「ひとりになりたい」と思ったことはありませんか。

もしくは恋人や家族に「ひとりになりたい」と訴えられたことがあるという人もいるかもしれません。

 

いったいどんな心理状態にあるのか知ることで、間違った対応をしてしまうというリスクを避けることができます。

この記事では知っておきたい「ひとりになりたい時の心理」についてくわしく解説します。

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目次

誰でもひとりになりたいと思うことがある

 

「ひとりになりたい」と思った経験は誰もが一度はあるのではないでしょうか。

 

体力的にきついとき、精神的な疲労が重なってるとき、ストレスでついつい怒りっぽくなっているときなど特に「とにかくひとりになりたい」と感じませんか。

 

そんな場合はイライラした気持ちをリセットするためにものんびりとした時間を過ごすのが一番です。

 

とはいえ、「スケジュールがぱんぱんに詰まっていて、とてもじゃないけれどそんな時間の余裕はない」という方もいるかもしれません。

 

多くの場合、ひとりになりたいと感じるのは追い詰められているときですから、のんびりしたくてもなかなかできないという状況がほとんどの状態でしょう。

 

肝心なのは、「ひとりになりたいと自分がなぜ感じたのか」という点です。

 

自分がなぜ一人になりたいと思ったのか、その心理について知っておくことで対処法も見えてきます。

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彼女のひとりになりたい発言は別れとは違う理由がある

 

彼女に突然「ひとりになりたい」と言われたら、「別れ」が頭をよぎって動揺してしまう男性も多いのではないでしょうか。

しかし彼女の「ひとりになりたい」という発言の真意は別れとは異なる場合もあります。

 

どんな場合が想定できるのか、次のケースを参考にして下さい。

 

自分に余裕がない

「好きな人の前ではカワイイ私でありたい」「彼氏にはいつもキレイだと思われたい」と考える女性は多いものです。

しかし、可愛さやキレイさを保つためにはそれなりの努力が必要です。

 

それなのに仕事で疲れていたり、人間関係のトラブルを抱えているとき、精神的にも肉体的にも疲れている場合は余裕がなくなってしまい、うまく自分を取り繕えなくなります。

 

服装や化粧など外見への気遣いが疎かになってしまったり、優しい気持ちで相手に接することができなかったりすることは人間ですからたまにはあります。

 

そんなとき、女性によっては「可愛くない自分を知られたくないから、ひとりきりにさせてほしい」と願う場合があります。

たまには面倒なことは全部忘れて、だらだら過ごしたいものです。

「でもだらけきった自分の姿を見た恋人に嫌われたらどうしよう」という心理がその背景にはあります。

 

つまり彼女の「ひとりになりたい」とは、ある意味では彼氏に対する配慮なのです。

彼氏が嫌いになったり、別れたいというよりは「相手が好きだからこそひとりになりたい」という意味になります。

 

自分の世界に没頭したい

大好きな物事を目の前にして、「みんなと楽しみたい」と思う人もいれば「自分一人で心ゆくまで堪能したい」という人もいます。

特に自分の世界に没頭したいという彼女にとって、彼氏が四六時中かまってくるとなかなか思うとおりにいかないため「たまには私をひとりにしてほしい」と思ってしまいます。

 

このようなタイプの女性は、彼氏を嫌いになったためにひとりにして欲しいわけではありませんが、あまりにも彼氏が彼女の意図を察することができずに過剰にかまうと、ストレスが溜まりすぎてやがて相手を嫌いになってしまいます。

 

一緒にいる時間も大切ですが、「自分は自分、他人は他人」とそれぞれの個別の時間を尊重する必要があります。

 

生理中

女性の多くは月に一回、生理がやってきます。

生理の期間中やその前後はホルモンバランスが崩れ、程度は人によりますが体調を崩したり精神的に不安定になることがあります。

そんなとき女性は「ひとりになりたい」と考えるものです。

 

男性にとっては「生理中」といわれてもピンとこないかもしれませんが、生理が終わればまた普段通りの生活に戻れますので、生理の期間中は彼女をそっとしておいてあげてください。

 

 

つまらない

別れるまででもないですが、相手の話が退屈だったりいつも同じデートコースでマンネリ化してきたとき、彼女は「ひとりになりたい」と感じるものです。

ひとりになることでまた新鮮な気持ちで彼氏と向き合えるようになるでしょう。

 

彼氏の方でも彼女と距離をとって、何か別の物事にチャレンジしてみましょう。

そうすれば新たな話題も生まれ、彼女も「この人と一緒にいてもつまらない」と感じなくなります。

 

うっとうしい

束縛しすぎたり、四六時中一緒にいたがったり彼氏が彼女を構い過ぎると人によっては「うっとうしい」と感じます。

彼氏との距離をとりたくて「ひとりになりたい」と訴えることがあります。

 

大好きな人と一緒にいたい気持ちはよく分かりますが、あまりにも束縛しすぎると相手は息苦しさを覚えてしまいます。

適度な距離感を持つことで、相手を尊重する気持ちを伝えましょう。

 

彼氏は寛大な気持ちで彼女を見守ることが大切

彼女が「ひとりにしてほしい」と言い出したら、多くの男性は「もしかして嫌われたのか」「もっとかまうべきではなかったのか」と考え、結果として間違った行動をとってしまいます。

 

まずはなぜ彼女が「ひとりになりたい」と考えたのか、その理由について知りましょう。

その上でそれぞれの理由にあった対処方法が必要です。

 

彼女が心身ともにつかれて外見を取り繕えない場合はしばらく時間をおいて相手がリフレッシュするのを待ったり、相手を癒やしてあげるなどの方法をとりましょう。

 

彼女が自分の世界を大切にしたい場合は、構うのではなくそっと見守り役にまわってください。

適切な距離感を保つことで、お互いに良い影響を与え合うことができる場合もあります。

彼女を放置したり無視するのではなく、あくまで相手を尊重する姿勢が重要です。

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男がひとりになりたいのは余裕が無くなってきているかも

 

男性が「ひとりになりたい」と感じる場合、女性とはまた異なる心理がはたらいていることがあります。

一体どんな心理がはたらいて「ひとりになりたい」と感じるのでしょうか。

具体的には次のようなケースが考えられます。

 

プライドが邪魔をする

女性と同じように、男性にも「他人からこう見られたい」というイメージする自分像があります。

しかし仕事が忙しかったり悩みがあったりするとイメージする自分を演じることがきつくなります。

 

人に助けを求めることができればいいですが、「他人に弱いところをみせるのは男らしくない」と考え、ストレスや重圧を他人に打ち明けることができません。

 

特にプライドが高い男性ほど、家族や周囲の人に弱音を吐かない傾向があります。

そのため周囲の人間に弱い自分を見せないで済むように「ひとりになりたい」と感じるのです。

 

自分の世界に入り込むことで思考を整理したい

女性は悩みや考え事があると他人とお喋りすることで気持ちや頭の中が整理されるという人が多いです。

しかし男性の場合は、自分ひとりきりの時間や空間の中で思考を整理する方がはかどるという人が多いです。

 

他の人がいるとなかなか考えがまとまらないのです。

そのため余計な情報をシャットアウトするためにも「ひとりになりたい」と感じるのです。

 

たとえば交際が始まったり結婚が決まったりと男女関係が深まるタイミングで「ひとりきりになりたい」と感じる男性が多いですが、これは相手が嫌いになったのではなく「ひとりになってお互いの関係をよく考えたい」と感じているからなのです。

 

「なんでも相手と一緒に考えたり感じたりしたい」という女性にとっては「ひとりになりたい」と言う男性の言い分はなかなか理解しがたく不安になるかもしれません。

しかし二人の関係を深めるためにも必要なステップだと考えれば、不安は払拭できます。

 

リフレッシュするためにはひとりの時間が重要

男性の場合、プレッシャーを感じたり疲れたりすると特に「ひとりになりたい」と感じる傾向があります。

 

思考停止してストレスの元を排除するにせよ、考えを整理するにせよ、気分を一新するためにはひとりの時間が重要だと感じることが多いのです。

余裕がなくなってしまうと、ひとまず冷静さを取り戻すためにも「ひとりになりたい」と感じます。

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主婦がひとりになりたいと思う最大の原因は育児

 

「主婦休みの日」が提言されるようになりましたが、主婦が「ひとりになりたい」と切望する最大の原因は育児だと考えられます。

いったいなぜ育児が原因で「ひとりになりたい」と考えてしまうのか、その理由については次の通りです。

 

育児中は主婦に休みがない

育児に休みはありません。

なぜなら、子供は生きているかぎり手を抜くことができないからです。

 

そのため主婦にはプライベートタイムはほとんどありません。

せいぜい子供が保育園や幼稚園、学校に出かけている間や眠っている間に一息つけるくらいです。

それも家事をこなしていればほとんど自分のための時間としては使えません。

 

多くの主婦は仕事をしている人も、専業主婦でも、睡眠時間や自分の時間を削って育児に費やしているのです。

「自分の時間がない」という事実は、精神的な負担になります。

 

そのため気持ちに余裕がないので怒りっぽい性格になってしまい、そんな自分に罪悪感を感じたりしてますます精神的に疲労するという悪循環に陥ります。

精神的な負担からリフレッシュを求めて「ひとりになりたい」と感じるのです。

 

子供よりも夫との関係が影響する

育児中に休みがないからといって、全ての主婦が「ひとりになりたい」と思い詰めるわけではありません。

育児に加え、夫との関係がどうなっているかが大きく影響します。

 

夫が家事や育児に非協力的であったり、たまに息抜きのために一人で外出しようとしても「子供や自分を残して出かけるのはダメだ」と束縛してきたりすると、「私ばかり負担を強いられている」という不満が募ります。

 

夫との関係が上手くいっていないとき、育児での疲れや不安が爆発し「ひとりきりになりたい」と思ってしまうのです。

 

主婦が気持ちに余裕を持った方が家庭内はうまくまわる

主婦は「ひとりきりになりたい」と思う反面、「子供のことを一瞬でも忘れようとするなんて、私は母親失格だ」という罪悪感に苛まれ息抜きする時間をもてないケースが多いです。

 

しかし母親が無理をして精神的な余裕がなくなると、子供や夫への態度に影響を与えます。

精神的な負担が増加してしまうと、子供が可愛いと感じられなくなり、最悪の場合は虐待を行うこともあり得るのです。

子供を無視することも虐待の一種です。

 

主婦も一人の人間ですから息抜きが必要ですし、ひとりきりになる時間も重要です。

「私が気持ちよく過ごせるから家族も気持ちよく過ごせる」と割り切って、ときにはひとりきりになってリフレッシュしましょう。

そのために子供を預けたり夫に家事や育児を任せられるようにしておくことが大切です。

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妻が離婚してひとりになりたい理由は単純な日々に辟易

 

妻が「離婚したい、そしてひとりになりたい」と考える理由のひとつに「単純な日々の繰り返しがいやになった」という点が挙げられます。

 

なぜ同じ事の繰り返しが「ひとりになりたい」という欲求を高めるのでしょうか。

理由は次のように考えられます。

 

ルーティンワークをこなしてばかりだと新鮮みが足りなくなる

お互いに働いている共働き世帯も、専業主婦がいる家族も、毎日家事と仕事のルーティンワークばかりになると新鮮みが失われます。

すると退屈な気持ちが爆発し、「この退屈から逃れたい」という気持ちから離婚に走ってしまうのです。

 

毎日同じ事ばかりを続けていると、「別に私でなくてもいいのではないか」という気持ちが高まってしまいます。

 

家事ばかりしていると人格を否定されている気持ちに陥る

夫や子供との会話が「ここ掃除しておいて」「ご飯つくって」といった家事にまつわる指示だけになってしまうと、「私は家政婦じゃない」「私がいなくてもロボットがいればこの家族は満足するんじゃないか」と感じてしまいます。

 

また「ここがまだ汚れている」「この料理は不味い」など、家事を否定する言葉を投げつけられても、自分を否定された気持ちになってしまいます。

特に専業主婦の場合、外に出て働いていなければ自立した大人ではないと考え、状況を打破するために離婚を選択する場合があり得ます。

 

四六時中、自分のためではなく家族のための用事ばかりこなしていると「ひとりきりになって自分の尊厳を取り戻したい」と考えるようになるのです。

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夫が離婚を望む要因は家庭が癒しの場にならない

 

夫が離婚を望む理由のひとつとして「家庭が癒やしの場ではなくなった」という点が挙げられます。

 

男性は家庭を安住の地にしたいとかんがえるものですが、その理想と現実の板ばさみに陥ったとき、「ひとりになりたい」という欲求が膨らみます。

どういった場合に夫が家庭を癒やしの場ではないと考えるのか、具体的に解説します。

 

 

夫には夫の世界がある

「男には7人の敵がいる」という言葉がありますが、社会に出ると様々な競争相手がいます。

人間関係や仕事関係で疲れて家に帰ってくるわけですから、夫は家庭に癒やしを求めています。

 

しかし夫には夫の不満や疲れがあるのに、妻が家庭での愚痴や不満を帰ってきた夫に吐き出してばかりいると、「自分だって疲れているのに」という夫の不満が重なります。

 

妻の方で夫の思考回路を理解せず、一方的に自分の要求だけを押しつけていると「こんなことならひとりきりでいるほうがマシだ」と、夫は「ひとりきりになりたい」と考えてしまいます。

 

自分の家族に対する注文や愚痴は自分自身を否定された気持ちになる

夫の両親や親族に対する不満を妻が夫に直接ぶつけると、夫はまるで自分が否定されたように感じます。

妻にとっては夫の両親に対する不満は夫自身への不満ではないのですが、夫にとっては違います。

自分自身を否定されていると感じると、家庭にいても居心地はよくありません。

 

その結果「ひとりきりになりたい」という気持ちが大きくなっていくのです。

夫の家族や親族を批判的に話さないように注意が必要です。

 

思い遣りのある言葉に男性は癒やされる

「お疲れ様」の言葉1つで、夫は「自分の事を気遣ってくれている」と心が安らぎます。

思っているだけでは相手に気持ちは伝わりませんので、感謝の言葉や思い遣りの言葉は常日頃から口に出して伝えるようにしましょう。

 

外での疲れを忘れられるように、ひとりきりになれる個室などがあると夫も気分がリフレッシュできます。

しかし一番重要なのは、一緒に住んでいる家族の思い遣りの言葉と態度です。

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ひとりになりたい心理にはプライドの高さが関係している

 

男女を問わず、プライドの高さは「ひとりきりになりたい」という心理と深い関わりがあります。

その原因については次のような点が挙げられます。

 

プライドが高い人ほど人に弱音を吐けない

プライドが高い人は、理想の自分像が高かったり完璧主義者の傾向があります。

そのため他人に弱音を吐くことはプライドを傷つける行為に感じます。

 

仕事が忙しいとき、何をやっても思い通りに行かないときなど、悩んだり困っている自分を他人には知られたくないのです。

そこでプライドを守るためにひとりになりたいという欲求が湧いてくることがあります。

 

理想の自分を演出したい

プライドが高い人は、他人に対する自分の印象を良くしたいと感じることが多いです。

表面上の自分を取り繕うことが出来なくなることは、恐怖に近いほどの忌避感を感じています。

そのためうまく自分を演出できなくなったときに「ひとりきりになりたい」と考えます。

 

人から指図されるとストレスになる

プライドが高い人は、自分の言動には自信があります。

それなのに他人から指図を受けてしまうと、自分が否定されているような気持ちになりストレスを感じてしまいます。

 

ストレスの源から逃れるために、「ひとりきりになりたい」と考えてしまいます。

ひとりきりになれば人から指図を受けることも無理強いされることもないからです。

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ひとりになりたい時に行く場所があると気持ちが安定する

 

「ひとりになりたい」と感じる場合、それは他人に対して自分の姿をうまくとりつくろえなかったり、自分の考えや気持ちを冷静に見つめるために必要な時間だったりとその心理は様々です。

 

多くの場合、気持ちの整理が必要なときに「ひとりになりたい」と感じるものです。

そんなときはたとえ長時間でなくてもいいので、「自分は今、ひとりきりだ」と感じられる場所に身を置くと気持ちが安定します。

 

「自分はひとりきりだ」と感じられる場所は人によってバラバラです。

たとえばトイレや車内といった狭い空間であっても安心できればそれはその人にとってのセーフティハウスとなります。

 

自分のための個室が家にはないという方は、カラオケボックスや自習室、ホテルの一室、漫画喫茶、ネットカフェなど家の外にある個室空間を利用するのも1つの手です。

 

 

また隠れ家カフェや住んでいる場所から遠く離れた公園や図書館、普段利用しない駅のベンチなど、「知っている人に会う確率が低い場所」であれば人混みの中でも「ひとりきり」と感じることができる人もいます。

 

気持ちを切り替えたいときは神社や海辺など静かな環境が整った場所もおすすめです。

 

自分だけの「ひとりきりになれる場所」を知っておくと、心に余裕が生まれます。

大切なのは自分にとって快適な空間を知っておくことです。

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