仕事や趣味の仲間に恩着せがましい人はいませんか。

確かに手伝ってもらったり助けてもらったことには感謝していても、「私がやってあげたからだ」「じぶんのおかげだ」と過度にアピールされるとちょっとムッとしてしまうのも事実です。

 

ましてや相手が旦那の場合は、下手に無視するわけにも行かない分、ストレスが溜まります。

そもそもなぜそんなに恩着せがましいのでしょうか。

 

恩着せがましいひとの心理や対処方法を知っておけば、無駄にイライラすることもありません。

この記事では恩着せがましい人の心理と対処法についてくわしく解説します。

 

うまく夫婦関係を構築するためのヒントにして下さい。

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目次

恩着せがましいとはどんな意味か

 

「してあげた」を強調して、自分で自分を持ち上げる人

ちょっとしたことで親切を受けて、そのちょっとしたことをふとした場面で「あの時こうしてあげたよね?」とか、

友達同士の会話の中でも「そうそう、この前こんなことがあって……私のおかげよね~」などと、恩の押し売りのように、感謝して~私っていい人~と、アピールしてくる人、そんな人が周りにいませんか?

 

そういう人を「恩着せがましい人」と言います。

 

もちろん、親切を受けた時は嬉しいものですし、嬉しいと思えば素直に「ありがとう」と言ってしまいますよね。

 

感謝を強制する裏側の心理とは

これが後に、執拗にPRされる材料になろうとは、誰も思いません。

 

「してあげた」「やってあげた」の心理の裏側には何が見え隠れしているのでしょうか?

 

恩義を盾に、相手をコントロールしようとするかのような「恩着せがましい人」とは、かなり厄介な人ですね。

 

「恩着せがましい人」について様々な角度から検証していきたいと思います。

 

周囲にこれに当てはまる人はいないか、またこういう人に遭遇した場合はどう反応したらよいのか、この情報をご参考にしてみてください。

 

その上で、上手に回避する術も身に着けていきたいものですね。

 

恩着せがましい人の心理その1~見返り

 

恩を売り、対価を求める傾向 親子編

「恩着せがましい人」は、見返りを求めていることも少なくありません。

 

家族にも友人にも、または異性にもそんな人が見当たることがあります。

 

親子関係の場合は、最近「毒親」などと言われたりもしますが、子どもが小さいうちから親は良かれと思って先々手を打ちます。

 

幼稚園入園から始まっていたりします。

 

本人は望んでいないのに、親は子どもの幸せのためとレールを敷き始めます。

 

自分が果たすことができなかった夢だったり、将来の出世を見越して「お母さんありがとう、お父さん感謝しています」と言って、恩恵に預かりたいという心理があったり。

 

その欲求がエスカレートしていくと、子ども自身が拒否した場合「誰がここまでしてあげたと思っているの?」「誰のおかげで成長できたと思っているの?」となります。

 

親子の場合は、かなりディープで厄介極まりありません。

 

なぜなら、それが子どもの弊害となり、心のバランスを崩すことがあるからです。

 

当然、生まれてからずっと支配下に置いているのですから、飴と鞭を使い分けてきます。

 

その飴が、実は恩の押しつけです。

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対価を求める傾向 友人編

では、友人の場合はどうでしょうか?

 

まだ小学生くらいなら、頼んでいないのにゲームのスコアをあげるために、勝手に代わってプレイして「スコアあげてやったぞ!」とか言って、アイスクリームやジュース奢れとか言うこともあるかもしれません。

 

また、中高生くらいなら、この前数学を教えてあげたのだから、お返しに奢ってね!や、誕生日にはアイドル○○の本が欲しい!などと言われるかもしれません。

 

異性になると、好きでもない人からプレゼントを押し付けられ、お願いしてもないのにスマホアプリをダウンロードさせられて、この機能使うと便利だぞ~とか言われ、困惑してしまうこともありますね。

 

身に覚えない親切とプレゼントに注意

もっと重いのは、どこで仕入れた情報なのか、自分が欲しいと思っていたものをプレゼントされた時ですね。

 

自分の両親ならまだしも、大して特別な感情を持っていない異性から「これ、ほしかったでしょ?」と渡されると、「こんなのもらえない…」となりますよね。

 

むしろ心では「あなたからもらう理由がないし、嬉しくない」と思っていたりもします。

 

しかし、そこで拒否をしてしまうと、大変な事態になりかねません。

 

「わざわざ苦労して手に入れてあげたのに」「自分の親切を無駄にする気か?」と逆上させることもあります。

 

逆に「ありがとう」と受け取ると、後々に、それを盾にお付き合いを強要されることにもなりかねません。

 

見返りを求める人からのプレゼントには、下心があり対価を求めて当然と思う心理が潜んでいるようです。

 

このような人は、素直に自分の気持ちを表現できない人も多いので、身に覚えのない親切とプレゼントには気をつけましょう。

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恩着せがましい人の心理その2~褒められたい

 

自己評価が低いからこそ他者に認められて安心したい

褒められたい、認められたい、感謝されたいと、自己欲求が強いのも、「恩着せがましい人」の特徴です。

 

専門的には自己欲求を承認欲求と言うそうですが、ザックリと説明すると、自己承認が苦手なために他者からの承認(評価)を常に得たいと欲求が出てくるようです。

 

自己承認欲求の高さと自己肯定感の低さは比例しているという心理学的データもあるほど、自己評価が低いからこそ「こんなに頑張っている私(僕)を見て!」「こんないいことしている私(僕)を褒めて~」になりがちだということです。

 

周りが評価しても、自己承認につながらない人が「恩着せがましい人」と言われがちです。

 

その中にも、もっと認められたい!もっともっとが、エスカレートしていくケースでは、職場や学校などで、自分がゴミを拾ったこと、

掃除でキレイに机を磨いたなどの当然のことを、「○○さんが散らかしていたから片付けてあげたよ!」と、周囲にわかるよう大袈裟にアピールする場合もあります。

 

どんなに良いことをしても、こんなにアピールされると「恩着せがましいな~」と思われてしまいますよね。

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恩着せがましい人の心理その3~自意識過剰

 

ビッグマウスで自己中は、自意識過剰からだった

こうした他者からの自己承認欲求を求める傾向は、実は小学生の高学年から顕れていたりします。

 

幼少期は自然な過程である自己承認要求ですが、小学校の高学年になり自我が確立され、そろそろ自分で自分の評価ができるようになり、

自分のペースで自分なりの結果に達成感を感じられるようになる頃ですが、未だ周囲から褒められたい子、周囲からどう見られているか気にする子が周りにいませんでしたか?

 

 

自分がどう見られているのか過剰に意識し、見た目にも気を遣いすぎているので、いつもきちんとしているように伺えたりします。

 

ところがグループ活動では、「自分に任せて!」と豪語しているけれど、細かくて地味な作業などは他人任せ。

 

その上結果が良ければ自分のおかげと言い、結果が悪ければ他人の責任にしてしまう、幼児性も強くて周囲を振り回す、そんなお騒がせな「恩着せがましい人」は、よい成果を得た時には、延々と「自分のおかげ」を語り始めます。

 

そうなのです、「恩着せがましい人」の傾向として、自己中心的で自分の世界からしか物事を見られない、自分中心主義の傾向があるようです。

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恩着せがましい人の心理その4~支配的

 

「恩着せがましい人」は、従順な仔羊を狙っている

「恩着せがましい人」の傾向として、自己承認要求が強く、自意識過剰の傾向が見られると書いてきましたが、まだまだこれだけではありません。

 

ちょっとした親切の押しつけを盾にとり、「あの時こうしてあげたのは私(僕)、だからちょっとくらいこちらの要求も呑んでくれても…」と、こちらとしては思いもしなかった見返りを求められたりします。

 

恩を着せられた方としては、頼んでもいないことですし、たった一回のことを何回も!と不快になったりします。

 

こうした「恩着せがましい人」は、恩を売った相手に対して自分が支配下に置いているきになっていることが多いのです。

 

雰囲気も「威圧的」で怖そうなイメージがありがちですから、近寄りがたさがあります。

 

こんな雰囲気なものですから、自分の欲求が通らず、物事が思うようにいかないと、不機嫌に見えることもあります。

 

見えるというよりも、実際不機嫌の場合が多いようです。

 

強面な雰囲気でありながら、中身は幼稚な面があります。

 

プライドが高いからか、人に頼み事をするときに下手に出て頼めないので、自分のコントロール下に置くために、自己主張できないちょっと不器用なタイプの人に目をつけて、あれやこれやと世話をやいたりします。

 

傍目には面倒見の良い人ですが、相手に貸しを沢山作っておいて、ことある事に恩をうってきたりします。

 

「自分がいなければ困るだろう」と、半ば強制マインドコントロール状態でマウンティングしてきます。

 

こんな人が同僚でも嫌ですが、上司だったり先生だったりすると、パワハラ以外の何ものでもありませんね。

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恩着せがましい人の心理その5~おせっかい

 

無自覚なおせっかい

「恩着せがましい人」は、とんだ迷惑な人なのですが、支配的な人ばかりではなく、心底お節介で行きすぎの人もいます。

 

その場合本人は純粋に「親切にしてあげたい」と思っているので、無自覚だったりします。

 

自分が「恩着せがましい」行動をしているとは思っていないのですから、周囲はお手上げです。

 

親切をして、それによって自己承認欲求が満たされた途端、大きな態度に出てしまったりします。

 

兄弟、姉妹でもそんなやり取りを垣間見ることがあります。

 

いい大人になってから、長子である姉や兄が妹や弟に、「赤ちゃんの時にベッドから落ちかけたのは自分のおかげで、今があるんだろ?」などと、いつまでも恩を売っているのを見ると、呆れてしまいます。

 

そんな昔のこと、しかも兄弟・姉妹なら当然です。他人でも、その場に居合わせたら助けますよね。

 

いつまでも恩を着せられると、「頼んでないよ」と反発を心に抱いてしまいますね。

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恩着せがましい人の心理その6~存在感

 

自分の居場所がない人が多い

こうした「恩着せがましい人」たちは、自分の存在感を相手の中で印象づけて、自分を忘れないでほしいという心理が働いていることもあります。

 

それは、親切にすることで自分の価値、存在意義を確認して、誰かの役に立っている自分を意識したいのです。

 

心理的には、親切にする→「ありがとう」と感謝される=自分を承認してもらえた→自己承認欲求を満たす。→自分は存在していい人=自分は価値ある人→アイデンティティの確認へと繋がっているようです。

 

こういう傾向に向かう人は、存在感が薄く友達も少ない、どこにいても居心地の悪さを感じていて、ここが私の場所という帰着できる場所がないという人に多く見られるようです。

 

他者の力になることで、自分の存在感をアピールでき、自分でも存在意義を実感したいのですが、みんながみんな、感謝の言葉を伝えてくれるわけではありませんから、そんな時はどうしても自分の存在意義を確認したくて「私がしたこと迷惑じゃなかった?」などと聞いてしまうこともあります。

 

つい、とってしまった確認行動で、傲慢だとか恩着せがましいと誤解されることも………。

 

自分に価値を見いだせないゆえの言動なのですが。

 

旦那が恩着せがましいと感じる時

 

ちょっと育児をかじるとイクメンとPR

最近は「イクメン」という言葉がよく聞くようになりましたが、こういう単語もどうかと思っている女性も多いと思います。

 

昔は、夫は外で働き、妻は家庭を守るという役割分担があり、育児も家族のお世話も家事も妻がやる事でした。

 

この場合、夫は外で稼ぎ経済的に支えていくということも含まれますが、現代は夫婦共働き、二人で経済的にも支え合うという現状がありますが、しかし相変わらず育児、家事は妻の仕事みたいになりがちです。

 

ところが「イクメン」という言葉が広く聞かれるようになってからは、むしろ何もしないというわけには行かなくなってきました。

 

お休みの日に子どもの面倒を見るというのも、妻からみれば当たり前ですが、夫にしてみると「してやっている」となることがあります。

 

こうした恩着せがましい旦那様は、それをいつもやっているみたいに会社で話してPRします。

 

周囲は「イクメン」じゃないですか~と言ってくれるので、勘違いが起きてしまいます。

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勘違いだらけのお手伝いに家族サービス

本来、結婚したら夫婦で協力して家事、育児をこなしながら家庭を育んでいくのが当たり前ですが、どうやらそうではない人も多いのが現状ですね。

 

休日、妻が滅多にない友達とのランチに行くと、帰宅後散らかされた部屋が待っていて、子どもはDVDを観て過ごし、夫は昼寝という場面がありがちです。

 

そこで一言「掃除くらいしてくれてもいいのに…」というと、夫は「疲れてるんだよ」「誰のおかげで羽伸ばせたと思っているんだ?そんなこというなら、もう手伝わない」と拗ねてしまうことになりかねません。

 

子どもが大きくなったらなったで、家族旅行だとか言って、家族の都合お構いなく予定を立て、旅先でドヤ顔になり、自分のおかげだと言わんばかり。

 

結局旅先は、自分が行きたかったところで、家族はそうでもなく、お父さんに付き合っているというケースの場合、家族はそれぞれの予定で過ごしていた方がよかったのに、

「どうだ!楽しいだろう」と、恩着せがましく言われると、引いてしまいますね。

 

 

夫婦二人の場合は、両方が働いている場合も多いと思いますが、誕生日や結婚記念日に外食して、プレゼントしているだけで、旦那様はしてやっていると思っているので、二人で仕事していても、妻が家事をして当たり前と思いがち。

 

ちょっと手伝ってほしいと言うと「家事と両立できないなら仕事やめれば?君が欲しい物もプレゼントしているだろ?僕だけが働いても何も困らないじゃないか」と、現実が見えてない上に、恩着せがましくなる場合もあります。

 

もちろんそんな旦那様ばかりではないと思いますが、「恩着せがましい旦那様」は、こんなパターンがありがちだということです。

 

ゴミ出しも、休日の育児も、妻が病気の時の家事も、お互い様だと認識してもらいたいものですね。

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恩着せがましい旦那にはとにかく褒めまくる

 

「恩着せがましい旦那」の対処方

他人ならまだしも、恩着せがましい旦那は面倒です。

 

しかし、ここは逆手にとってみましょう。

 

してくれたら「ありがとう」「感謝しています」「たすかる~」「上手よね~」「嬉しい」と、褒め殺し作戦に出てみましょう。

 

もちろん、中途半端にしかできていなくてもです。

 

ちょっと大げさなリアクションでも良いでしょう、うわべだけでも構いません。

 

褒めまくることで、自分は家族に必要な人、必要とされている人だ。

 

家族から承認を得ることで、家族の中の自分の存在価値を確認できた旦那様は、また手伝いたいと思うようになり、率先して行動してくれるようになります。

 

旦那様を育てるチャンスです。

 

逆に、少々は目をつぶって旦那様をコントロールできるようになるかもしれません。

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恩着せがましい旦那へのもうひとつの対策

 

手出しさせない

もう一つの対策としては、「褒める」作戦から「させない」真逆の作戦です。

 

少し苦労はありますが、恩着せがましい態度をとられ「だからダメなんだよ」などとダメ出しされようものなら、心身ともにストレスが大きくなります。

 

育児中だと、のびのびと子育てできません。

 

旦那様を良いイクメンに育てようとか、良いパパになってもらおうとか思わないことです。

 

頑張れば頑張るほど、イライラが募り、お互い距離ができてしまうかもしれません。

 

それならば、あきらめましょう。良い意味でのあきらめは、心が軽くなります。

 

旦那様は存在しているのだけれど、子育て中なら母子家庭と思いましょう。

 

仕事を持っていて、家事と子育てが大変な場合は、よく話し合う必要がありますが、第三者のサポートを受けるなど考えてみましょう。

 

仕事を持っていない場合は、お子様との時間を楽しみながら、上手にストレス発散を見つけましょう。

 

ストレス発散することで、すこしばかりの旦那様の我儘や恩着せがましい態度も、見逃せる余裕ができてきます。

 

そのためには、完璧に家事をこなしているように見せることです。

 

手抜きでも完璧に見える演出力をこの際、身につけてみましょう。

 

余裕が生まれると、お洒落も楽しめるようになり、いつも素敵な自分でいられますね。

 

旦那様は「俺のおかげ」と言うかもしれませんが、そんな時は「そうね、ありがとう。お仕事頑張ってくれているからだわ~」と、ほんのちょっと褒めてみましょう。

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旦那のことを嫌いになるNGポイント

 

「旦那を嫌いになるNGポイント」で、インターネット検索をかけてみました。(google)

 

すると63万9千件も上がってきました。

 

それで、いくつかのキーワードで検索をかけてみて、どのキーワードがトップなのか調べてみました。

 

精細に調べたものではありません、あくまでも検索をかけて上がってきた数字です。

 

1.       自分勝手  167万件

2.       人のせい  130万件

 

3.       押し付ける 71万6千件

4.       上から目線 70万6千件

 

5.       しつこい  68万9千件

6.       暴力    67万8千件

 

7.       不潔    32万9千件

8.       散らかす  24万5千件

NGポイントは自分勝手が目立つ傾向に

こんなに沢山の件数が上がっていますが、すべて離婚に繋がるケースではなく、夫を嫌になるケースです。

 

1位の自分勝手が圧倒的に多いのですが、これは「恩着せがましい旦那」にも繋がるキーワードで、自分が行きたい場所に家族を連れて旅行する予定を立てる、

また家族で買い物に出かけても、自分の用事が終わったら急にイライラし始めて、せっかく連れて来てやったのにとなる。

 

こうしたケースから、もっと深刻になっていく自分優先主義まで「自分勝手」というのは、圧倒的でした。

 

2位の人のせいですが、これも自分勝手の延長線ですね。

 

3位の押し付けるは半減していきますが、これも「自分勝手」の表れです。

 

押し付ける内容は、育児や家事はもちろんですが、自分の親の介護だったりするケースもあります。

 

育児や家事なら、よくある事なので驚きませんが、夫の親の介護となると話は別です。

 

嫁はヘルパーではありませんよ。

 

結婚したからといって、押し付けていいわけがない。

 

また押し付ける内容には、他に責任転嫁もあります。人として情けない話ですね。

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「見下す」「しつこい」は女性の気持ちが大きく離れる一因

4位の上から目線っていうのは、夫に見下されているみたいと自尊心を傷つけられる妻も少なくありません。

 

横並びですが5位のしつこい。

 

昔の話をネチネチと掘り起こして言ってくる人、いますね。

 

「恩着せがましい人」と並ぶ、面倒な人です。

 

「この前の話だけど…」「5年前の旅行さ、あれ添乗員ひどかったよね」など、蒸し返すほどのことでもないのに、しつこく話題に出されるとうんざりしますよね。

 

しつこいのは、もう一つ夫婦生活も入っていました。

 

女性はバイオリズムで、夫婦の営みをしたくない時もあります。

 

男性はそういうこともないのでしょうけれど、男性の場合は構ってほしいタイプの方に、この「しつこい」が当てはまる方が多いようです。

 

暴力、不潔、散らかすはどれもDVに繋がります

6位は、意外にも暴力でした。意外な理由は、1位かなと思ったからです。

 

暴力が6位になっているのは、おそらくDVというものが表に取り上げられることが増え、人の意識が変わってきているからだと思います。

 

どんな理由であれ、お互いに暴力は嫌ですね。

 

夫であれ妻であれ、暴力では解決することはありませんね。

 

暴力は、大きな事件に発展して悲劇を生みかねません。

 

暴言もだめですが、手をあげるというのはもっとNGです。

 

7位の不潔ですが、これがすごいです。

 

男性は、年を重ねるごとに加齢臭が出始めます。

 

飲んで帰り、仕事で疲れてそのまま寝てしまうということもあります。

 

お風呂に入らない、加齢臭+酒臭いなど、不潔の要因の一つになります。

 

この場合、娘がいて思春期を迎えると、お父さん汚い!不潔!となり、近寄ってもくれなくなりそうです。

 

最近は、夫婦関係はともかく、娘と良好な関係でいたいために、会社から帰る前に顔を洗って汗を拭き、自宅に戻ってすぐにお風呂に入り清潔にしているお父さんも増えているとか。

 

中には手足のムダ毛処理も怠らないという方もいるそうです。

 

脱いだら脱ぎっぱなし、または着た切りで着替えないなど、手抜きはタブーですね。

 

8位の散らかすですが、これも不潔の一つだと言えます。

 

トイレを汚す、お風呂に入るとシャンプーやボディーソープを元の場所に戻してない、お湯には色々浮いているなど、こうしたことも散らかすに入るようです。

 

日常的に毎日ではなくても、常習化するとDVにつながるポイントです。

 

暴力でなくても、不潔や散らかすは、精神的な嫌がらせでもあると自覚してほしいですね。

 

どれも「旦那を嫌いになるNGポイント」ではあります。

 

読みながら頷いておられる方も多いと思います。

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恩着せがましい以上に大きい夫婦間のトラブルはモラハラ

 

夫婦間のトラブルでは、これまで並べたキーワード以上に大きく深刻なのが「モラハラ」です。

 

この言葉は、多くの方が芸能人おしどり夫婦の離婚問題で、見聞きしたのではないかと思います。

 

そもそも「モラハラ」とは、モラル(道徳、倫理)によるハラスメント(嫌がらせ、いじめ)で、精神的虐待を意味します。

 

これが離婚理由の4位に上がってきているのは、驚きです。

 

そこでモラハラ夫の特徴とは何か、取り上げてみたいと思います。

 

特徴その1 外と家で態度が変わる(外面がよい、周囲からの印象もよい)

モラハラをする人は、外では想像もできないほど良い人です。

 

ですから、周囲の人に相談しても、到底信じられないほどの豹変ぶりなのです。

 

外では感じよく、親切だったりしますが、自宅では上から目線で妻に当たるなど、俺様炸裂といったところです。

 

外でこうした態度をとるのは「パワハラ」です。

 

当たる相手は、部下になることが多いです。

 

稀に、外でパワハラ、家ではモラハラのパワモラハラスメントモンスターも存在しています。

 

特徴その2 投影性同一視が見られる(モラハラ夫の自己紹介ともいう)

投影性同一視というのは、自分の嫌な一面を妻に投影してみたりします。

 

妻はそんなことなくても、そう見えてしまうようです。

 

主に言葉で冒涜する暴言が目立ちます。

 

「どんな家庭環境で育ったのか、お前をみればわかるな」とか、「母親としては失格だな」とか。

 

まぁ、色々な暴言が出てきます。

 

妻からしてみれば、そのまま夫に返したくなる言葉ですね。

 

それもそうです、夫は自分のことを言っているのですから。

 

特徴その3 無視する

モラハラの人は、自分の欲求が通らないと、無言・無視をします。

 

会話以外でも、電話やメールも同様です。

 

妻にはまったく訳が分かりません。

 

私何かした?と思うほど、意味不明の言動です。

 

そういった意味では、幼児性も高いと言えます。

 

幼児の方が、ちゃんと訴えてくれますね。

 

 

特徴その4 自分に優しく妻に厳しい

モラハラ夫は、妻のミスを見逃しません。

 

ちょっとしたことも責める材料です。

 

しかし、自分が間違っていた場合、それを認めません。

 

自分のことは、あっさり許してしまいます。

 

理不尽さを訴えようものなら、逆に「お前のせいだ!」と、意味のわからない責任転嫁をしてくる傾向もあります。

 

困ったものですね、子どもには見せたくないお父さんの姿ですね。

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特徴その5 基本軸は、自分が正しい

厄介なことにモラハラ夫は、自分の間違いを認めることはできません。

 

明らかな間違いでも、認めることができないようです。

 

自分は正しいというスタンスだからです。

 

まず謝ることはありません。

 

非は常に相手、この場合は妻にあるのです。

 

悪くない妻が謝罪するまで、とことん追い詰めてきます。

 

妻は精神的に疲れるので、仕方なく折れて理不尽ですが謝罪するしかなくなるのです。

 

特徴その6 責任転嫁

説明するまでもなく、おわかりいただいていると思いますが、モラハラ夫はどんな場合も「自分は悪くない」という態度です。

 

例えば妻に浮気がバレたとします。

 

妻は責める前から先制攻撃に出ます。

 

「俺が浮気したのは、お前のせいだ!お前が悪いんだ!」妻にしてみれば見覚えのないこと、ため息が出ますよね。

 

家の中のすべての問題は妻、仕事では上司、自分の性格の悪さは誰を責めるのか…それは自分の両親を責めたりします。

 

モラハラの人は、自分を改めることはありませんので、あきらめも肝心です。

 

特徴その7 同情工作とウソは常套手段

モラハラ夫は嘘をつくことに抵抗を感じていません。

 

妻に離婚されないために、自分の辛い過去のエピソードを作話します。

 

妻は、私が支えてあげなきゃと同情してしまいます。

 

外では、妻が家事をしてくれない、うつ病だのと周囲に吹聴して歩きます。

 

離婚されないために、妻の話すことを周囲が信じないように、妻を孤立させることもあります。

 

自分が不利にならないように同情工作をして、ウソを吹聴することを平気でします。

 

バレたら?その時は、また適当なウソをついてその場を逃げるのです。

 

特徴その8 支配下に置く

自分本位な家族ルールを作るのが、モラハラ夫です。

 

自分が作ったルールに従うのは当然で、家族が従わない、従いたくないという考えはまったくありません。

 

従って当然だと思っています。

 

特徴その9 身体的暴力は振るわないが、妻の大切なものは捨てる

モラハラ夫は、自分の思うようにいかないと、妻への嫌がらせをしてきます。

 

妻の大切なものを捨てたり、可愛がっているペットに当たったり。エスカレートすると子どもがターゲットになります。

 

子どもの前で、妻に強く当たる。

 

お母さんの悪口を子どもに吹き込むなど、子どもの心を傷つけることを平気でしかけてきます。

 

モラハラの人は、基本的には身体への暴力はありませんが、精神的に屈辱を与えてくるので、精神的なDVがあると言えます。

 

特徴その10 思いやりはないが、優しい時もある

基本的に思いやりはありません。

 

妻が病気で寝込んでも、代わりに家事をしてくれることはありませんし、逆に家事をしない妻を責めます。

 

モラハラ夫は、機嫌によっては優しく接してくれることもあります。

 

優しい言葉や愛情表現をしてもらうと、妻はつい「本当は優しいのよね」と勘違いすることも。

 

実はモラハラ夫は計算高くて、巧妙に飴と鞭を使い分けています。

 

優しくされても流されることなく、冷静でいましょう。

 

こうしたモラハラ夫の特徴を挙げてみましたが、結婚前は見抜きにくいものです。

 

それはモラハラの人は、結婚・出産を機に豹変する場合が多いからです。

 

結婚前は、これ以上ないくらい良くしてくれます。また、モラハラ夫は打たれ弱いところもあります。

 

そこを見抜き、普段は表面上だけ夫を立ててみる。

 

我慢ができなくなる前に、専門機関(モラハラやDVの相談室など)に相談してみるなどして、自分が精神的に追い込まれないように対処するのが賢明です。

 

最終的には、別居や離婚も検討しましょう。自分の味方も作っておく必要がありますね。

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旦那を嫌いになる理由は妻の体調変化にもあった

 

産後クライシス、定義、産後2年以内、プロラクチン、恩着せがましい、無理解、攻撃的

「恩着せがましい人」から少し視点がズレますが、夫を嫌煙してしまう理由の中には、女性の体調の変化もあります。

 

マタニティブルーと呼ばれる症状は、妊婦さんの7~8人に1人いると言われています。

 

産後うつは3割ほどと言われ、増加傾向もみられます。

 

産後うつに関しては、出産後2~3週間のうちに発症するようです。

 

こうした産後の症状も含めて産後クライシスに繋がるのですが、「産後クライシス」と呼称されるようになったのは、2012年のNHKあさイチという番組がきっかけで、NHKが提唱したと言われています。

 

しかし実態は、以前からあったものです。

 

2009年頃には、ベネッセでもアンケート調査を行っています。

 

厚生労働省も5年に1度の調査で、産後クライシスによる離婚率の統計を持っており、子どもが0~2歳児で離婚のケースが増えています。

 

昨今、シングルマザーが増加しているのも、こうした背景があるようで、今や女性の出産は社会問題となり、この産後クライシスを社会全体でとらえる時期にあると、大手経済誌でも取り上げられるほどです。

 

産後クライシスの定義

「産後2年以内に夫婦間の愛情が著しく冷めてしまう現象」

 

これが、産後クライシスの定義になっています。

 

厚生労働省の5年に一度の調査を見てみると、母子家庭総数100%のうち7.5%の死別を差し引き、92.5%を総数として母子世帯になった理由の1位は離婚で、80.8%です。

 

ちなみに父子家庭は、母子家庭の1/3以下となっています。

 

では、この離婚はどの時期が一番多いのでしょうか。

 

引き続き、末子の年齢が何歳の時に母子家庭になったかという調査では0~2歳が圧倒数で、3~5歳が次いで多いようです。

 

では、この時期に何が起きているのでしょうか。

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産後に起きている女性の体調変化

産前と産後では、女性の体は大きく変化します。

 

ましてや妊娠前からだと、1年未満の間に激しい変化に女性はさらされていることになります。

 

産前にマタニティブルーになったり、産後うつになったりというのは、その体の変化によるものです。

 

では、身体の変化を起こしているのは何でしょうか。

 

カギを握るホルモンバランス

女性は妊娠すると、出産に向けて女性特有ホルモンの「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)が分泌されます。

 

この二つは、妊娠前より生理周期で増減しているホルモンです。

 

エストロゲンは、子宮内膜を厚くして妊娠に備えます。

 

女性らしさをつくるホルモンで、自律神経、感情、骨、皮膚、脳の働きにも作用しています。

 

エストロゲンは、卵胞期と呼ばれる生理後から排卵までの間に多く分泌されています。

 

この時期、女性は心身ともに安定して過ごせます。

 

プロゲステロンは、排卵後から次の生理までの間、黄体期に多く分泌されます。

 

妊娠を助けてくれるホルモンで、妊娠しやすい環境を整えてくれます。

 

基礎体温が上がり、体内の水分を保持します。

 

そのためか、食欲も促進する時期です。

 

心身ともに不安定で、水分保持をしていることもあり、むくみやすく腰痛、腹痛、頭痛の症状が出やすいです。

 

気分的にもスッキリせずイライラする時期です。

 

妊娠していなくても、1カ月の間に女性はこんなに変化があるのです。

 

妊娠中には、この二つのホルモンが妊娠期を維持してくれます。

 

ところが出産すると激減して、次いで授乳ホルモンである「プロラクチン」というホルモン物質が急増します。

 

これによってホルモンバランスは乱れていきます。

 

この状態が自律神経に影響し、産後うつの症状を引き起こすことになります。

 

産後うつが軽度で、気づかないうちに乗り越えている場合もありますが、悪化するケースも多々見られます。

 

この時期は環境の変化、食生活の変化、睡眠の乱れによるストレスは大敵です。

 

しかし女性は、その大きなストレスにさらされているのが現状です。

 

 

プロラクチンの特徴

授乳期に分泌量が増加するプロラクチンですが、これは排卵を抑制して、妊娠しないようにするホルモンでもあります。

 

出産後に分泌され、赤ちゃんの授乳期に赤ちゃんの命を守るために自然に備わっている不妊期だと思ってください。

 

今は人工ミルクもありますが、昔は母乳が赤ちゃんの生命線でした。

 

母乳が出にくいお母さんは、赤ちゃんの命を守るために苦労したものです。

 

この時期にプロラクチンが正常に働かなければ、すぐに妊娠してしまう可能性もあるため、妊娠すると授乳ができなくなり、生まれた赤ちゃんの生死にかかわることになります。

 

授乳期にイライラしたり、うつっぽくなったりするのは自然なことでもあります。

 

ただ、こうした女性の変化に無理解な男性が多いため、過度なストレスにさらされてしまい、産後クライシスが発動すると考えられます。

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産後クライシスの実態には、夫の無理解が大きく関わる

産後の女性の心身は大きな変化にあるとお話してきましたが、この状態を夫は理解できていません。

 

むしろ無知ゆえに、産前産後変わらず妻に頼ってしまいます。

 

ですが、心身のバランスが乱れ気味な時期に、育児があって、また限られた環境でしか生活しておらず、気晴らしもあまりできない状況です。

 

こういうと、「気晴らしなら週末に一緒に買い物したりしているからできている」と思われる男性もいるかもしれませんが、それは違います。

 

むしろ、一緒にいるからこそストレスになることもあります。

 

妻にしてみれば、お世話をする人がもう一人いるわけですから、自分をかまうこともできません。

 

妻は自分を労わり、ゆったりとした時間を過ごしたいのです。

 

育児を手伝うなら自分本位と恩着せがましい気持ちを捨てて

赤ちゃんの入浴を手伝っているという夫も、赤ちゃんの時間に合わせてくれればいいですが、言った手前の自分のプライドだけで、会社から遅く帰り、お風呂に入れようとする人もいます。

 

「せっかく眠ったのに…」と一言もらそうものなら、夫は「なんだよ、お風呂に入れてやっているのに文句いうのか」と、親切を押し付けてきます。

 

男性は理解してください、わざわざ、赤ちゃんを起こしてすることではありません。

 

それなら、週末は赤ちゃんの入浴とオムツ替え、お掃除は自分がやると、できる範囲で手伝ってくれた方が、どれだけ気が楽になるかわかりません。

 

あるいは、妻に自由な時間を作ってあげて自分が子どもを見ているという夫もいますが、妻ほど上手に育児ができないのも事実です。

 

それゆえ妻のストレスが増してしまうケースもあります。

 

この場合は、妻は3歩譲り、夫は恩着せがましく育児を手伝ってやったという態度をとらず、妻の大変さが少しわかったよと、謙虚になってみるとよいですね。

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夫に攻撃的、否定的になる妻を理解することが鍵

産後は、妻も夫へ攻撃的になりますし、否定的にもなります。

 

この時期は、どうか妻に寄り添ってください

 

理解する努力をしてください。

 

そうすることで、よいアイデアが生まれ、よい道が開けていくものです。

 

夫婦間コンサルティングの力を借りるのも良いかもしれません。

 

男性にとってもストレスかもしれませんが、女性はその何倍もストレスを感じているかもしれないと、イマジネーションを働かせてください。

 

夫婦の営みについても男性の無理解が女性を苦しめています。

 

出産によって女性の体はダメージをうけています。

 

ホルモンバランスの乱れもあり、性行為を受け入れる気にもなりません。

 

こんな時に夫の欲求を受け入れる妻は、まるで強姦されているような気持ちになりかねないのです。

 

こんなところから、夫婦の関係は綻んでいきます。

 

夫を受け入れられなくなる、だんだんと一緒にいることが苦痛になり、同じ空間で過ごすことができなくなっていくのです。

 

これが産後クライシスの過程でもあります。

 

女性が赤ちゃんを産んで育てるのは、当たり前と思っている男性は残念ながら多いようですが今、社会全体でこのことに取り組んでいかなくてはならないと、経済誌や教育企業、民間団体も警鐘を鳴らしています。

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仕事上で恩着せがましい人との付き合い方

 

さて、恩着せがましい人について、色々な角度で見てきましたが、夫婦ではなく仕事上での「恩着せがましい人の付き合い方」とは、どうすればいいでしょうか。

 

お節介をやいて、恩着せがましい人の心理は、他者からの評価をあげたい、そして恩を売って自分の支配下へ入れたい。

 

そうすることで、自分の存在意義を感じられるからです。

 

恩着せがましく腹黒い人には、あからさまに拒否をするのは避けましょう。

 

これは相手を逆上させてしまうことになり、裏でありもしない黒い噂を流されることになりかねません。

 

まずは、お世話をしてもらったことには「ありがとうございます」と、感謝を表しましょう。

 

その上で、一線を引いて距離をとりましょう。

距離を保つことは大切です。

 

相手を否定もせず、感謝の気持ちは示しているのですから、相手はあなたを責めることができません。

 

しかし一線引かれると、相手はあなたへ付け入る隙がなくなります。

 

徐々に遠ざけていきましょう。

 

それがベストな付き合い方でしょう。

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