ただの友達以上の関係になりたい人と念願の初デート、しかし食事の席で相手が「クチャラー」だということが判明して100年の恋も冷めた。

そんな経験や話を聞いたことがある人はいませんか。

 

逆に自分が気付かないだけでクチャラーであるが故になかなか人と親しくなれないという人もいるのではないでしょうか。

クチャラーは残念ながら嫌われる確率が非常に高いです。

この記事では頭を悩ませてしまうクチャラーとの付き合い方・治し方をクチャラーの原因から解説していきます。

クチャラーに悩んでいる人も、自分の食べ方を見直したい方もぜひ参考にして下さい。

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陰で嫌われている?クチャラーとは

 

今回はクチャラーについて簡単に説明しています。

 

「くちゃくちゃ」と音を立てて咀嚼する

クチャラーや食べ物を咀嚼するとき、くちゃくちゃと音を立てて食事をします。

 

ただ、それを自覚しながらやる人と、まったく自覚なしに行っている人とで分けられます。

 

自覚があるのにそれを止めないのは、音を立てることにより、何らかの不満や自分という存在をアピールしている可能性もあるかもしれません。

 

それとは逆で自覚なしに音が出てしまう場合は、心理的に幼さが残っていたり、他の疾患が隠れている場合があります。

 

ガムを噛むときにわざと音を立てる

アメリカ人が、ガムを噛みながら歩いている様子をテレビで見たことはありませんか?

 

周囲から見れば、「なんて下品な」というイメージも持たれているかもしれません

 

ガムを噛むこと事態は悪くなくても、くちゃくちゃと音を立てる良くないイメージが先行しているため、ガムを噛んでいる行為はあまりよく思われていないことが多いです。

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クチャクチャ音が出るメカニズム

 

では、なぜクチャクチャ音が出てしまうのでしょう。

 

咀嚼に対しての噛み合わせが悪い

噛み合わせが悪いと、口の中で食べ物を咀嚼するときに隙間が生まれたりします。

 

本来であれば、食べ物に対して垂直に上下するはずの歯が少しズレたところに当たり、気づかないまま咀嚼することで音が出るケースもあるでしょう。

 

歯並びの悪さとも関係していますが、最近は小学校の歯科検診で噛み合わせを指摘されることも多く、音が出てしまうのは年配者に見られます。

 

口の周りの筋力不足によるもの

人との出会いが多ければそれだけ会話もあります。

 

カラオケで歌ったり、よく噛む習慣のある人であれば、年配者でも比較的口の周りの筋肉に衰えはありません。

 

でも、普段あまり話さない。

 

口を開けて動かさない。

 

そんな場合は、口の周りの筋肉が筋力不足かもしれません。

 

筋力不足になると奥歯でしっかりと噛めなくなったり、咀嚼音が出るようになってしまいます。

 

舌の動きが悪い

舌をうまく使えていないと、食べ物を飲み込むときスムーズに喉へ送り込めません。

 

普段何気なく食事して気づかないことも多いのですが、舌の動きが悪ければ食べ物を流し込んでいるような状態となり、結果的にそれが音と関係してくるのです。

 

うまく舌を使えなければ口を閉じないで噛むことになり、そのときに咀嚼音としてくちゃくちゃした音が聞こえてくるのでしょう。

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クチャラーは嫌われやすい

 

クチャラーが嫌われやすい理由を解説しています。

 

耳障りな音にイライラする

くちゃくちゃ音がすると不快感を持たれてしまいます。

 

耳障りの良い音ではないため、食事の席に同席している人は、だんだんとイライラしてくるのでしょう。

 

静かに食べたい。

 

雰囲気の良い場所で食事をしている。

 

そういう場合に咀嚼音は邪魔にしかなりません。

 

せっかくの風情なのに…。なんで音を立てるんだ!そんな気持ちも手伝って、ただ食事をしているだけなのに怒りの感情を持たれてしまうのです。

 

非常識だと嫌悪感を抱かれる

冠婚葬祭など礼儀が求められる場所では、食事をするときもマナーが必要となります。

 

飲み会ならまだ許されるかもしれませんが、それが改まった席であればあるほど無礼な態度として評価されてしまいます。

 

優雅に食事をしろとまでは言われませんが、くちゃくちゃ音を立ててしまうと、その人の品性が疑われても仕方ありません。

 

特に結婚式や葬儀などでは非常識だと受け止められ、周囲に嫌悪感を抱かせる原因にもなるのです。

 

その場の雰囲気から注意しづらくて指摘ができない状態だと、余計にくちゃくちゃした音が気になる人もいるでしょう。

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クチャラーになる避けられない原因はコレ

 

クチャラーになってしまう原因についてまとめました。

 

蓄膿や副鼻腔炎などになりやすい

蓄膿や副鼻腔炎になりやすい人は、クチャラーにもなる可能性が高いです。

 

なぜなら鼻と口はごく近いところにあり、体の中で繋がっているからです。

 

口から絡んだ痰を出す人を見かけると思いますが、あの痰は鼻水が喉に落ちてきたもの。

 

そのため蓄膿や副鼻腔炎になって鼻が詰まると、息をするために口を開けることになり、食事のときにその状態で食べ物を噛めば音が出てしまいます。

 

鼻詰まりは治るまでどうすることもできませんが、鼻が詰まっていれば口呼吸をするしかないので、音が出てしまうのも致し方ないでしょう。

 

 

猫背で姿勢が悪い

猫背になると全体的にゆるんだ状態になります。

 

その結果、前のめりで食べることになり、骨格も正しい位置には置かれません。

 

そのため噛み合わせが悪くなり、咀嚼音が出るようになるのです。

 

本人は猫背のほうがラクと思っているようですが、正しい位置の骨格がずれて歪んでいることは、首や腰などさまざまな部位へ負担をかけていることにもなります。

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誰でもクチャラーになりえる最大の原因は親

 

親が原因になるとはどういうことでしょう。

 

その理由をお話します。

 

幼少期のしつけや習慣が関係してくる

親が厳しいと、幼くてもテーブルマナーをしつけられます。

 

食事のときは箸でお皿をたぐりよせない。

 

食べ物を箸で突き刺さない。

 

それぞれ家庭によってしつけ方は違いますが、親の感覚が子供に習慣を身につけさせるのです。

 

「食べ物を口に入れているときは開けない」それもしつけの延長線上にあり、何度か言われた経験がある人もいるでしょう。

 

食べ物がこぼれるから。

 

口を開けるとみっともないから。

 

理由はいろいろあるでしょうが、そう言われて育った人は、大人になってからも咀嚼音が出たりすることはないはずです。

 

実は遺伝に関係している

体質は遺伝しているため、くちゃくちゃ音がするのも遺伝してしまいます。

 

それは鼻詰まりになりやすい体質や骨格を受け継いでいるからで、咀嚼音が出てしまうのもその受け継いだ体質のせいなのです。

 

少し考えてみてください。

 

子供がくちゃくちゃするのは「親を真似しているから」という説もありますが、「体質そのものを遺伝しているからだ」と言われたほうが納得できるでしょう。

 

もちろん遺伝的なことであっても症状は千差万別で、気づいた時点で治す方向に持っていくことも可能です。

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傷つけずにクチャラーを注意する方法

 

クチャラーを傷つけない方法で注意しましょう。

 

頭ごなしに理由を言わない

受け取り方の違いによっては、言葉1つで大きく傷つくこともあります。

 

そのためクチャラーには、頭ごなしに「くちゃくちゃ音を立てるな!」と言って怒鳴ったりしてはいけません。

 

本人も無意識のうちにやっている場合が多いので、いきなり責めるような言い方をすればそこで衝突してしまうこともあります。

 

これはクチャラーに限ったことではありませんが、注意するときは言葉の選び方に気をつけてください。

 

自分は親切心で言ったとしても、相手がそれを好意的に受け止めてくれるとは限らないからです。

 

以前誰かに言われて嫌な思いをしている人もいるため、結論からズバッと文句をつけるような表現はNGです。

 

体調を心配している雰囲気を出す

「なんとなく最近、食事をしているときに音がするけど体調大丈夫なの?」と心配しているフリをして投げかけてみましょう。

 

そこで相手から「大丈夫」と返事がきたら、1度引っ込んでください。

 

しつこく何度も聞くと「何かあるわけ?」という押し問答に発展する可能性もあります。

 

もし、そこで「疲れてるんだよね」と返事がきたら、「もしかして鼻炎とか鼻詰まり?」と聞いてみましょう。

 

その答えが「うん」である場合は、くちゃくちゃ音がする原因が判明したことになるし、その鼻炎を治せば良いだけです。

 

「わからない」と答えられた場合は、「実は噛み合わせや鼻炎で咀嚼音がする」という話を聞いたから心配になって。と体調を気遣ってあげてください。

 

相手の返事が大丈夫でも大丈夫ではなくても、2度目にその話題を振るときまでは会話に入れないようにしましょう。

 

そして少し期間を開けて、「やっぱり心配だから気になってたんだけど…」という具合に、「あなたの体調が心配だから」という部分を前面に出して言葉にしてください。

 

それでも気づいてもらえない場合は、それとなく正直に音が気になることを伝えてみても良いかもしれません。

 

ただし、自分と相手との関係において信頼を築けていないときや、相手が感情的なタイプであれば控えたほうが良いでしょう。

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ギブ&テイクの提案でクチャラーを注意する

 

クチャラーを注意するときの条件。

お互いに交換条件を出す

「あなたが音を立てているときは注意するけど、私のマナーが悪いときはあなたが注意して」という交換条件を提案するのも1つの手段です。

 

条件提示をすれば自分だけが注意されている気分も薄れ、自然に咀嚼音を出している状態を意識できるようになる場合もあります。

 

恋人や家族でなければ難しい部分もあるため、相手が賛同してくれるような条件を考えてみましょう。

 

お互いの癖を指摘しあう。

 

それはあまり楽しいことではありませんが、楽しいことではないからこそ、交換条件をつけたときの効果が高いとも考えられています。

 

クチャラ―の3つの治し方

 

クチャラーの治療について解説しています。

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噛み合せの矯正治療を受ける

噛み合わせが原因である場合は、矯正治療を受けることがいちばん手っ取り早いです。

 

ただ、その人の状態によっては保険適用範囲外の治療になるケースもあり、自費になると13万円程度必要になるかもしれません。

 

これは歯科医によって違いますが、矯正装置はあくまでも歯並びを良くするために使われることが多く、歯並びを良くすることは病気と認められていません。

 

そのため、自費診療扱いとなる場合があることを覚えておきましょう。

 

 

耳鼻科で鼻炎を治療する

その鼻炎が慢性的なものであれば、アレルギー体質の可能性もあります。

 

花粉症でも鼻炎になったりするので、「いつも鼻詰まり」「いつも息苦しい」と思っているなら、早めの受診を心がけましょう。

 

症状が緩和されれば、くちゃくちゃした音も出なくなる可能性があります。

 

もし耳鼻科で問題が見つからなければ、口腔外科へ行ってみても良いかもしれません。

あいうえ体操をしてをトレーニングする

大きな口を開けて、「あ・い・う・え・お」と言ってみてください。

 

大したことはないと思われがちですが、「あいうえお」と正しく口を開けていると、使っていなかった口輪筋が痛くなってきます。

 

もちろん1回や2回でそうなるわけではありませんが、1日に10回を朝昼晩繰り返すことで、口輪筋を鍛えることができます。

 

その結果、くちゃくちゃと音を出さないで済むようになるでしょう。

 

口を開けることが目的なので、声に出す必要はありません。

 

「あいおえお」という言葉に抵抗があるなら、自分の好きな歌を歌ってください。

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