悲の心を向けられるのです。

 

 

相手の良いところは取り入れていく

慈悲深い人は常に相手を思って行動しますので、恋人や友人関係の人は時には「きれいごとじゃないか」「そこまでしなきゃいけないのか」とやきもきすることもあるかもしれません。

 

しかし慈悲深い人の周囲には自然と善意のサイクルができあがり、良いことが引き寄せられています。

 

あなたと付き合いが始まったのもその流れの一環です。

 

相手を否定するのではなく、慈悲深い人の良い面を自分も取り入れるようにして行動していくと、自分にとっても相手にとってもプラスになります。

 

ぜひ相手の良いところを取り入れるように積極的に行動してみて下さい。

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慈悲深い人に関するQ&A

 

慈悲深い人に関してよく耳にする疑問についてまとめました。

 

慈悲深さをチェックする診断方法について

慈悲深い人かどうかをチェックするためには、様々なケースでどんな態度や対応を普段行っているのかよく観察する必要があります。

 

簡単にチェックするための表をご紹介します。

具体的な場面を思い浮かべ、どんな行動を取っていたかありのままに判断して下さい。

 

質問内容 はい いいえ どちらでもない
Q1 相手の話を自分のことのように聞くことができる
Q2 お店で店員に失礼な態度を取られても許せる
Q3

 

友人や恋人が待ち合わせに30分遅刻しても怒らない  

 

 

 

 

 

Q4 自分が我慢してでも他の人の幸せを優先させる
Q5 誰が相手でも態度を変えることはない
Q6

 

他の人からの忠告やアドバイスはありがたいと感じる  

 

 

 

 

 

Q7 嫌いな人や苦手な人はいない
Q8 嘘をつかれても怒る気持ちにならない
Q9 しゃべり方がおだやかで激昂することはない
Q10

 

他人に嫌な思いをさせたくないといつも考え行動する  

 

 

 

 

 

Q11 悪口をいったことがない
Q12 困っている人がいると積極的に手を貸す
Q13 涙もろい
Q14 我慢しすぎてたまにキャパオーバーをおこす

 

「はい」の項目が多い人ほど、慈悲深い人の特徴がよく表れているといえます。

 

慈悲深い顔とはどんな表情のこと?

「慈悲」は仏教用語のひとつであり、如来の在り方も示す言葉です。

 

そのためお寺に鎮座する如来像の表情は、人間の想像する「慈悲深さ」が表現されています。

 

具体的にはかすかな微笑みと全てを許し認める包容のまなざしが同居する表情です。

 

見ている相手が安心する表情を浮かべているといえます。

 

仏教だけではなく、キリスト教にも「慈悲」の考えがあります。

 

また有名な芸術家でもあるミケランジェロがてがけた彫刻の一つに「ピエタ」という聖母マリアとイエス・キリストの像がありますが、この「ピエタ」というタイトルそのものに慈悲という意味がこめられています。

 

ピエタの聖母マリアは、まぶたをとじてキリストの死を悲しんでいるようにも見えますし、我が子を胸に抱いて安堵しているようにも見えます。

 

このように慈悲深い表情とは全てを包み込む微笑みだけではなく、相手の立場に共感しその感情を分かち合おうとしてる表情も含まれているのだということが分かります。

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