あなたはどんな場面で「この人ムカつくなあ」と感じますか。
様々なムカッとくるパターンがあると思いますが、「上から目線な言動」にイライラさせられるという方も多いのではないでしょうか。
また逆に知らないうちにあなた自身が「あの人は上から目線だ」と周囲に思われている可能性もあるかもしれません。
「自分はそんなつもりはなかった」と弁明しようにも、一度相手が抱いた印象や評価を覆すのはなかなか難しいものです。
そこで上から目線の人の心理や特徴についてご紹介しますので、自分の行動や他人の言動をチェックしてみて下さい。
なぜ上から目線になってしまうのか、そのメカニズムを知っておくと自分を見直すときに大活躍します。
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目次
上から目線の人が嫌われる理由1位は偉そう
プライドの高い上司は命令口調
プライドの高い人は自分に自信を持っています。
ただ、本人の心に立場だけがインプットされている状態で、人格も素晴らしいとは限りません。
そこから勘違いが始まるわけですが、どういうわけか上から目線の人は自分のことを「完璧」と思い込んでいるのでしょう。
そのためどうしても部下や後輩には偉そうに発言し、自分の偉大さを強調しようと行動します。
周りから見るとかなりの悪態ですが、本人はまったくの無自覚です。
妻に対して自分を正当化する
妻は自分よりも下だ。
上から目線の人は潜在意識でそう思っているため、日常的に自分を正当化します。
例えば夫が会社員。妻が専業主婦の場合、本来であれば2人で協力し合いながら生活を送っていくものです。
でも、上から目線の人は、「俺が食わしてやってんだ」という気持ちを持っているため、自分はさんざん趣味にお金を費やしても、妻にはお金を渡さなかったりします。
妻側からすれば理不尽な状況ですが、こういう夫に対しては何を言っても無駄だとわかっているので、多くの妻は諦めていると言われています。
妻からすれば上から目線の夫は、息苦しい存在でしかないでしょう。
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あまりに激しい自己主張は上から目線の人の特徴
上から目線の人の特徴をお話しておきましょう。
自己中心的なスタンドプレー
上から目線の人が、いつでもどこでもスタンドプレーをするわけではありません。
心の奥底で見下している。
自分のほうがコイツよりも上だ。
そう思っている相手に対して、自己中心的な行動をとります。
例えば同窓会に参加しても、学生の頃の関係性を思い出して、「水を持ってきて」「これ、下げといて」と命令したりするでしょう。
自分で勝手に上下関係を作っているため、周囲の注意が耳に入りません。
自分が目立てばそれで良いので、周囲の迷惑そうな表情を読み取ることはなく、いきなりその場を仕切り出したりすることもあります。
面倒を他人に押し付ける
誰にも褒めてもらえない地味な作業。
汚れる可能性がある業務。
上から目線の人は、こういう面倒な仕事を好みません。
これは自分がやるべき仕事ではない。
この程度のことは○○がやれば良い。
そう考えているため、他人に押し付ける傾向があります。
自分の存在価値をアピールできないなら、面倒なことはすべて「アイツらへやらせよう」と思っている場合がほとんどかもしれません。
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上から目線の人は知ったかぶりが止まらない
なぜ、知ったかぶりをするのでしょう。
自分の知識をひけらかして自慢したいから
上から目線の人は、自分の知識を自慢します。
自分はこんなに情報量が豊富だ。
お前たちは知らないだろう。
そう思い込んでいるため、とにかくひけらかすのでしょう。
例えその情報に信憑性がなくても構いません。
正解か不正解かは問題ではなく、「どれだけ素晴らしい知識を持っているか」ということを相手に植え付けておきたいだけなので、中身は関係ないのです。
そのため浅い知識しか持ち合わせておらず、深く追求すると答えられないことも出てきます。
話を盛ることや脚色するのは当たり前
「○○さんってすごいですね」と言われたいばかりに、話を盛って脚色します。
ただ、嘘をついている自覚はありません。
そのほうが自分を誇大させることができるため、その場の勢いで発言してしまうのでしょう。
そのため罪悪感の欠片もなく、「俺のおかげで面白くなっただろう」という程度にしか思っていない可能性もあります。
脚色して表現することは、上から目線の人にとって単なる自己アピールの1つなのです。
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人の話は聞かないがSNSのチェックはマメ
では、なぜ話を聞かないのにSNSをチェックするのでしょう。
陰口など他人の言動をチェックする
陰口を言っている奴はいるか。
誰の情報を流しているのか。
上から目線の人は、常にその辺りを意識して過ごしています。
直接的な会話に参加していなくても、SNSをチェックすることは好きなのでしょう。
自意識過剰なところがあるため、世間の噂にも敏感に反応するのです。
そのためコメントに目をとおし、自分で確認しなければ気が済みません。
自分の正体を明かさなくて済むため、偉そうに振る舞っても関係ありません。
現実的な人間関係ではないからこそ、自由に発言できる場所を気に入っているのです。
そこでも自分の話をして自己満足に浸っています。
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人を絶対褒めない褒めたくないのがミエミエ
では、なぜ褒めないし褒めたくないのでしょう。
部下の優秀なところを認めたくない
上から目線の人は、部下の優秀なところを認めません。
どれだけそのプロジェクトが素晴らしいものでも、どれほど完成度が高くても、自分よりも下の立場の人間を褒める気持ちにはならないのでしょう。
できていないところに目を向け、率先してあら探しをします。
部下を否定することでしか、自分プライドを保つことができないのです。
部下を褒める許容がないため、何かと理由をつけては文句を言うことに意欲を持っているのかもしれません。
部下からすれば苦労しても報われないため、「もう頑張るのは辞めよう」という心境になることもあります。
そのため上から目線の人は、部下を育てることができないでしょう。
見栄を張りたい
見栄を張ることでしか自尊心を持てないため、人を褒めることはしません。
褒めると自分の価値が下がると判断しているので、他人の能力や成功の結果を受け入れることができないのです。
そのため「褒めなければならない」「ここは褒めておこう」という発想はなく、大人の対応をすることができないのでしょう。
それによって周囲にどう思われるかよりも、見栄っ張りな気持ちのほうが優ってしまうわけです。
自分の弱みはさらしたくない。
すごい人だと思われたい。
そう考えているため、他人の成果を褒める心の余裕がありません。
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人を馬鹿にする上から目線は男性に多い
上から目線の人に男性が多い理由まとめました。
男尊女卑の価値観を持っている
男尊女卑の価値観で育てられた男性は、そのまま男尊女卑を受け継ぎます。
父親を優先しなければならない家庭環境だった場合、それが当たり前だという感覚で成長します。
例えばお風呂はお父さんが先に入ってから。
お父さんが帰ってくるまでご飯を食べてはいけない。
父親と母親の関係性にもよりますが、こういう状態が日常化していたとすれば、大人になったとき女性を所有物のように扱う男性になっているかもしれません。
都市部の共働き世帯ではあまり見かけませんが、地方に行けば行くほど、未だに男尊女卑の価値観が根付いています。
それは外から見ればわからない部分もありますが、狭い世界でしか過ごしていない子供にしてみれば、男尊女卑の状態に疑問を持つことはないのです。
女性の存在を格下に見ている
男尊女卑の家庭に生まれていなくても、女性の存在を格下に見ている場合は、人を馬鹿にするような人間になってしまいます。
本来であれば男性も女性も同等。
「どちらが上とかどちらが下」という上下関係を作る時点で間違っているのですが、女性を格下扱いしているということは、女性以外の人に対しても自分の中で順位をつけている可能性があるでしょう。
そのためこういう男性は、もれなく上から目線の人になります。
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上から目線の女は要らぬお節介をしたがる
では、上から目線の女性はどうでしょう。
お節介は自己満足
上から目線の女性は、お節介を焼くことで自己満足を手に入れます。
「私が○○をしてあげた」という気持ちに満たされることで、自分の立場を強調できます。
私がいなければ何もできないクセに…。
そう思っている場合もあって、してあげた自分の存在価値を高めているのでしょう。
ただ、裏を返せば「何かしてあげることでしかアピールする場所がない」と言っているようなもので、その相手に依存している状態とも考えられます。
自分では気づいていません。
気づいていたらかなり動揺するはずなので、元々は気の小さい人なのでしょう。
偉そうにしているだけで、芯は強くないのかもしれません。
そもそもお節介というものは、相手にとってみれば必要のないサポートです。
せっかく自分のペースで進めていた作業でも、横から「貸して!」と言って奪い取っていくわけですから、それに対して良い感情は持たれません。
でも、本人からしてみれば「私は良い人」と自分を特別視しているため、どこまで行っても上から目線の態度が改まらないのです。
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上から目線になる原因は3つの心理にあった
上から目線になる人の心理を説明しています。
自分のことが大好き
上から目線の人は、自分のことが大好きです。
何をするにしても自分の感情や感覚を優先しているので、他人の顔色を伺うようなことはしません。
自分がやりたいからやる。できないことはやらない。
常に自分を守るために自己防衛を働かせているのでしょう。
選択肢に他人が登場するようなことはないため、何か決めるにしても、まずは自分がどうしたいのかを考えて行動します。
他人からなめられないように振る舞う
あの人はレベルが低そう。
うちよりも家庭環境が悪そう。
人は見た目からさまざまな情報を取り入れます。
でも、それは単なる最初の印象だけで、「実はすごいお金持ちだった」ということも、会話が進んでいくうちにわかるかもしれません。
上から目線の人は、この最初の印象を操作しているのでしょう。
他人からなめられたくない。格下だと思われたくない。
そういう心理が働くので、いかにして自分の魅力を最大限に相手へ伝えるかにこだわり、その意識が傲慢な態度として表れるのです。
他人から尊敬されたい
上から目線の人は、相手に対して心の中で褒め言葉を要求しています。
もっと自分を敬え。
もっともっと尊敬しろ。
そう考えているのかもしれません。
他人から褒められることで大物感を味わうことができ、プライドをくすぐられるのでしょう。
つまり褒め言葉は、自分の存在価値を彩るための飾りなのです。
「褒められなければ自分を満たせない」というのは器の小さい証拠で、周囲にとって「面倒な人」以外の何者でもありません。
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上から目線で嫌われる前にしっかり対処しよう
もしかして上から目線?嫌われる前に確かめてみましょう。
周囲の協力に対して感謝の言葉をかけていますか?
自分の代わりに何かをやってもらったとき。
忙しいときに手伝ってもらったとき。
あなたはその相手に対して、ちゃんと感謝の言葉を伝えていますか?
言わなくてもわかるだろう。
自分も相手にしてあげているから構わない。
そう思っているとしたら、それは感謝している気持ちが伝わっていないことになります。
どんなに近い人でも、近ければ近いほど、言葉にしなければ伝わってないこともあるし、それを当たり前だと捉えているとしたら、上から目線だと思われている可能性は否定できません。
周囲に相談しますか?
自分は何でもできる。
人の手を借りる必要はない。
あなたはそう思ったりしていませんか?
周囲の人に相談することなく問題を解決できれば、解決するたびに自分の自信が高まっていきます。
それが苦手科目だったらなおさら、それを克服できた自分を褒めたくなるでしょう。
もちろん自信を持つことは素晴らしいのですが、その現状が行き過ぎてしまうと上から目線の言動になる可能性もあります。
誰かに弱みを見せて、相談できているうちは問題ないでしょう。
他人からの指摘を意識できていますか?
意図的なクレームに対しては受け入れる必要はありません。
ただ、それが家族や友人など、身近な人からもたらされた指摘だった場合、あなたはそれを素直に受け取ることができていますか?
当然指摘されて、イラッとくることもあるでしょう。
なぜ言われるのか気づけなかったり、どこが違っているのかわからないこともあります。
でも、「良くなって欲しい」という気持ちからのアドバイスだったとしたら、素直に受け取って意識してみるだけで、これまでとは違う景色が見えてくるかもしれません。
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