1人で過ごすのが平気な人もいれば、苦手な人もいます。

また一人でも平気だと思っていたのに、環境の変化や年齢を重ねるに従い「このまま孤独死したらどうしよう」という不安に苛まれはじめるひともいます。

いったいどんな原因があると、孤独感は深まってしまうのでしょうか。

 

この記事では孤独感が強い人の原因についてくわしく解説します。

さらに孤独感を感じてしまう場合の改称方法も伝授しますので、「ひとりがつらい」という方は自分の気持ちを救うヒントにして下さい。

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孤独感とは?その言葉の意味を確認

 

孤独感とは、心理学的に承認されていない、愛されていないと感じること、自分はひとりぼっちだという感覚です

 

人はコミュニケーションなしでは生きていけません。

人社会だからです。

 

そして人との繋がりがあるからエネルギーが循環します。

他人と接触して、良い関係性を構築できないと孤独感を感じやすいです。

誰からも連絡が無かった状態が続くと自分は1人だと感じる心理になる人もいます。

 

ここは自立しているかどうかも関係してきます。

 

1人でも熱中する趣味や仕事があった場合は心がそちらの方に向くので寂しさを感じることがなく孤独感は生まれません。

暇な時間や考える時間があると途端に孤独を感じてしまうことがあります。

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孤独感を感じる人は一人がつらい

 

ひとりぼっちになると寂しさを感じます。

「寂しい=孤独」という感情が芽生えてきます。

 

年齢を重ねてくるとこのまま将来もずっとひとりなのかという不安も感じます。

 

一人になりやすい人の特徴は対人コミュニケーションが苦手です。

友達も少なく、人と会話しても嫌われないように無難なことを言う態度を取ります。

 

仲いい人が出来づらく余計にひとりぼっちになります。

一人でいることが苦痛で、誰かと一緒にいて寂しさを埋められないかという気持ちになります。

 

でも人付き合いが下手です。

集団の中にいても話の盛り上がりに欠けたり、話が合わないと孤独感以上に疎外感を感じたりします。

 

寂しがり屋ほど孤独感を感じる特徴がある

 

寂しがり屋は不安や悩みが多く誰か聞いて欲しかったリ、アドバイスが欲しかったりします。

誰かに言われた一言をずっとひきづったり、自分のした行動が間違っていないかを振り返ったりして不安や悩みを抱えています。

 

寂しがり屋はそういう不安や悩みに対して人の意見が欲しく、同調してもらいたいと感じています。

そこには人が必要であり、そういう人がいないと孤独感を感じます。

 

浅く広く付き合いが多い人は常に孤独を感じていることがあります。

寂しがり屋であるため、常に人がいるところに顔を出しますが、親友と呼べる人がいません。

 

深い話ができず、また自分のことをよく知っている友達がいないため、孤独を感じています。

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自尊心が強い人は自分から孤独になる傾向

 

自尊心が強すぎると価値観が周囲と会わずに自ら孤独を選びます。

 

異端児と呼ばれる人は周りの価値観に合わせるのが我慢できずに一匹狼になることを選択する人も多いでしょう。

一匹狼な人は自分から孤独を選んでしまうというわけです。

 

ちなみに一匹狼は強そうに見えますが、長生きできません。

 

昔人間は群れることで生活してきました。

各々には得手不得手があり、食料を取るのが上手な者、危険を察知することに長けている者、武器を作ることが得意な者などがいました。

 

群れで生活することで自分のできないことを群れのメンバーのスキルで補うことをしてきました。

その群れから逸れた一匹狼は自分のできないことは全て自分ひとりで行わなければなりません。

 

そんな万能な者はそうそういません。

そうなると必然的に生存確率が下がるのです。

 

家庭で感じた寂しさが孤独感の引き金かも

 

両親が仕事人間で幼い頃に思うように愛情を得られなかった、もしくは欠落していた場合に大人になっても孤独を感じるようになります。

 

人間らしい感情表現ができるように成長できればいいのですが、社会性や人間性の育成については二の次とされていた家庭環境の場合は大人になっても感情が豊かではなく周囲も付き合いづらさを感じます。

 

そうなると相手は関わるのが難しいと思い離れていくため孤独になりやすくなります。

日常の家庭環境が人間形成に影響します。

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孤独感の原因第一位は自分に自信がない

 

孤独感の原因は何があるでしょうか。

第1位は「自分に自信がない」です。

 

自分に自信がない人の特徴いくつか紹介します。

 

他人の目を気にし過ぎる

自分のやることに対して、「失敗したらどうしよう。」「こんなことを言ったら笑われるのではないか。」という他人からの評価を気にします。

 

実際は他人は大して自分のことに関心を持っているわけではないのです。

事実それを認識すると気持ちは非常に楽になります。

 

 

過小評価している

自己評価が低いです。

自分の長所があるにも関わらず、「自分なんて全然大したことない。」という極点に低い評価をしてしまっています。

 

何か良いチャンスがあっても委縮して自ら行動できずにそのチャンスをモノにできずに過ぎ去ってしまうことがあります。

 

評価は自分でするのではなくて、他人がするもの、客観的な視点を持つことを心掛けるといいでしょう。

 

その長所が誰かから求められるものであればそれはその人にとってとても価値があるものなのです。

その長所を持っている自分ではその価値は分かりづらいものです。

 

他人に流されやすい

自信がない人は会話でも自分の意見を曲げやすいです。

自分軸がありません。

 

自分の意見を主張することよりも他人の意見を認めてしまったり、自分の意見を言わずに同調してしまったりします。

意見があるならなぜそう思うのかを発言しないと議論は活発化しません。

 

他人と意見は違って当然です。

そこを避けて、「そうですよね。」と毎回言っていては生産的な会話になりません。

 

また相手に同調ばかりしている人は人から意見を求められなくなります。

「こういう場合はどう思いますか?」という相談などは無くなるでしょう。

 

この人は自分の考えを持っていない人だな、普段考えていないのだなと思われます。

意見を交換することで気づくことがあります。

 

その気づきが多い人は成長します。

その機会を失っているのはもったいないことです。

 

意見を言える時はチャンスです。

間違ってもいいというスタンスで行動することでおのずと自信もついていきます。

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ネガティブ思考

ネガティブ思考になると発言が否定的になります。

 

「余計なことかもしれませんが。」、「迷惑かもしれませんが。」、何事にも「すいません。」など。

こうしたネガティブな言葉を使ってしまいます。

 

発言する内容はしっかりとした意見ですが、導入ではマイナスイメージから入ることがあります。

余計か、迷惑かは相手次第です。

 

それよりも自分が伝えたいんだ!という気持ちや熱意を伝えた方が爽やかですし、相手も気持ちいいでしょう。

この人は自分の意見を持っていてはっきりと伝えてくれる人と思われた方が聞いていて信頼感が生まれます。

 

完璧主義

自信がない人は自分のしたこと、成果に自信が持てません。

常に何か足りないのではないか、考えきれていないのではないかと完璧を求めてずるずると時間を浪費します。

 

結果間に合わずに行動できないのであれば、何もしなかったことと同様になってしまいます。

 

現代は変化が激しい世の中です。求められるのはスピード感です。

完璧なものよりも6~8割程度での未完成版でいいので早く行動するという方が大事です。

 

コミュ障

自信がない人に多いのがコミュ障です。

対人関係が苦手なために悩んでいる人が多いです。

 

自分が他人に認められた経験が少なかったリ、批判された経験がトラウマになっていたりします。

それ故に不安感が大きくなっています。

 

コミュニケーションは人との関わりの中でだんだんと上手になっていきます。

そして相手が自分の発言や態度でどう思うのかを感じていく必要があります。

 

それには人それぞれ違うわけではなくて、ある程度のパターンが存在します。

そこを抑えてしまえば困ることは少なくなります。

 

おすすめとしては心理学を学ぶといいでしょう。

 

また会話ができないなら、聞き役で相手の話を真剣に聞くだけでも相手は満足してくれます。

人は自分の話を真剣に聞いてくれる人には好感を持ちます。

 

そしてその人のことを知ろうといろいろと質問することです。

そうすることで相手は理解してくれると思ってくれます。

 

そういう態度は良い人間関係を作りやすくなります。

それを続けていけば自信はついてきます。

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視線、姿勢が良くない

自信がない人は視線が下向き、人話すときに相手の目を見ない、目が泳いでいる、猫背状態であったりします。

それでは相手への印象が良くないのでマイナスイメージです。

 

見た目が9割という言葉もある位見た目の印象は大事です。

 

お店で言うと看板やエントランスです。

そこが汚い店に入りたいと思う人は少ないでしょう。

 

第一印象を良くした方が得なのです。

胸を張って堂々とするだけでも自信はついてきます。

 

以上が自信のない人の特徴です。

自信喪失や自己嫌悪でそうなっている人もいますが、人は自信がない人のところには好んで行きません。

 

自信がある人のところに行きたがります。

自信がない人と一緒にいても楽しくなのです。

だから孤独になりやすいと言えます。

 

孤独感には気持ちが上がらない心理がある

 

孤独であると気持ちがアゲアゲになることはあまりありません。

1人で熱中できることであればいいですが、仲間と盛り上がることの方が気持ちが上がることが多いのではないでしょうか。

 

孤独感があると、人に頼ったり、甘えたりすることが難しくなってきます。

いつも1人で行っているので人との付き合いが苦手だからです。

 

孤独ではどんどんコミュニケーション能力が衰えていきます。

対人も恐怖レベルになっていきます。

 

思考もどんどんネガティブになり、うつ病などの病みも抱えることもあります。

 

孤独感が大きくなる原因は承認されたい心理がある

 

マズローの欲求5段階説(※)の中に承認欲求がありますが、孤独感が大きくなる原因にはこの承認欲求が関係あります。

承認欲求とは他人から凄いと思われたいということです。

 

例えばSNSでコメントで「いいね」などの評価を得て、それが共有されると嬉しいという心理があります。

これは非常に人間心理を良く理解した仕組みです。

 

その評価を得たい、承認欲求を満たしたいのでSNSを使っていると言えます。

この欲求が満たされないと、人は劣等感や無力感を感じるようになり孤独感を感じやすいでしょう。

 

(※)アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した人間の欲求を分類したもの。

第一段階から生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認の欲求、自己実現の欲求となっている。

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孤独感の解消法の鍵は価値観

 

孤独感の解消法として大きなテーマは「価値観」です。

ある事や物に対する価値を判断する基準が価値観です。

 

他人と価値観は違って当たり前です。

個性と言ってもいいでしょう。

 

例えばある絵画があったとして自分は「なんだこの下手な絵は。」と思えばその絵は大して価値はありません。

ですがもしその絵を天皇が「素晴らしい絵だ。」と言ったとしたら途端に価値は上がります。

 

価値に客観的なものはありません。

他人と付き合う上で絶対的な価値観がないのでどうしても差が生まれます。

 

自己基準ばかりで捉えていてはいけません。

視野を広げて、他人は様々な角度で見ているんだな、オリジナリティがあるなという風に捉えることが大切です。

 

他人の価値観を許容できれば人間関係はうまくいきます。

 

 

チームスポーツはとある共通の目的に向かって取り組むので仲間になります。

スポーツをするサークルなどのコミュニティに属することは孤独感を解消できる方法のひとつです。

 

そこで連絡を取り合ったり、世間話ができたりとお互いを認めて、変なプライドは捨てることです。

相手の価値観を認めましょう。

 

最後にあなたは世界にいる約73億人の中のひとりであり、貴重な存在なのです。

73億分の1の個性です。

 

同じ個性を発揮する人はいません。

貴重なあなたしかできないことをもっと周りの人にやってあげてください。

 

やってもらった相手は価値を感じます。それはあなた独自の価値になります。

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