「ギャップ萌え」という言葉がありますが、人間には表面や見た目からは分からないその人の本質というものがあります。
その心の奥底に秘めたものがダークであると「心の闇を抱えている」といいますが、心の闇を抱えていると表側の人格や行動にも影響が現れてきます。
いったいどのような特徴が見えてくるのでしょうか。
この記事では心の闇が深い人の特徴についてくわしく解説します。
また特徴だけではなく、どんな点に注意が必要になるのかもお伝えします。
セルフチェックの方法についてもご紹介しますので、「もしかして自分は心の闇が深いのか」という人も、「自分に限ってまさか」という人も、自分自身を振り返る参考にご覧下さい。
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目次
心の闇の一般的な意味と
心の闇とは何を意味するのでしょう。
心の中に恨みや自己嫌悪を抱えている状態
心の闇は誰の中にも生まれるのです。輝いている人に対する恨み。
思ったように収入をあげることのできない自己嫌悪。
さまざまな理由から、ふとしたことをきっかけにして、心に棲みつく悪魔的な感情と言えるかもしれません。
他人に悟られたくない。自分のダークな部分を見せたくない。
そんな気持ちを隠して振る舞っているため、外側からでは見抜くことが難しいケースも多いでしょう。
努力しているのに報われない現実が目の前にあると、過去のトラウマがフラッシュバックして、抜けられない負のループにハマってしまいます。
あの人は成功して、なぜ自分だけがこんな仕打ちを受けなければならないのか。
そう心に思い浮かべるところから、少しずつ闇が隙間へ潜り込んでくるのです。
迷いや劣等感によって向上心が失われている状態
平成に入って、心の問題がクローズアップされるようになりました。
それまでの高度成長期時代はみんなが横並び。
同じように報酬を受け取ることができたにも関わらず、時代の流れと共に格差社会が広がって、なかなか恩恵を受けられない人も現れ始めました。
すると、自分はなぜダメな人間なんだ。
このままで良いのだろうか…。
そう思う人が増えてきて、社会的立場の弱い人や恵まれない環境にある人が、心の中に闇を抱えて生きるようになってきたのです。
そのため人間関係のトラブルへ発展するのでしょう。
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心の闇を抱えている人のネガティブさは特徴的
では、ネガティブさの特徴を解説しましょう。
発想のすべてが後ろ向き
心の闇を抱えている人は、自分の身の回りの出来事に対してすべて後ろ向きで考えます。
例えば誰かを誘ったとしましょう。
でも、「ごめん。今日は予定があって」と普通に断られたとします。
でも、「やっぱり私のことが嫌いなんだ」と受け取ってしまうのです。
断った人は、好き嫌いで誘いを断ったわけではありません。
本当に用事があるから行けないだけですが、それを後ろ向きに捉えてマイナス方向に傾けるのです。
もちろん相手の言葉のニュアンスや態度に原因があったのかもしれません。
多くの人は、その程度のことで悪い印象を与えているとは思わないでしょう。
でも、心の闇を抱えている人にとっては、その言葉で自分の存在を否定されているように思えるわけです。
思考の悪循環がさらなる落ち込みを引き寄せる
ダメだったらどうしよう。
きっともう元には戻れない。
そうなったら生きていても楽しくない。
心の闇を抱えていると、1つの思考から次々にマイナス要因が浮かんできます。
それが悪循環となり、どん底へ突き落とされたような気持ちになるのかもしれません。
やり場のない気持ちにモヤモヤして、常に気分が落ち込んでいる状態です。
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心の闇が深い人ほどいつも笑みを浮かべてニコニコ
心の闇が深いのに、なぜ笑顔でいられるのでしょう。
それには理由があります。
裏側の気持ちを見抜かれないように保護している
本当はこんなもの欲しくない。
こんなもの押し付けやがって。
自宅へ帰ったらすぐに捨てよう。
いろいろ複雑な気持ちを持っていたとしても、心の闇が深ければ深いほど、「ありがとう」と言って笑顔を浮かべたりします。
それは本当の気持ちを見抜かれないように振る舞っているだけで、心から喜んでいるわけではありません。
適当にその場の雰囲気に合わせようとしているため、愛想良くニコニコしているだけなのです。
嫌われない手段として使っている
嫌われるとそのあとが面倒。
これからの生活に支障があるかもしれない。
心の闇が深い人は、自分をバリアするために笑顔で過ごします。
目の前の現実と自分の本心を天秤にかけて、「これならまだ我慢できる」というところまでは笑っていられるのでしょう。
そのため好感を抱かれている人も多く、まさか心に闇を持っているとは思われない傾向があります。
社会的へ向ける顔に過剰なサービス精神が含まれている場合、その裏側に蓄積された闇は深く冷たいのです。
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心の闇を抱えていると本音を言わない言えない
なぜ、本音を言わないのでしょう。
不利になる可能性を考えて本音を言わない
これ本当は嫌い。
そう思っていたとしても、心の闇を抱えている人は本音を明かしません。
言えば自分の立場が不利になる。
そんな恐怖心に操られているのかもしれないのです。
過去の経験談から「言わないほうが良い」ということも学習しているため、言わないで時間が過ぎるのを待っている場合もあるでしょう。
そのため本音ではなく、いつも建前を使い分けて生きています。
その行動が心に闇を溜めていく元にもなっているのですが、本人にとっては現状を乗り切ることでしか、自分を保っていられないのです。
隠し事に触れないようにしている
例えば恋人に浮気をされて辛い。
人には言えない借金がある。
もしかしたら、これらは解決できる問題かもしれません。
友人・カウンセラー・専門家などに相談すれば気持ちの負担は軽くなり、対応策を教えてもらえる可能性もあります。
でも、そうなると自分の隠し事を打ち明けなければなりません。
そこには触れられたくないので、結果的に本音を言わないでいるのです。
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心の闇の深い人の記憶力は驚異的
では、記憶力が良いとはどういうことでしょう。
ひっかかりのあることを忘れない
心の闇の深い人ほど、自分の内側にひっかかりのあることを忘れません。
しつこいくらい覚えていて、自分で気持ちを切り替えることができないのです。
例えば職場をリストラされたとします。
リストラされた原因が自分にあったとしても、「リストラされた」という事実だけが残るでしょう。
あのとき言われた言葉。
あのときにされた対応。
自分がされて嫌だったことを上手く消化できないため、細かいところまで記憶されてしまうのです。
そのためいつまで経っても明るい方向へ展開することなく、次の仕事が見つからなかったりします。
そこで自分も悪かった。
今度こそ出直して頑張ろう。
そんな気持ちになれば問題ありませんが、傷つけられた記憶は絶対に忘れないのです。
ポジティブ思考にはならないので、深く悩んでしまうのでしょう。
結果的にそれが悩みとなって、ストレスへと変わります。
そうなってしまったら、忘れたくても忘れられない状態です。
些細なことまで思い出してしまい、余計に重さを感じてしまいます。よく「寝ると忘れられる」と言われますが。
心の闇が深い人には通用しません。
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ネット上での突然の音信不通に心の闇の深さを知る
突然音信普通になる闇の深さとは?
すべてをリセットするためにアカウントを消滅させる
SNSで仲良くなった。
何でも話せるようになった。
そう思っていた人が、突然音信普通になれば心配になりますよね。
何かあったのだろうか。
なぜ、連絡が途絶えるのだろう。
ネット上にはよく起こる現象ですが、それには相手の心の闇が関係しているのです。
突然音信普通になるわけではありません。
「すべてをリセットしたい」という心のシグナルは、もっと前から出ていたはずです。
でも、普通の人にはそれが伝わってこないため、いきなり不通になったような印象を与えられるのでしょう。
アカウントが消滅すれば、音信不通になります。
もう誰とも話したくない。
結局この場所にも理解してくれる人はいなかった。
そんな心境になったのかもしれません。
逃避行動の繰り返し
それまでのしがらみを断ち切って別の場所へ移ろう。
もうここにはいたくない。
そんな気持ちから、逃避行動を繰り返している可能性もあります。
何か嫌なコメントをされた。
いろいろ聞かれたくない。
そう思って鍵機能を利用しているのかもしれません。
スマートフォンでのSNS利用は便利な反面、心の闇を抱えている人にとっては重荷になることもあります。
ネットの世界では自由な発言が許されていますが、必ずしも自分が望んでいる共感を得られるとは限らないのです。
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心の闇が深い人はいきなりのハイテンションで周囲を驚かせる
では、なぜハイテンションになるのでしょう。
自律神経の乱れから感情のコントロールができない
心の闇が深い人の多くは、自律神経が不安定になりがちです。
そのため感情のコントロールを上手くできなくなり、いきなりハイテンションになってしまうのでしょう。
いつもの平常心ではいられないような出来事が起こると、心のストッパーが壊れてしまいます。
それまで不満を溜めてきたからこそ、外れてしまったときの差を激しく感じられるのです。
それまでは苦痛に耐えてこれたものが、何かのきっかけで弾けてしまいます。
その態度や行動が、周囲から見れば突然キレたように映るのかもしれません。
落ち込みが大きいほどテンションが上がる
心の闇が深い人は衝撃を受けて落ち込むほど、そのあとにテンションが上がります。
ここまできたらもう笑うしかない。
そんな気持ちになるのかもしれません。
そのため自分の中の別の人格。
隠れていたもう1人の自分の顔が表れたような状態になり、自分でもどうして良いかわからず、突然の行動に出るのです。
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話題に関係ない幸せアピールを時々挟むのは心に闇があるせいかも
幸せアピールを挟むにも理由があります。
不幸な状況に仮面をかぶる
不幸な状況に仮面をかぶるため、関係のない幸せアピールをしてきます。
「私はこんなに幸せ」という雰囲気を出して、心の闇を抱えている自分を誤魔化しているのです。
でも、本当に満足している人は、自慢したい気持ちがない以上はアピールしません。
自分を不幸だと思っている。
現状にたくさんの不満がある。
そういう状況でこそ、つじつまを合わせようとして言葉にするのかもしれません。
虚言癖から真逆の現実を作る
心に闇のある人はすべて虚言癖があるわけではありません。
ただ、自分の作った現実の中で生きているため、周囲からしてみればそれが嘘をついていることになります。
本人の中では現実で、それを言っているだけなのです。
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診断テストで心の闇をチェックしてみよう!
心の闇をチェックしてみてください。
☑ストレス発散法はありますか?
ストレスを抱えていると心に闇が溜まっていきます。
それはどんなに強い人も同じで、ストレスで自分を潰してしまうことも珍しくありません。
そのため定期的に発散することがオススメ。
あなたには自分なりのストレス発散法はありますか?
例えば運動・旅行など何でも構いません。
1度リセットすることができれば、これから先の現実と折り合いをつけて暮らしていくことができます。
☑周囲に信頼できる人はいますか?
自分の喜びや悲しみを共有してくれる。
または共感を示してくれる。
あなたの周囲にはそれを話せる人物はいますか?
誰にも言えない。
自分だけで抱えている。
そういう状況である場合に、心の闇が生まれてしまう可能性があります。
もちろん全員そうなるわけではありません。
ただ、人に相談できない状況から孤独を感じるようになり、現実に追い込まれてしまうため、自分の中で次第に闇が広がっていくのです。
☑ミスや失恋に恐怖はありますか?
選択ミスや失恋への恐怖があると、どうしてもそれを避けようとして心を閉じてしまう傾向があります。
ミスをしたくないのはみんな同じ。
失恋を恐れるのもわかります。
でも、それに恐怖を抱くあまり防御体制をとっていると、いつの間にか社会と切り離されたような状態にならないとも限りません。
必要以上に身構えてしまうようなら、心の闇を抱える予備軍になっている場合もあるでしょう。
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