残念なことに人生は「頑張れば頑張っただけ、必ず報われる」ということばかりではありません。

そんな時に抱いてしまうのが虚無感です。

 

虚無感を抱いてしまうと気分が落ち込むだけではなく、日常生活や社会生活にも影響が出てきます。

そのため早期に虚無感は解消した方がいいですが、まずは原因について知っておくことが必要になります。

 

この記事では人生に虚無感を感じる原因から解消方法まで解説します。

明るいことは何一つ考えられなくなってしまう前に、虚無感の解消方法を知っておきましょう。

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虚無感の言葉の意味とは

 

虚無感という言葉を、知らない人はいないでしょう。

 

では一体、虚無感とはどういう時に使われる言葉でしょうか。

 

―自分の努力が、全く実にならない時。ただの徒労で終わった時。

 

―何度も説明しても、相手に全く理解してもらえる気配が無い時

 

上記は、虚無感を感じるごく一例に過ぎません。

 

虚無感とは言ってみれば、空しいと思う気持ちのことです。

 

人が努力するのは、物事が上手く回ることをイメージしてなされることでしょう。

 

努力してそれが実を結ぶことは強い達成感を感じますし、また次なにかを取り組んでみようというモチベーションに繋がります。

 

けれども予想していたような結果に終わらない時や、圧倒的な力で自分のちっぽけさを感じさせられる時、私たちは自分で自分を空虚に感じます。

 

自分が今までやってきたのは何のためだったのか?と自ら問いかけ、その答えが返ってくることに何の意味もないことを感じること。

 

また自然災害など、人間の力では太刀打ちできないものに遭遇した時、人は皆自分自身の弱さや人生の虚しさを感じ、茫然自失に陥ります。

 

虚無感とは、そのように自分の存在意義や価値を問いかけ、根源的な問いにたどり着いた時に感じる感覚のことです。

 

自分や世の中の無意味さを思い、厭世的な気持ちになることであると言えます。

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実際の虚無感ってどんな気持ちになるの?

 

では実際の虚無感に襲われると、どのような気持ちになるのでしょうか。

 

例えば、かつての東日本大震災の時のことを例に出してお話しましょう。

 

東日本大震災の時、かなりの多くの人の命が、一瞬で奪われていきました。

 

自然の猛威に対して感じる怒りを、どこに矛先を向けたら良いか・・と思った方も、いっぱいいらっしゃったのではないでしょうか。

 

震災の時に、どんな人生でもどんなに大事なものでも一瞬で奪われてしまうことがあるのだと感じ、人が生きることの虚しさや無意味さを思った人もいるでしょう。

 

どこに気持ちを向けたら良いのかわからずやるせない気持ち、つらく何もする気力が起きないなど、自暴自棄になっても仕方がない気持ちの全体のことをひとまとめにすると、虚無感という言葉になります。

 

自然と涙があふれその涙が止まらなくなるくらいの思い気持ちや、むしろ逆に心が枯れ果てて、涙なんぞ一粒も出てこない、虚無感の中にはそのような感情も含むことができます。

 

この虚無感は上記例の大震災だけでなく、様々な場面で感じることがある感情です。

 

非常に辛く、人生に絶望した気持ちであると言えるでしょう。

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虚無感に襲われる原因になるきっかけは身近にある

 

虚無感に襲われるきっかけは、様々あります。

 

前章で挙げた自然災害のようなものだけでなく、身近なものも数多くあります。

 

その一例を挙げると、失恋や近親者・ペットの死、自分や家族の命を脅かす病気、リストラ、燃え尽き症候群などがあります。

 

人生における災難・トラブルと虚無感には、切れない関係があると言えます。

 

つまり災難・トラブルに遭遇すると、人は「これをどう受け止めていけば良いのだろうか・・」と虚無感を感じやすいということです。

 

また、虚無感は悪い災難・トラブルだけに起きるわけではありません。

 

何かを達成した後であったり、高い満足度を感じた時にも起こります。

 

なぜならば何かを達成してしまうと、それまで懸けていたエネルギーをどこに持っていけば良いのかという人生の目標を失うことになります

 

 

虚無感は災難・トラブルによるショック反応としてだけ起こるのではなく、ペットロスを始めとした〇〇ロスにおいて、心の向かい先を失ったことによって起こるものであると言えます。

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人生に虚無感を感じる最大の原因は孤独感

 

人生に虚無感を感じるタイミングやきっかけはいくつもあるとしても、その中の何が一番虚無感と結びつくのだろうか・・ということが気になる方も、いるでしょう。

 

人生の中で虚無感を感じる最大の原因は、孤独感であると言われています。

 

独りぼっちでいると、良い感情でも悪い感情でも、誰かと分かち合うということがありませんね。

 

どのようなことも自分の中だけで完結しなければいけないことになり、外からエネルギーをもらうということができにくくなります。

 

他人と交流し思い出を共有することは、人との間にある絆を強くします。

 

また、自分の話を聞いてもらい相手に共感してもらえると、どんな人でもうれしく感じるものです。

 

そのような感情的な交流が「また明日元気に過ごしていこう」と思える、活力を与えてくれます。

 

けれども孤独な中では話す相手もおらず、寂しさばかりが募るものです。

 

「今の私の人生とは何なんだろう・・」とつい考えてしまうこともあるでしょうし、食事なども1人で食べても、何にも美味しくないかもしれません。

 

高齢者の独居の問題の1つが、この孤独感からくる虚無感です。

 

「自分などいなくても誰も困らない」と思い、行動に移してしまう場合もあります。

 

周囲の人が独居の高齢者を含め、皆で気遣いあう地域を目指していきたいものです。

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虚無感を解消するには思いっきり泣いてみる

 

これを読まれているあなたがもしも自分の人生に絶望していたりして、

「今何のために自分は生きているのだろう」「自分などいなくても同じなのでは・・」と思っていらっしゃっているのだとしたら、それはご自身の本心ではない可能性が十分あります。

 

つまりそれは、「そう思ってしまいたいぐらい辛いんだ」という身体からのSOSのサインかもしれず、

本心としては「心身ともに充足した日々を過ごしたい」「自分自身に価値があることを確かめたい」という気持ちがあるのかもしれません。

 

虚無感を解消する1つの方法は、思い切り泣いてみることです。

 

虚無感を感じている時はストレスで自律神経もかなり緊張しており、涙を流すことにはこの神経バランスを元に正す働きがあります。

 

涙を流すことで今まで抑え込まれていた感情表現がきちんとなされ、感情が整うことで思考も正常に働くようになります。

 

思考が正常に働くようになると、心のスペースにも余裕が出てきます。

 

自分に対して客観的にとらえられるようになるので、自分の良い一面などにも再び目を向け、「意外と自分もまんざらではないのだな」と思えることも見つかるようになるかもしれません。

 

もしも心に疲れが溜まってきているのを感じたら、感動するDVDなどを借りて、心の洗濯をすることをお勧めします。

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友達と一緒に外出して時にははっちゃけて遊ぶのも効果的

 

虚無感を解消するのには、友達と一緒に外出するのも効果的です。

 

虚無感を感じる時は自律神経が張り詰め、体内のホルモンバランスが崩れていることが多いです。

 

脳内物質であるセロトニンはドーパミンなどと同じく、気持ちの高揚などに関係した脳内ホルモンで、「幸せホルモン」と呼ばれることもあります。

 

虚無感を感じる時は抑うつ的になっていることも多く、このセロトニンが不足していることが思われます。

 

外出して楽しい気持ちになることで、セロトニンが多く分泌されます。セロトニンが多く分泌されることで虚無感が抑えられ、安定した気持ちを取り戻すことができます。

 

友達と外出して、買い物を楽しんだりテーマパークで乗り物に乗ったりすることは、とても刺激的で多くのセロトニンが分泌されます。

 

家の中に引きこもっているのではなく、パーティーやイベントを積極的に見つけて参加することで、気持ちも晴れやかになり虚無感から解放されやすくなると言えます。

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趣味に没頭することで虚無感が解消されます

 

前章では外出することでの虚無感の解消法についてご紹介しましたが、中には外出するのは嫌いで・・という方や、億劫で・・という方もいらっしゃるでしょう。

 

そのような方にお勧めする方法は、趣味に没頭することです。

 

人によって趣味は、様々あるでしょう。

 

例えば、園芸や家庭菜園、プラモデル制作、カラオケや楽器演奏、絵画、焼き物制作、テニスやランニング等のスポーツを挙げることができます。

 

趣味に打ち込んでいる間、私たちの脳は外出して買い物等をしている時と同じように、多量のセロトニンが分泌されます。

 

そのために趣味のことに集中している時間はとても楽しくて、生き生きとした時間に感じられます。

 

時には寝食を忘れて没頭する人も、いることでしょう。

 

趣味に打ち込むことで充実感を感じられる他、自分で立てた目標を達成したり大会で高い結果を残すことで、自分の中に達成感を感じることができます。

 

達成感を感じると「自分は~ができる!」という手ごたえにつながるので、向上心を持ってさらに上の目標をたてて取り組むようになったり、気持ちが前向きになります。

 

趣味に浸ることは、虚無感を解消してくれるだけでなく、人生を豊かにしてくれると言えます。

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映画や読書で違う世界の住人になってみよう

 

映画や読書をすると、あたかも自分がその世界に入り込んでしまったかのような疑似体験をすることができます。

 

先のストーリー展開にドキドキし、ヒントとして設定された手掛かりを、頭をフル回転させて一生懸命探してしまう、という人もいるでしょう。

 

映画や読書を行うことは感情的にもストーリーに入り込みやすく、情緒が揺り動かされることもあります。

 

情緒が動かされ涙すると、涙と一緒に虚無感は体の外に出ていってしまいます。

 

心の機微にも敏感になり、心にぽっかりと空いていた隙間が埋まるような感じを受ける人もいることでしょう。

 

 

映画や本の種類としてはどのようなものでも良く、自分が興味を持ったものから読み始められると良いかもしれません。

 

けれども虚無感がある時に宗教的な本を読むと、依存心が高まり宗教に傾倒しやすくなると言われています。

 

宗教自体が悪いわけではなく、必要以上に依存心を持ってしまうようになるのが注意すべき点なので、本を選ぶときにはその点だけ意識して選ばれることをおすすめします。

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身体を動かして虚無感をすっきり解消

 

身体を動かすことも、虚無感を解消するのに有効な方法です。

 

ストレスが溜まってくると、次第と抑うつ的な状態になっていきますが、それは脳の中の気分をあげるホルモンの分泌が抑えられるようになってくるからです。

 

けれども身体を動かすことで、気分をあげるホルモンが分泌されやすくなることが、過去の研究から明らかとなっています。

 

例えばマラソンをしていると、苦しく辛い状況なのに関わらず、走ることが快感になることがあります。

 

これは、俗に言われるランナーズハイのことです。

 

脳内麻薬とも言われ、リラックス効果のあるエンドルフィンとうホルモンが、走ることによる一定のリズムが刺激となって、分泌されたことにより起こります。

 

スポーツをすると、勝負に勝ったり負けたりするので、感情的にもかなりの興奮状態になることも多いでしょう。

 

そのような興奮状態になることで、抑うつ的な気分や虚無感は抑えられるようになります。

 

虚無感を抑えるのに、スポーツは高い効果を持っていると言えます。

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先のことを考えず時が経つのを待つのも大切

 

人間は先々のことを考えると、不安になってしまいやすいものです。

 

例えば、老後に安心して過ごすことができるだろうか、希望した学校の受験で合格できるだろうか、

無事に子供が産まれてくるだろうか・・などは、どれも、先のことを心配する気持ちからくる不安であると言えます。

 

 

つまり、心の重きを置いているのが未来に置かれすぎて、「今ここ」から外れてしまっている状況であると言えます。

 

心の重きを先に置きすぎると、人間はどんどん不安を勝手に作り出してしまい、その恐怖におののくようになります。

 

無駄に不安を作り出してしまったり、虚無感を作ってしまわないようにするためには、「今ここ」に気持ちの軸を置くことが大切です。

 

また不安が生じるのは、どうなるのかわからない不確定要素があるからと言えます。

 

そういう意味で、現実をしっかりと理解し、受け止めることは不安を解消させる働きをします。

 

先々のことを考えすぎて不安になってしまう時には、一度思考を停止させて、考えることから距離を置いてみることが大切です。

 

いくら心配していても、物事はなるようにしかなりません。

 

「やるだけのことはあって、あとは安心して天に任せる」それくらいの大らかな気持ちでいた方が、物事も上手くいきやすいですし、自分自身楽な気持ちで過ごすことができるようになります。

 

必要以上に、不安な心を持たないようにしましょう。

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新しい環境や恋愛に身をおくと自ずと虚無感から遠ざかれる

 

新しい環境に入ると、今まで自分が当たり前だと思っていたことが、当たり前では無いと気が付くようになります。

 

例えば職場が変われば、職場内でのルールが変わります。

 

前の会社では当たり前だったことが、新しい会社でも当たり前なこととなっているかどうかは、わかりません。

 

また、今まで知らなかった人と知り合うと、自分の中の世界が広がっていくような感覚があるでしょう。

 

そういう意味で新しい環境に入っていくことは、とても刺激的です。

 

今までと同じようなことをやっていても反応が違うので、新鮮なこととして感じますし、自分自身に感じられるインパクトも大きなものとなります。

 

同様に恋愛をすることも、大きな刺激をもたらしてくれます。

 

両想いになった時の幸せな感じは、何事にも代えられないポジティブな感情をもたらしてくれるでしょう。

 

一方で恋愛には上手くいく時だけでなく、昼ドラ並みのドロドロとした部分もあります。

 

そのような感情の起伏が起こると、自分の中で興奮性のホルモンであるドーパミンが何度も放出されることになります。

 

新しい環境に入ったり恋愛をすることは、虚無感を解消してくれるだけでなく、新しい自分を発見するきっかけになったり、自分を成長させてくれます。

 

新しい環境に入ることや恋愛を嫌ったり避けたりするのではなく、自分にもたらされたチャンスとして、生かしていくようにしましょう。

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虚無感の解消法で最も重要なのは禁酒

 

虚無感を感じたときに、一番手っ取り早く虚無感を解消してくれるように感じるのは、アルコールの力です。

 

アルコールが入ると気分が高揚し、どんなことでも「まぁ良いか」と思えるように感じることもあるでしょう。

 

自分自身が大きくなったように感じることも、あるかもしれません。

 

けれどもアルコールで気持ちが高揚したとしても、それは一過性のものに過ぎません。

 

酔いから冷めて冷静な自分に戻った時に、「なんであの時自分はあんなことをしてしまったのだろう・・」と、自分を責めなければならない状況になることもあるでしょう。

 

アルコールを飲むことは虚無感の解消法で一番手っ取り早い方法ですが、一番避けるべき手段であるとも言えます。

 

なぜなら、それはアルコール依存症を引き起こす可能性があるからです。

 

虚無感の解消法としてアルコールを避けなければならない理由は、

一番には虚無感を感じるたびにアルコールを摂取していると、最初は2週間で1回で満足していたものが、

だんだん1週間に1回でないと満足できないというように、摂取の頻度がどんどん増えていってしまうということです。

 

さらに、1回にビールの缶1本で満足していたものが、だんだんとビールの缶1本では酔えなくなってきて、ビールの缶が2本、3本・・というように増えていくようになります。

 

そのようになってくると、だんだん脳の方もアルコールが体内に入っている状態が普通になってきます。

 

そうやって、体内のアルコールが抜けてきたときに離脱症状として、辛い苦しみを感じるようになってしまうのです。

 

過度のアルコール摂取は、脳だけでなく内臓にも高い負担をかけるようになります。

 

一番手軽な方法だからと言って、アルコール摂取で虚無感を軽減させることは、避けるようにしましょう。

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解消できない虚無感に襲われたらうつ病の可能性も疑って

 

いつまでたっても抑うつ的な気分や、理由のわからない虚無感が続く・・という場合には、うつ病を始めとした心の病気のことも念頭に入れておく必要があります。

 

うつ病は心の風邪と言われるくらい身近な病気で、一生のうちに10人に1人はかかる病気であると言われています。

 

うつ病には様々な症状があります。

 

一例を挙げると、抑うつ気分、不眠、肩こり、強い不安などです。

 

けれども心の病気の中には、うつ病と症状が重なり合っているところもあるために、うつ病なのか違う心の病気なのか見わけがつかないものがあります。

 

その1つが、境界性パーソナリティ障害です。

 

境界性パーソナリティ障害の人は、感情の波が激しく、自分でその感情をコントロールすることができません。

 

また人に対して「この人はとても良い人だ」と、かなりあげつらうかと思ったら、何かの拍子に「こんな人はクズだ」と、急に評価を変えます。

 

そのように評価がコロコロと切り替わる背景には、見捨てられたくないという強い不安があります。

 

また、他人に見捨てられたくないがためのアピールが激しく、自傷行為が止められない人もいます。

 

その他、アルコール依存を始めとした依存症の中にも、抑うつ気分が強い人がいます。

 

このような人は自分の中の、不安を感じないようにするために、依存行為に走ってしまうと言えます。

 

虚無感が強く心の病気が疑われたら、遠慮することなく専門医を受診することが大切です。

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うつはしっかり治療すれば治る病気です

 

心療内科や精神科は、とても怖いところのように思うかもしれませんが、そのようなことはありません。

 

最近は院内の雰囲気が明るく、落ち着いた静かな病院も数多くあります。

 

「鬱なのでは・・」と思ったら、ためらうことなく心療内科等の病院を受診して頂ければと思います。

 

うつ病は放っておいたらどんどんと悪くなってしまいますが、しっかりと治療をすれば、きちんと治っていくことができる病気です。

 

心療内科や精神科には、精神科医や臨床心理士を始めとした心の専門家がいます。

 

心療内科でやってくれるのは、心の調子を整えるための投薬や、カウンセリングなどです。

 

心の病気のお薬についても、薬漬けになってしまうのでは・・不安になっている人もいるかもしれませんが。最近の薬はどんどんと改良されてきて、依存性の高い薬はさほど使われておりません。

 

またカウンセリングにはいくつか種類がありますが、その1つが行動療法や認知行動療法と呼ばれるものです。

 

認知行動療法は高い実証性が確認された方法で、うつ病に対しても、高い効果を持つとされます。

 

認知行動療法の中では自分の考え方の癖やゆがみなどに気が付き、もっと自由な考え方ができるようになっていくための、練習を行っていきます。

 

その他、傾聴的技法によるカウンセリングがあります。

 

傾聴的技法の1つである精神分析技法では、過去のトラウマが現在の症状を引き起こしているとして、過去のトラウマに向き合うための作業を行います。

 

自分に向き合うことには苦しさも伴うかもしれませんが、向き合った分だけ自分のことをより深く理解できるようになります。

 

自分について理解できるようになると、この先同じようなパターンで気持ちが落ち込みそうになっても、「この前と同じパターンだ!」と気が付いて、気持ちの落ち込みを事前に防ぐことができます。

 

うつ病や、虚無感に陥ることは、とても苦しいことです。

 

けれども、専門家と一緒に向き合うことで、その苦しさを乗り越えていくことができます。

 

あなたが苦しみの最中にいらっしゃるのであれば、勇気を持って第一歩を踏み出して頂ければと思います。

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