一生懸命頑張ることは素晴らしいことですが、その状態がいつまでも続けられるかというとそうではありません。

中には昨日までの頑張りが嘘のように、何事にも無気力になってしまう人もいます。

 

からっぽになってしまったかのように無気力になってしまうことを「燃え尽き症候群」と呼びますが、いつまでも立ち直れないのは問題ですよね。

 

この記事ではそんな燃え尽き症候群の症状やセルフチェック方法について解説します。

症状について詳しく知ることで、治療に手をつくすことができます。ぜひ参考にして下さい。

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目次

燃え尽き症候群とうつ病の違いについて

 

燃え尽き症候群と近いものに、うつ病があります。

燃え尽き症候群とうつ病では、どのように違ってくるのでしょうか?

自責的と他責的

うつ病と燃え尽き症候群の違いの大きな違いの1つは、問題の責任が自分にあると感じているか、他人にあると感じているか、ということにあります

 

うつ病の場合は、自分が努力しても成し遂げられないことや達成できないことに対して、自分の能力が足りなかったためであると考えたり、自分に原因があって成果を上げることができないのだと考えがちです。

 

一方で燃え尽き症候群の場合には、自分が努力しても成し遂げられないことに対して、他人が原因であると考えがちです。

 

それによって自分では対処することができないと思い、お手上げの心理状況に陥ったり、他人に対して怒りや攻撃を向けてしまいがちになります。

 

またうつ病と燃え尽き症候群を比較した場合、うつ病のひとはある程度自分のストレスを自覚していることが多いとされます。

またかつ、性格的にクヨクヨと悩んでしまいやすい気質を元々持っていることも多いです。

 

燃え尽き症候群の場合には自分のストレス状況の自覚が無く、全力で目の前にあることに向けてエネルギーを投入します。

その結果として、目の前の目標が無くなった時に心の中が空っぽになり、一気に心の疲れや負担が押し寄せます。

 

燃え尽き症候群になりやすい人はエネルギーが高く、猪突猛進で物事に突き進んでいくタイプの人が多いとされます。

 

燃え尽き症候群が悪化するとどうなってしまうのか?

 

持つき症候群の人は、自分がどれくらい疲れを感じているのかということに、中々気がつくことができません。

 

また世の中の社会の風潮としても燃え尽き症候群になりやすい一心に取り組むタイプの人を高く評価する傾向にあり、燃え尽き症候群になりやすい人は、ますます仕事に邁進するようになります。

 

そして仕事に一区切りついた時点などで、蓄積された疲労などから急に動けなくなります。

 

またかつ燃え尽き症候群になりやすい人は、問題の原因は他人にあるとして、自分以外の周囲の人に辛く当たってしまうことがあります。

 

周囲の人は燃え尽き症候群になりやすい人をせっかく支えようと思っていたのに、辛く当たられたことで離れていったり、関係を修了させてしまうようになります。

 

それにより燃え尽き症候群になりやすい人は、お酒やギャンブルなどに依存しないと心が支えられなくなったり、ひどい場合にはうつ病に発展してしまいがちです。

 

うつ病に罹ると大きく活動が制限される他、自殺の可能性も高まり危険な状態になります。

 

燃え尽き症候群は、悪化させないことに大きな注意を払う必要があるでしょう。

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燃え尽き症候群は発見しづらい?

 

前の章では燃え尽き症候群がひどくなると、生命の危険までが脅かされる可能性があることがわかりました。

早期発見が大切な燃え尽き症候群ですが、発見しにくいものなのでしょうか?

 

特定のことのみに無気力になってしまう場合がある

燃え尽き症候群の人はうつ病の人とは違い、自分自身のストレスが大きく高まっていることに、中々気が付けません。

 

また勉強や仕事など、自分にとって大きく関わる大事なことにのみ無気力になってしまい、それ以外の好きな事や家事等には支障が無いこともあります。

 

そのため本人も「怠け心が出ているだけだ」と思ったりして、特に病院などを受診することなく日々を重ねてしまいます。

 

うつ病で特に大うつ病の場合には、仕事も好きなこともどれをとっても無気力になり、寝込まなければいけない生活が続きます。

 

燃え尽き症候群の場合は、取り組む事柄によって症状の強さが変わってくることもあるので、本人も体の異変だとは思えず、うつ病とは違って発見しづらいことがあります。

 

燃え尽き症候群もうつ病と同じで、適切な対処を早めに取れば、症状がひどくなることを防ぐことができます。

 

しかしながら発見しにくいことによって対処が遅れてしまうことが多く、気が付いた時にはかなり症状が進行してしまっていた、ということもあります。

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燃え尽き症候群の原因となる特徴や性格について

 

燃え尽き症候群の原因になる特徴や性格には、どのようなものがあるのでしょうか。

一緒に見てみましょう。

 

完璧や完全を目指してしまう

燃え尽き症候群になりやすい人は、完璧主義者である場合が多いと言えます。

 

完璧主義者は自分に対しても周囲に対しても、求めるハードルの水準がとても高いものになりがちです。

 

そのため世の中の出来事は、自分の設定したハードル程高い理想にかなうようなことはほとんど無く、完璧主義者の人はそうではない人に比べて、心が折られた経験が多くなってしまいます。

 

また出来ていないところにばかり意識がいくので、上手くいかなかったことからくる焦りや不安がかなり生じてきます。

 

燃え尽き症候群の人は「上手く行かないのは自分の責任ではなく、他人にある」と考えてしまいがちなので、上手くいかないことに対する自己コントロール感が失われることになります。

 

それにより、大きな目標地点に達したところで、急激な気持ちの落ち込み等を感じるようになります。

 

 

ネガティブな性格やマイナス思考の持ち主である

燃え尽き症候群になりやすい人は、ネガティブな性格やマイナス思考の持ち主であると言えます。

 

なぜならマイナス思考の人は、行動する前から「きっと無理に違いない」と考えたり決めつけてしまいがちです。

 

そのため行動する前から行動することを止めてしまい、止めずに続けて結果を残した人に比べて、低い評価を与えられてしまうことが多くなります。

 

燃え尽き症候群になりやすい人は元々超モーレツタイプで仕事をする人も多いので、「こんなに頑張っても評価されないなんて」と虚無感を感じ、無気力になってしまいやすいことが言えます。

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燃え尽き症候群を予防するための方法について

 

ここまで読んできて、燃え尽き症候群にならないようにしようと思われた人も多い事でしょう。

燃え尽き症候群を予防するには、どのような対策を取ったら良いのでしょうか。

 

休みは取れる時に取っておく

燃え尽き症候群を予防するためには、自分自身の脳が自分の行動や思考をきちんと整理できるように、状況を整えてあげることが大切です。

 

その第一歩としては、体調面の管理があるでしょう。

 

燃え尽き症候群になりやすい人は、自分から休むようなことがありません。

けれども高いパフォーマンスを維持するためには、きちんと休むことが大切であることは言わずもがなでしょう。

 

仕事があまり詰まっていない時にはできるだけ積極的に休みを取るようにしたり、デスクワークをする時にも長時間ぶっ通しで続けたりはせずに、適宜休憩を入れるように心がけましょう。

 

好きなことや大事なことに力をいれる

燃え尽き症候群にならないための方法として大事なのは、自分の好きなことややりたい事をできるような環境を持っておくことです。

 

苦手なことはどのような人にとっても、心理的な負担が大きいものです。

そのため上手く行かないことがあると、苦手な上に上手く行かないことから、かかってくるプレッシャーがとても大きなものになります。

 

自分が好きな事であれば、多少上手くいかないことがあっても、さほどプレッシャーには感じないでしょう。

 

このような環境を作るためには、自分の苦手なことは得意な人にできるだけ任せるようにしたり、どうしても避けられないことは予め上司と相談し、少しでも条件を良くしておくということが具体例として挙げられるでしょう。

 

日記をつける

記録をつけておくことは、自分の成長や成果を感じられるだけではなく、客観的な材料として自分を振り返る手がかりとなるでしょう。

 

仕事や勉強などをしていると、どうしてもマイナスの感情になってしまうこともあるでしょう。

 

けれども書くことは、自分の心を表現する事につながります。

自分の中の嫌な感情を外に出すことにつながるので、書く事で気持//kokoridc.com/wp-content/upすっきりしたり、自分を正しく見つめられるようになります。

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燃え尽き症候群になりやすい職業について

 

世の中には様々な仕事がありますが、燃え尽き症候群になりやすい仕事には、どのような仕事があるのでしょうか。

 

ストレスや負荷の掛かりやすい仕事は要注意

燃え尽き症候群は、周囲から高い期待をかけられて強いプレッシャーを感じている時や、客とトラブルになった時などになりやすいと言われています。

 

教師や医師、弁護士や営業職、ヘルパーや保育士といった対人援助や対人サービスの仕事では、そのような強いストレスがかかる業務が多く、燃え尽き症候群になりやすいことが言われています。

 

けれどもあくまでもこれらのことは統計的なデータに基づくものではなく、多くの人が共有して持つ経験則上のものから言えることです。

参考程度に、捉えておくべきでしょう。

 

燃え尽き症候群に陥りやすい状況とは?

 

燃え尽き症候群には、陥りやすい状況があると言えます。

どのような状況では、燃え尽き症候群に陥りやすいと言えるでしょうか。

 

大きなイベントの後には気をつける

一般的に燃え尽き症候群になりやすい状況やタイミングとしては、大きなストレス状況から解き放された時であると言われています。

 

スポーツや音楽等の大きな大会が終わった後や重要な商談や大きなプロジェクトが終わった後、受験や定期テスト等の試験が終わった後が、気持//kokoridc.com/wp-content/up緩みやすく、燃え尽き症候群になりやすいタイミングであると言えます。

 

大事な大会等が終わるまでは、全力を出し切ろうとするのはごく普通のことであると言えます。

 

知識として気持//kokoridc.com/wp-content/up緩んだ時に体調を崩しやすくなるのを知っておく他、周囲の人がプレッシャーを脱した人をサポートする環境を整えておくことが大切です。

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燃え尽き症候群からの回復を早めるための習慣とは?

 

もしも万が一燃え尽き症候群になってしまったとして、そこから回復を少しでも早くする方法はあるのでしょうか?

どのような習慣を持つと良いのか、解説します。

 

叱咤激励をしない

燃え尽き症候群は、弱ったり焦ったりしている時に、自分を追い込んでしまうことで発症します。

 

自分に厳しく責任感が強い人や真面目な性格の人は、自分を責めて追い込んでしまいやすいために、燃え尽き症候群になると重症になることが多々あります。

 

叱咤激励されるとその期待に応えなくてはと思って、つい無理を重ねてしまう人もいることでしょう。

 

燃え尽き症候群になった時にはうつ病の治療と同じで、叱咤激励は控えるようにしましょう。

言った本人に悪気は無くとも、症状を悪化させることに繋がってしまう可能性があります。

 

叱咤激励するよりも、休息をしっかり取れるように気を配ってあげることの方が、大きな助けとなることでしょう。

 

 

生活リズムを整える

生活リズムが狂ってしまうことによって、体の中の免疫機能等が一気に落ちてしまいます。

 

そのために燃え尽き症候群の時には風邪をひいてしまいやすかったり、病気をしたら中々治らないことがあります。

 

早寝早起きを心がけることで睡眠の質を高め、疲労の回復を助ける習慣をつけるようにすると良いでしょう。

 

またこの時に、睡眠のリズムだけでなく3食バランスよく栄養を取る事、適度な運動をすることで体内の身体機能を維持・向上させることなども、合わせて心がけるようにしましょう。

 

笑うという行為は効果が高い

笑う事は、体内の免疫機能を強める効果を持ちます。

 

またマイナスな気持ちに囚われてしまった時に、お笑い番組などを見て爆笑すると、マイナスだった気持//kokoridc.com/wp-content/upすっきりとリセットされるでしょう。

 

笑うことで気持ちも何となく、前向きになります。

 

燃え尽き症候群になってしまった時には負の気持ちをリセットしていくことが大切で、無理やりではない範囲で適切に気分転換を図っていくことが大切になります。

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燃え尽き症候群は子供にも発生する?

 

大人に見られがちな燃え尽き症候群ですが、実は子供にも見られます。

 

何故なら子供の中にも、受験などで強いストレスを感じるような状況にある人が、いっぱいいるからです。

 

受験勉強も、努力したから必ず志望校に合格できるとは限りません。

子供は子供ながらに、強い挫折感を味合わなければならない機会が多々あると言えます。

 

また厳しいしつけによって、親に自分の思いを直接ぶつけられずに、内側に抱え込まざるをえない子供もいます。

 

さらに大学生であれば、受験という大きな目標を達成したことで、次なる自分の目標を見失ってしまうということもあります。

 

目標を失ったことで極端に無気力になってしまったりすることが、子供の燃え尽き症候群には大きく関係しています。

 

燃え尽き症候群が回復するまでの期間について

 

もしも燃え尽き症候群になってしまったら、治るのにどのくらいの期間がかかるのでしょうか。

また回復するまで、どのようなことに注意を払う必要があるのでしょうか。

 

回復するまでには長期間を有する

燃え尽き症候群から回復するには、長い時間を要すると言われています。

 

個人によっても環境的な面によっても違いが出てきますが、重症とは言えない場合でも3~4カ月程度はかかるものであると、覚悟をした方が良いでしょう。

 

また重症の場合だと、1年かそれ以上かかってしまうこともあります。

回復するまで、焦らずに腰を据えて取り組むようにしましょう。

 

決して焦っては行けない

うつ病の治療の場合もそうですが、焦って早く回復しようとすることは、燃え尽き症候群の回復にとって逆効果になります。

 

体をしっかりと休ませることも大事な仕事であり、燃え尽き症候群の回復期間中は、毎日の体の疲れを翌日に持ち越さず、きちんと疲れを取るようにしましょう。

 

また自分1人だけで回復のためのプロセスに向かっていると、周囲の人からの期待などを感じ取って、無理してしまうこともあるでしょう。

 

周囲の人に打ち明けて、協力体制を作っておくことが大切です。

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燃え尽き症候群かどうかチェックのためのツールについて

 

ここまで読んできて、周囲の人や自分が燃え尽き症候群かどうか、気になっている人もいることでしょう。

燃え尽き症候群かどうかチェックするツールには、どのようなものがあるのでしょうか。

 

燃え尽き症候群をチェックするツールMBIとは?

燃え尽き症候群かどうかをチェックするためのツールとして、アメリカの社会心理学者クリスティーナ・マスラックが考案したマスラック・バーンアウト・インベントリ(MBI)というものがあります。

 

精度については改良の余地があるものの、MBIは現在最も一般的に使われているチェックツールであると言えます。

 

これは簡単な質問に答えることで実施されます。

簡単にチェックできるということが、MBIの強みであると言って良いでしょう。

 

 

症状を見るのではなく、洗い出すためのツールである

MBIは、あくまで燃え尽き症候群の可能性が高いかどうかを判別するための、補助的なツールであると言えます。

 

そのためMBIをやったからと言って、必ずしも燃え尽き症候群かどうかを断定することはできません。

 

また大事なのは、燃え尽き症候群であるかどうかを判定したり、燃え尽き症候群のどのような症状に当てはまるかという、類型論にあなたや周囲の人を押し込めるのに、MBIがあるわけでは無いという事です。

 

MBIを使うことでどのような経過をたどって燃え尽き症候群になってしまったのか、燃え尽きるまでにどのようなことをしてきたのか、ということを洗い出すことができます。

 

自分の辿った筋道を確認し、その先の未来を考える手立てとするという点で、過去を未来につなげていくための方法を模索できるチェックツールであると、言えるでしょう。

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燃え尽き症候群かどうかをセルフチェックする方法

 

では実際に、燃え尽き症候群かどうかセルフチェックする方法を見てみましょう。

 

MBIの一部を用いた簡単なセルフチェック方法

 

① 感情の消耗による燃え尽き度

以下の質問に対して、当てはまるものを選択し、得点を合計して下さい。

 

1.仕事をすることで情緒が消耗している

全くない・・0点

年に1回ある・・1点

月に1回ある・・2点

月に2~3回ある・・3点

週に最低1回ある・・4点

週に2~3回ある・・5点

毎日ある・・6点

 

2.長時間人と接する仕事に多大な労力を要している

問1と同様に1~6点でチェック

 

3.自分が仕事によって壊れていくように感じている

問1と同様に1~6点でチェック

 

4.今の仕事に不満がある

問1と同様に1~6点でチェック

 

5.自分は仕事を頑張りすぎだ

問1と同様に1~6点でチェック

 

6.心も体も悲鳴をあげているように思える

問1と同様に1~6点でチェック

 

合計点から見る判定

5点以下:燃え尽きの程度は軽い

6~11点:燃え尽きの程度は中程度

12点以上:燃え尽きの程度は重度

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② 脱人格化による燃え尽き度

以下の質問に対して、当てはまるものを選択し、得点を合計して下さい

 

1.相手を物のようにみてしまうことがある

全くない・・0点

年に1回ある・・1点

月に1回ある・・2点

月に2~3回ある・・3点

週に最低1回ある・・4点

週に2~3回ある・・5点

毎日ある・・6点

 

2.相手と向き合うことを考えると気が重い

問1と同様に1~6点でチェック

 

3.相手のせいで自分の仕事が増えるように思う

問1と同様に1~6点でチェック

 

4.相手に何が起こってもどうでもよい

問1と同様に1~6点でチェック

 

5.以前よりも人に対して感情がわかない

問1と同様に1~6点でチェック

 

6.仕事が自分を無干渉に変えたと思う

問1と同様に1~6点でチェック

 

7.仕事が終わった時に精神的な限界を感じる

問1と同様に1~6点でチェック

 

合計点から見る判定

5点以下:燃え尽きの程度は軽い

6~11点:燃え尽きの程度は中程度

12点以上:燃え尽きの程度は重度

 

③ 達成感の低下による燃え尽き度

以下の質問に対して、当てはまるものを選択し、得点を合計して下さい

 

1.仕事で価値のあることを成し遂げられた

全くない・・0点

年に1回ある・・1点

月に1回ある・・2点

月に2~3回ある・・3点

週に最低1回ある・・4点

週に2~3回ある・・5点

毎日ある・・6点

 

2.エネルギーが常にある

問1と同様に1~6点でチェック

 

3.相手が何を思っているのか理解できる

問1と同様に1~6点でチェック

 

4.相手へ成すべきことをしっかりと行えている

問1と同様に1~6点でチェック

 

5.仕事中は感情的にならない

問1と同様に1~6点でチェック

 

6.自分が働くことによって他人によい影響を与えている

問1と同様に1~6点でチェック

 

7.他人にくつろいでもらえるような雰囲気を作っている

問1と同様に1~6点でチェック

 

8.仕事で相手が自分に心を開いてくれると良い気分になる

問1と同様に1~6点でチェック

 

合計点から見る判定

33点以下:燃え尽きの程度は重度

34~39点:燃え尽きの程度は中程度

40点以上:燃え尽きの程度は軽度

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燃え尽き症候群の症状とは

 

燃え尽き症候群には、具体的にどのような症状があるのでしょうか。

一緒に見てみましょう。

 

感情が消耗して無気力になっている

燃え尽き症候群の中で最も代表的なのは、無理をわかりつつも限界を押して頑張り、そのうちに無気力になってしまう症状です。

 

これは無理を押したことで感情が大きく消耗され、エネルギーが大幅に消費されてしまったことによります。

 

今までエネルギッシュだった人が全くの無気力になってしまうため、周囲の人から見ると大きな戸惑いを感じます。

 

 

突然人が変わってしまう

今まで優しかった人が急に冷たくなったかのような振る舞いをしたり、人に対して物を扱うかのように、雑な態度を取るようになります。

 

今までの人柄からは想像がつかなかった振舞いをするので、他の人から見ると別人に成り代わってしまったのではないかと感じます。

 

達成感が味わえない

今まで自信を持ってやっていたことに対し、急に自信を持てなくなってしまったり、達成感を感じなくなります。

 

情熱を傾けていたことに対する手ごたえが返ってこないので、急に意欲が下がり、仕事の効率も一気に下がります。

 

それらが一連の悪循環のループとして、グルグルと回り続けるようになります。

 

燃え尽き症候群は何科を受診すればよいか?

 

あなた自身や周囲の人が燃え尽き症候群かもしれない時には、何かを受診すれば良いのでしょうか?

一緒に見てみましょう。

 

初診に適している診療科目

燃え尽き症候群の初心に適している診療科目は、精神科や心療内科、脳神経外科などを挙げる事ができます。

 

そのためこの3つのどれかに対応できる病院であれば、燃え尽き症候群について見て貰える可能性が高いでしょう。

 

また中でも、心療内科はその3つの中で、比較的広範囲を扱う診療科目です。

もしもどの科を受診すればいいかわからない時には、心療内科を受診してみることをお勧めします。

 

より詳しくみてもらえる専門外来について

すでに燃え尽き症候群で確定していて、より詳しく見て貰いたい場合には、心身症専門外来という科目があります。

 

これは心身症の中でも、より専門的な治療に特化した診療科目です。

標榜している病院はかなり限られてしまうので、インターネットなどで情報を集めて受診すると良いでしょう。

 

人によっては病院以外の方法もある

燃え尽き症候群は、メンタルトレーニングの分野とも被っています。

 

そのため、人によっては、病院を受診するよりもスポーツトレーナーなどのメンタルリズムを扱う人に相談した方が、適切な解決につながることがあります。

 

様々な方法から、自分に合った方法を見つけるようにしましょう。

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燃え尽き症候群についてのQ&Aについて

 

燃え尽き症候群について、疑問に思うことがある人もいることでしょう。

ここでは、あなたの燃え尽き症候群に対する質問に、お答えします。

 

トップアスリートは燃え尽き症候群になりやすい?

トップアスリートは常にトップであることを期待され、いつも高いストレス状態にあると言えます。

 

そういう点で普通の人に比べたら、燃え尽き症候群になりやすいということは言えるでしょう。

 

またトップアスリートに限らず、スポーツは結果がはっきりと出る厳しい世界です。

スポーツをやっている人は、そうではない人に比べて、燃え尽き症候群に近い状態を体験しやすいと言えましょう。

 

 

燃え尽き症候群になったことがある有名人について

芸能人の中では安室奈美恵さんや吉高由里子さんが、燃え尽き症候群になったことがあるという情報があります。

 

またオリンピック選手ではフェンシングの太田雄貴選手、アメリカの競泳選手であるマイケル・フェルプス選手等を挙げることができます。

 

有名人は世間からの注目も高い分、受けるプレッシャーも大きくなります。

それが、燃え尽き症候群を誘発してしまいやすい原因となるのでしょう。

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