守銭奴の意味とは

 

「守銭奴」と書いて「しゅせんど」と読みます。

金銭にただならぬ執着を持つ、ケチでお金を貯めることばかりに執心する人を指します。

 

欲深い守銭奴にとっては、貯金の額が増えることだけが生きがいなので、全ての判断は貯金の額を増やすことを最優先にします。

付き合う相手の価値も貯金が増えるか減るかということに直結しています。

 

17世紀のフランスで、モリエールという脚本家の手で書かれた戯曲の名前も「守銭奴」(原題:L’Avare)でした。

主人公であるパリの商人アルパゴンが金銭への執着が強い人で、息子や娘に金のために好きでもない相手と結婚をさせ、挙句の果てに、自分は息子の恋人と再婚しようとして騒動を巻き起こすという喜劇です。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

守銭奴の類語や同義語をチェック

 

守銭奴のような人を指す他の言葉についても触れてみましょう。

 

金の亡者

守銭奴と同じような使い方をする言葉に、金の亡者があります。

やはりお金を手に入れることが最優先で、全ての価値基準がお金の出入りで考えてしまう人のことです。

 

守銭奴と少しだけ違うのは、金の亡者はお金を手に入れるため、自分のお金を減らさないために、他を犠牲にすることを厭わないことです。

 

お金のためだったら迷わずに他人を裏切ります。

お金に執着し過ぎて身を亡ぼすような人に、良く当てはまります。

 

吝嗇家

「りんしょくか」と読み、ケチな人という意味です。

 

吝嗇の指す意味がそもそもケチなので、そのままなのですが、使い方には少し特色が入ります。

守銭奴が金の亡者が金集めをイメージさせるのに対して、吝嗇家はお金を使いたがらない人をイメージさせます。

 

お金を減らさないために、快適さや生活上の必要の一部を犠牲にもしますし、自分のお金や所有物が減るのを嫌って物惜しみもします。

 

銭ゲバ

銭ゲバのゲバは、ドイツ語のゲバルト(Gewalt:暴力、権力)から来ており、昭和40年代に繰り広げられた学生運動の際に、学生たちが国家に対する実力闘争を指して使われた隠語です。

 

加熱した彼らは、志向が食い違うと仲間内でも争うこと(内ゲバ)があり、そのことから「自分の思想の実現のためなら何でもする、他人がどうなろうと構わない」と思う人にゲバの文字が使われました。

 

その対象がお金、銭である人を指して「銭ゲバ」と言われるようになりました。

つまりは銭ゲバは「お金のためならなんでもする人間」という意味です。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

守銭奴は小銭まできっちり割り勘

 

守銭奴のいきがいは、貯金の額が増えることです。

貯金の額が増えれば幸せで、額が減れば不幸です。

言葉を換えれば、自分のお金が出てゆくことを嫌うということです。

 

その傾向は、恋人とのデートや後輩を連れた食事の時まで及びます。

相手に対して優位な立場であるならば、その会計を割り勘で通そうとすることで現れます。

 

多めに出そうという発想は無く、会計では小銭単位まできっちり計算します。

驚いたことに、自分が主催したイベントに招待した相手にさえ、割り勘による会費を求めてしまいます。

 

逆に、自分が下の立場で連れて行かれた場合やご招待を受けた際には、当然のこととして相手のおごりであることを期待しています。

 

立場によって期待するものに矛盾が生じていることにさえ気付いていない守銭奴は、その独り善がりが命取りになることもあります。

 

社会人となると、その立場上、いろいろなお付き合いも出てきますが、守銭奴にとってはお構いなしで、勘定だけはシビアです。

 

その場の空気を壊さないように大雑把に割り振るとか、後々の関係を考えて自分が相手の分まで支払うということもしません。

 

守銭奴というのは、自分が出すお金は割り勘まで、自分が得をする招待は大好きで相手のおごりは大歓迎、場合によっては相手にたかりすらする奴です。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

守銭奴の特徴は金持ちほどケチが多い

 

「お金持ちはケチ」という言葉を耳にすることがあります。実際に「金持ちなのに出し惜しみしやがって」と思った経験を持つ人も少なくないでしょうし、無条件にお金を出してくれるようなお金持ちは少ないことも確かです。

 

しかし、本当にお金持ちはみんなケチなのかというと、それは違うようです。

 

 

お金持ちの中にも、社会が求めるものを供給するためにお金を使う実業家と、利潤を得るためにお金を使う資本家がいます。

どちらも周りの人々が幸せになるために行っている分には良いのです。

 

こういった人たちがお金を使う時には、それが目的にかなっているのか、浪費につながらないのか、逆に周囲を貶めることに繋がらないのかを、細かく検証します。

その結果が出し惜しみやケチと感じ取られる原因になります。

 

ところが、資本家の中には自分の金を増やすことだけを目的としている守銭奴が混じっています。

金持ちの守銭奴は徹底しています。

 

無駄な出費の一切を嫌い、自分の貯金が増えるか減るかだけに執着し、それが他者にどういう影響を及ぼすのかということには考えを及ぼしません。

まさに自分だけよければという、せこい考えで判断します。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

守銭奴男は高級品を身につけていても女性にプレゼントしない

 

高級品を身に付けている守銭奴を目にすることがあります。

というより、守銭奴男や成金男には、センスの悪い高級品がつきもののイメージがあります。

 

実はこの高級品、相手から信用してもらうための仕事用アイテムである場合があります。

お金稼ぎのために必要な出費と考えていたりするのです。

 

そんな守銭奴男にとって、恋人が高級品を身に付けることに意味を持ちません。

 

恋人へのプレゼントには直接の出費が伴うものの、収入につながる要素が見当たりません。

 

お金に換算できない愛情に興味を持たない守銭奴にとっては、プレゼントは相手を取り込んで利益を大きくするための撒き餌程度の意味しかありません。

 

心のどこかで期待する女性がいるサプライズも、恋人に対するものとしては発想自体がありません。

 

もし守銭奴の彼からサプライズによる接待を受けたならば、残念ながら種乳が見込まれるお客様として認識されたことになります。

 

同じように感謝や誠意についても、それは相手に借りを残さないための表現でしかありません。

そこで使われる言葉も、単に習慣的なものであったり義務を果たすために選択された言葉にすぎません。

 

他人との関係に愛情も感謝も入り込まない守銭奴には周囲との間に信頼関係が存在せず、家族であろうと共同事業者のような付き合い方をします。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

実は守銭奴男には小心者が多い

 

お金持ちの守銭奴について書いてきましたが、実は守銭奴には小心者が多いものです。

大胆な行動が出来る守銭奴を小心者という表現が相応しくないなら、慎重で確証の無いことには消極的と表現しても良いかも知れません。

 

誰のことも頼りにしていない守銭奴は、自分も誰からも頼りにされないことを理解しています。

困った時に支えて貰えるといったイメージを持てないことが、勢いで動くことを抑制します。

 

病気になっても誰も看病してくれません。

それどころか病気になると薬代や治療費がかかります。

守銭奴にとって、予定外の出費があることは非常に悔しいことです。

 

そんな悔しい思いをしないために、自分の健康は自分で守ります。

人混みを避けたり咳きこんでいるいる人を避けたりして気を遣います。

 

徹夜で遊んで不必要に体力を使うようなことも避けます。

病気に怯える小心者に見えます。

 

仕事の失敗には、誰のフォローもイメージできません。

だから守銭奴は、責任を負うことから逃げます。

 

みんなは遣り甲斐と感じる、責任を伴うようなプロジェクトからは逃げながらも、残業代を稼ぐために単純作業は喜んで引き受けます。

責任から逃げる小心者です。

 

何か行動を起こさなければならない時でも、守銭奴は相談する味方がいません。

味方が居ない以上、出会う相手は全て敵のようなものです。

 

敵と対峙する恐怖や不安と戦いながら、できるだけ相手を怒らせないように気を遣い、大勝負にならないように小出しにしようとします。

相手の顔色ばかり窺う小心者です。

 

貯金が減ることを恐れるため、財布のひもは固く、本能的に無駄遣いを避けます。

いつもビクビクしていることを隠すためか、強がりで虚栄心が強い傾向があります。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

女性の守銭奴の特徴は安物買いの銭うしない

 

ビクビクして小銭が減るのも嫌っていた男性の守銭奴に対し、女性の守銭奴は小銭を使った買い物が好きです。

大きな出費をしたくない分、小さな額の出費で買い物欲をな満足させようとしているようです。

 

彼女たちの買い物の場は100円ショップで、価値があろうがなかろうが可愛いと感じた思いを満足させるために幾つもの小物をします。

 

用途を持たない小物たちは、部屋に持ち帰って飾られるかしまっておかれるかしかなく、その結果、部屋の中は使われもしない小物たちで溢れかえってしまいます。

 

使われもしないという意味では、安売りのブランド品を見つけると、手に入れたくなってしまいます。

 

安売りをしていたというだけの理由で手に入れたブランド品は、自分にとって必要な訳でもなく、もったいないので他人にプレゼントするわけでもなく、結局は小物たちと同じく置物と化します。

 

部屋の機能を回復させるために、断捨離を決意して片付けに着手しますが、もったいない気持ちとの折り合いが付けられず、片付かないことと捨てる事との間の善悪の判断が出来なくなり、結局、最小限のゴミの処分だけをして終わりという、労力の割に片付きません。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

世の中の全てを損得勘定で計る守銭奴

 

守銭奴を単純に理解しようとしたら、世の中の全てを損得勘定で計る人、と考えるのが良いでしょう。

 

その行動の全ては利益優先だし、選択肢の中から進む道を選ぶ際の基準は損得の勘定です。

 

守銭奴の女性が付き合う相手に求めるのは、外見や性格ではなく経済力です。

 

自分の求めている生活水準を保証するだけの経済力を持ち合わせていなければ、他の条件がどんなに魅力的であろうが対象外です。

 

と言いつつ、実際に家庭を持ってしまうと、生活水準より貯蓄の額を優先するばかり、質素な暮らしになってしまうことも多いようです。

 

逆に、守銭奴の男性には人間性を求めてはいけません。

彼らを計る物差しは生活水準であり蓄えや仕事の将来性と割り切ることです。

 

結婚や出産を考えた時、相手に求めるのは共感や心の支えではなく、経済的な支えです。

 

とはいえ、出産後に子供の成長には、それなりに出費を肯定するような理由付けが必要になるかもしれません。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

決断する決定打は気持ちや情でなくお金

 

決断にはその時々に関わっているファクターが影響を与えるものです。

 

自分の将来であったり、他者との関係性であったり、その時の自分の立場だったり、経済状況だったり、そこに影響を与えるものは多岐にわたり、複雑なバランスで絡み合います。

だからこそ、人は決断の度に迷い、悩み、その決断を後悔したりもします。

 

守銭奴の決断は単純です。

判断材料はお金の増減そのもので、それ以外のファクターは殆ど意味を持ちません。

 

守銭奴の価値観は独特で、手に入れたり経験したりする物事に対しても、その価値はそれによって増減する貯金の額で評価されます。

 

貯金が増えることのない趣味は持たず、趣味を持ったとしても、それはお金を増やすことに繋がるものが殆どです。

守銭奴の趣味は貯金と言い切っても良いくらいです。

 

守銭奴は人や文化との出会いを楽しむための旅行にも興味を持ちません。

旅行そのものに価値を見出していないため、そこで出会ういろいろな経験をするよりも、金銭の増減に意識が向きます。

 

そのため、経験が目的の旅行ではなく、転売目的の仕入れに出向くのは、苦にならないことがあります。

行った先で仕入れたものが高額で捌けることを予定し、その価値を見定め、値踏みし、できるだけ支払額を抑えて買い付けます。

 

旅行先でお土産を選んでいるように見えても、そこの時点で転売を目論んでいる可能性は低くありません。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

守銭奴の生きがいは貯金だけ

 

守銭奴の生きがいは貯金だけで、それ以外に楽しいと思うことも、信じていることもありません。

生きがいと言いながら、この世で最も信頼している相棒に近い感覚で、貯金を大切にします。

 

 

守銭奴は、唯一の信頼できる相棒にも近い貯金に、過度とも見えるほどの執着心を見せます。

 

その執着心は、冒険を共にする相棒のことを気遣ってレベルアップさせるように、貯蓄額を増やすことに精を出します。

貯蓄額を目減りさせることは相棒が弱って冒険を続けることが出来なくなってしまうように、徹底的に嫌います。

 

守銭奴が常に考えるのは、どうやって通帳の額を増やすのかということです。

 

守銭奴が自ら残業をするのは、仕事を終える為だったり仕事が楽しくて追い込みたいからという訳ではないことが多く、その理由は単に残業費を稼ぐためであることが殆どです。

通帳にその残業費が額を積み上げてゆくことを楽しみに、必要もない残業を繰り返します。

 

ただ、その貯金には目的があるわけでもなく、目標額が設定されているわけでもありません。

額そのものを上げることを楽しみに増やしているため、その額は時として桁違いに大きくなることがあります。

 

守銭奴は、一旦手に入れたお金は消費しないで、使わずに済ませられたことを楽しみます。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

趣味がないことで守銭奴に拍車がかかる

 

もともと人との付き合いやその関係性に無関心な守銭奴ですが、趣味を持っていないことが守銭奴に拍車をかけることに繋がっています。

 

守銭奴となるのは、お金が増えることにしか興味を持っていないことが主因で、それ以外のことに興味を持つことで薄まってゆくものです。

 

そういう意味で趣味を持つということは非常に効果的です。

趣味を楽しむことでお金への執着が薄れますし、同じ趣味を持つ者同士の付き合いが出来れば、情報交換や競争などを通して社会性も身に付いてゆきます。

 

ところが、守銭奴はその性格のせいで趣味を持つことが難しいのです。

結果的に相乗的に守銭奴に磨きがかかってゆくことになります。

 

守銭奴が執着しているのはお金なので、そこにはゆとりも遊び心も入り込む余地がなく、彼等の心の中は常にリアルです。

 

他人と共有する興味も関心も持たないために孤立しますが、そもそも孤立を嫌わないことこそが、守銭奴に拍車をかけてゆきます。

 

彼らに感じ取れる達成感は、通帳の残高が大きくなることでしか得られません。

残高を減らさないためにタダで手に入れることを目指し、それが叶うことで満足感を得ます。

 

それが直接生活の豊かさに影響を及ぼすほどの成果でなくとも、守銭奴にとってタダで手に入れられたという手柄は、普段の節約生活に息抜きをもたらし、ストレスを解消します。

 

同様に、話題の安くて美味しい外食のためには、多少の遠出も厭いません。

得をしたと思えたことで、守銭奴の心の中は勝利者のようです。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

親がお金に汚いと子供は育ちが悪いと言われがち

 

守銭奴の子供は、残念なことに育ちが悪いとみられがちです。

それは、費用の掛かる沢山の経験をさせてもらえてないことが、少なからず影響しているようです。

 

ケチな親から不必要と判断された様々な習い事やイベント等を通した社会との接点を作れなかった子供は、社会との関わりが薄くなることから、しつけのキッカケが少なく、マナーを求められる経験をすること自体が殆どありません。

 

挨拶から始まる初対面の振る舞い方や、目的を共有したグループでの共感や協調、力を貸してもらった時の感謝の仕方や迷惑をかけた時の謝罪の仕方も身に付けるチャンスが乏しくなります。

 

最も差が出るのは、自分を指導してくれる相手との接し方を知らないということで、指導を受けるチャンスを手に入れることのできない子供は、どんどん社会性を失って行きます。

 

さらに、収支のバランスにゆとりが無いわけでもないのに、ケチな親は十分な小遣いを渡さないこともあり、友達との付き合いがお金がないことで上手く行かないこともあります。

 

みんなと一緒に行動する元手が欲しい子供は、一攫千金狙いのギャンブルやたかりに走ることも珍しくありません。

 

余裕のない子供は、みんなと一緒に行動することに貪欲ですが、それがお金が足りないことで叶わなかった時には、それを叶えてくれなかった親ではなく、苦労もせずに叶ってしまった子供をねたみ、その屈辱を繰り返したくないがために、倹約に勤しみます。

 

こういった振る舞いによって、育ちの悪い子供という評価を受けることになります。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

逆玉の輿だけを狙っている守銭奴男の見抜き方

 

情けないことに、逆玉の輿だけを狙っている守銭奴男というのもこの世には存在します。

逆玉狙いの守銭奴男は、財産家の子女に照準を絞ると、そこに自分の居場所を作るための努力は惜しみません。

 

その立場は婿養子と迎えられることです。

相手の親に気に入られるための話題を仕入れ、信用を得るために立派な仕事に就いているという見栄を張ります。

 

 

高い経済力を持つのが家でなくその女性そのであった場合には、専業主夫の座をせしめようと頑張ります。

それは相手の経済力に寄生するためで、決して相手の生き方を肯定しているからではありません。

 

同じように、ヒモに憧れる守銭奴男も存在します。

自分が家族を所有する側ではなくされる側になることや、養われる側になることへのプライドもありません。

 

相手の経済力を手に入れることを夢見て、逆玉狙いの守銭奴男はブランド品に身を纏い、婚活パーティーに通い詰めます。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

守銭奴より厄介な浪費家は特徴も対極的

 

守銭奴の対極にあるのが浪費家です。

実は、この浪費家のほうが守銭奴よりも厄介です。

 

守銭奴は周りとの信頼関係の構築が出来ないことで孤立していますが、裏を返せば自立しているということでもあります。

価値観が違うために頼れる相手にすることはできませんが、変り者と割り切って付き合うにはそれほど害はありません。

 

対して浪費家というのは孤立することに慣れていない分だけ手がかかります。

 

浪費家は見栄っ張りです。

趣味のためには盲目的に出費を重ねてゆきます。

 

そもそも出費そのものがストレス解消であり、それが出来ている間は楽天的です。

限定品に弱く、今しかとか、ここでしかといった商品を見ると、買わずにはいられません。

 

また、自分の持ち物には愛着があるものの、逆にその愛着のためにデザインが刷新されたり機能が追加になった場合には、自分の持ち物も進化させてやりたいと思ってしまいます。

その結果、常に最新のものへの買い替えを繰り返す羽目に陥って行きます。

 

浪費家は、常に外部からの刺激を欲しています。

買い物への衝動だけでなく、付き合いや経験といった面でも、常に周囲への影響を与えているという実感や、成長しているという手応えを欲しがります。

 

そういった外部刺激が無くなり暇になった途端に、浪費家は不安になって行きます。

自分に自信を持てなくなり、自立できなくなります。

 

自信を失った浪費家は、周囲に依存を始めます。

何時でも何処でも自分を最優先して貰わないと気が済まず、蔑ろにされているのではないかと不安を口にします。

 

そんな不安を打ち消すために買い物をしますが、依存の度合いが強くなってしまっていると、自分の手持ちが無ければ依存した相手のお金を使ってしまうという暴挙に出ることもあります。

 

これは、自分を救うための出費は自分を助けてくれる人の当然の義務であり、自分にはそれを受ける価値があると思いたいための確認行為です。

 

依存している側にとっては可愛い甘えのように感じていますが、依存された側にしてみればたまったものではありません。

Sponsored Link

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});